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パリの台所!下町の庶民的な雰囲気がいっぱいで値段も安い。屋内市場に加え、蚤の市も開催されている、大規模なマルシェ。

こんにちは、パリナビです。
パリ観光での楽しみは沢山ありますが、マルシェ散策はやはり外せないもののひとつですよね。色とりどりの野菜や果物が並び、活気あるマルシェの様子は、ぜひ足を運んでみたくなります。
パリにマルシェは数あれど、12区のアリーグル市場は、屋外のマルシェに加え、常設の屋内市場、更にはブロカントと呼ばれる蚤の市まで開催されているとっても盛り沢山なマルシェなのです。バスティーユからも歩いていける距離でアクセスも便利。何といっても月曜以外は毎日開催という、時間のない旅行者には嬉しい限りのマルシェです。
では早速アリーグル市場へ出かけてみましょう!
庶民の台所

庶民の台所

どこにあるの?

12区のバスティーユ広場から伸びるフォーブール・サンタントワーヌ通りとシャレントン通りの間に位置するアリーグル広場を中心にしたマルシェです。メトロ8号線のルドリュ・ロラン(Ledru-Rollin)が一番の最寄駅。2番出口から出ましょう。バスティーユからだと一駅ですが、この界隈は色んなお店が並んでいる賑やかな界隈なので、バスティーユから歩くのもいいでしょう。
そのほかに、メトロ1号線のリヨン駅(Gare de Lyon)からも行くことができます。この場合は10番出口Lagraverand方面から出た方が便利です。徒歩10分ぐらいで着けます。

アリーグル通りの屋外マルシェ

アリーグル通りに並ぶお店は生鮮食品のお店がほとんどです。とりわけ八百屋の多さはびっくりするぐらい。それぞれに工夫を凝らしたディスプレイが見ていても楽しいです。庶民的な界隈だけあって、どのお店もとにかく安い!地元っ子以外にもわざわざここへ買い物にやって来る人達がいるのも納得です。土日は特に沢山の人でにぎわっています。八百屋のおじさん達の威勢のよい掛け声も、雰囲気を盛り上げてくれますね。
アリーグル通りを抜けると、中心部のアリーグル広場に着きます。
ここにもまだまだお店が並んでいますが、今度は広場のすぐ脇にある、屋内市場を覗いてみましょう。
新鮮な野菜や果物が並ぶ 新鮮な野菜や果物が並ぶ 新鮮な野菜や果物が並ぶ

新鮮な野菜や果物が並ぶ

屋内市場、マルシェ・ボーヴォー

18世紀に建てられた、マルシェ・ボーヴォー(Marché Beauvau)は、パリで最も古い屋内市場と言われています。鉄筋の倉庫のような造りで、ちょっと体育館のようですが、天井が高くて光が沢山入って来るので明るい印象です。ここでは八百屋、肉屋、魚屋、チーズ屋などの定番に加え、フランスの地方や外国の食材を扱っているお店が多いのが特徴です。ブルターニュ地方やコルシカ島のハムなども手に入ります。
ポルトガル食材店では、ヴァン・ヴェール(緑のワイン)と呼ばれる独特のワインや、魚のすり身のコロッケ、エッグタルトのパステル・デ・ナータなどがパリの他のお店より安く買えて味も抜群です。
イタリア食材のお店

イタリア食材のお店

マルシェの中でも一押しはイタリア食材店の「リタリアン(LItalien)」。お店の前には長蛇の列ができています。それもそのはず、パリでもなかなか見つけることのできないパスタやチーズなどが、これも決して高くない値段で見つかるのです。お惣菜も売っているので、テイクアウトして試食してみては?
他にもまだまだお店が並びますが、一軒一軒ゆっくりと見て歩きたい、歴史あるマルシェです。
高い天井

高い天井

八百屋のディスプレイも可愛い

八百屋のディスプレイも可愛い

ポルトガル食材店

ポルトガル食材店

こんなオブジェも

こんなオブジェも

イタリアの燻製モッツアレラ

イタリアの燻製モッツアレラ

蚤の市(ブロカント)も開催!

パリ観光では、蚤の市=ブロカントもぜひ行ってみたいですね。でも大体は土日しか開催されていなかったり、分かりづらい場所だったりと、必ずしも便利でないのは事実。マルシェついでに蚤の市も見てみたいという欲張りな人にはアリーグル市場はぴったりです。広場の半分は屋外マルシェですが、もう半分は蚤の市で埋まっています。日用品から衣料品、靴屋までごったに色んなお店が立っていますが、ほとんどの面積を占めているのは、古道具市、古本市のテントです。
所狭しと並べられた商品は、半分ガラクタ市のようでもありますが、それも愛嬌。アクセサリーや小さな陶器などは可愛らしいものもあるのでお土産にもいいかも知れません。お店の人とお値段の交渉なんかもぜひチャレンジしてみて下さい!
色んなお店が出ている 色んなお店が出ている 色んなお店が出ている

色んなお店が出ている

次は、広場周辺の気になるお店をご紹介します。

市場の種屋さん

アリーグル広場に面してお店を構えるLa Graineterie du Marchéは、レトロな雰囲気がとっても可愛らしい種屋さん。店先に並んだハーブや小さな鉢植えが目を引きます。中に入ってみると、量り売りのナッツ類や豆類がずらりと並んでいます。小麦粉まで量り売り!またパスタ類もディチェコの珍しいものが並んでいます。そしてパスタも量り売り!あれ、種屋さんというより乾物屋さんといった方がぴったりきそうですが(?)、とにかくその種類の豊富さは驚きです。
更にお店の奥に入ると、今度こそ種のお店。ハーブや花の種に加え、園芸用の小物も沢山揃っています。この園芸グッズたちはデザインも可愛いです。キッチン用品もなぜかおまけにディスプレイされていました。このごちゃ混ぜ感覚がかえってアットホームな空間を作っているようです。
店主さんも気さくで優しい人ですよ。市場に来たついでに立ち寄りたいお店です。
賑やかで楽しい店内 賑やかで楽しい店内 賑やかで楽しい店内

賑やかで楽しい店内

市場の営業時間は、火曜から土曜までは朝9時から午後1時まで、お昼休みをはさんで午後3時半から7時半までオープン。日曜日は朝9時から午後2時までオープンです。と言っても時間を過ぎてもまだお店は開いていることが多いので、大体の目安にしてください。屋外マルシェを沢山見てまわりたい場合は、なるべく午前中に行く方がいいでしょう。
マルシェ散策の後ランチをするのもいいかも知れません。広場の周りにはパン屋やカフェなど色んなお店がありますので、合わせてぐるりと見てまわるのもいいですね。
庶民的な雰囲気で普段のパリの生活を垣間見るにはぴったりのマルシェです。
ぜひ行ってみて下さいね。以上、パリナビでした。

記事登録日:2013-04-18

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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2013-04-18