パリの郊外のアンティーク市へ行ってきました!

パリの郊外の町、シャトゥにフランス中からアンティーク&古道具商が集まりました。

こんにちは、パリナビです。今回はパリから約15分の郊外の町Chatou(シャトゥ)で開かれていたフランス最大級のアンティーク市の様子をレポートしたいとおもいます!
2010年10月で81回目を迎えたChatouのアンティーク、ブロカント、ジャンボン市。ちなみに“ブロカント”とは“古道具”のことで、“ジャンボン”はあの食べるハムのことをいいます!アンティークと食材のフェアって感じです!フランス中から800以上業者が集まり開催前からパリの街中でも大大的に宣伝されていました。スポンサーもそうそうたる大企業ばかり。ちなみにこのイベントが開催されていたChatouという街はパリ中心地からは郊外線で約15分。元々ブルジョワ階級の人々が多くすむとても優雅な川辺のまちとして知られています。また、代々やアンティークショップや古道具商を生業にしている人々も多く、その道の人にはよく知られたエリアでもあるとか。
メトロの駅でも大々的に告知されていました。

メトロの駅でも大々的に告知されていました。

最寄り駅からこちらのプチ・トレインがお出迎え。会場まで運んでくれます。

最寄り駅からこちらのプチ・トレインがお出迎え。会場まで運んでくれます。

フランスの人々にとってアンティークとは・・・

フランスといえば古きよきものを愛し、昔から代々受け継がれたものを、その歴史をもふくめて大切に長く継承していくこと、を美徳とする文化ですよね。また、フランスの人々の多くは、自宅のインテリアに何よりも労力をかけることで知られているそうです。確かに何度かお邪魔したお城のようなお宅の中では、彼らの先祖が愛用したというグラスセット、譲り受けたという絵画、ファミリーの中で代々受け継がれたランプなどなどが、今なお色あせず魅力を保ったまま、現代の時間に溶け込んでいました。そこに住んでいる人が宝物のように大切にしているのが、ひしひしと伝わってきて、そんなステキなもの達であふれたお宅は見ているだけでとっても楽しく、不思議と落ち着くものでした!そんな文化を持つフランス、人々はアンティークや古道具をじっくりと観賞し、歴史を知り、もし貴重な出会いがあれば生活を彩るものとしてそれらを加える、そんな風に楽しんでいるようです。

見つけたものあれこれ!

それでは早速今回のイベントの中で見つけたものたちをどんどん見ていきましょう!
インテリア
先ず多かったのがインテリアに関するもの。いわずとも年代ものばかりなのですが、よく手入れされた家具はシンプルながらも存在感を放っていました!こんなアイテムがお家にあればステキだろうなあ。。と思うものばかり!!
シンプルでも存在感があるものばかり。 シンプルでも存在感があるものばかり。

シンプルでも存在感があるものばかり。

アート
絵画などアート品も多く売られていました。すべての作品の歴史や背景を知っていく時間はなかったけれども、いくつか一目ぼれ的な作品に出会いました。でも、、、ちょっとお値段が、、、まったく同じものにはもう出会うことができないけれどいつか手に入れることができる日がきたらいいなあ、、と妄想しながら眺めていたナビなのでした。。。
カトラリー
カトラリーや食器の類は1番食いついてしまいました。シルバーのセットは古いものならではのいい艶を持っていていましたよ!歴史あるブランドのものは驚くほどのお値段がしましたが、手に届きやすいものもあり、ピンきりでした。
洋服やバック
洋服やバックなどのアイテムもやはり豊富にありました。映画でしか見たことのない貴族の衣装のようなものもありましたよ。ちょっと今の時代にきたら浮いてしまうかも?というものから手持ちのものといい感じでミックスできそうなものまで色々です!!ところで流行発信地でありながら、流行を追わないパリの人々。ヴィンテージの洋服などはおしゃれな人がよく取り入れていてそのセンスに感心です。
こんなものあんなもの
そのほかにもこんなもの、あんなものまで、、写真で一気にご紹介!!
スケート靴?

スケート靴?

甲冑なんかもありました!! 甲冑なんかもありました!!

甲冑なんかもありました!!

マリン~~ マリン~~ マリン~~

マリン~~

裁縫道具やリネン類。 裁縫道具やリネン類。 裁縫道具やリネン類。

裁縫道具やリネン類。

雑誌や本の類も。。。 雑誌や本の類も。。。

雑誌や本の類も。。。

近くで見るのは初めて!というものばかり! 近くで見るのは初めて!というものばかり! 近くで見るのは初めて!というものばかり!

近くで見るのは初めて!というものばかり!

オーナーさんたちのまったりムード 

イベントに行ってみて面白かったのが、オーナーさんたちのまったりムード。商業的な雰囲気はほとんど皆無。自分達の好きなものに囲まれて仲間と料理やワインを楽しんでいる姿からフランス人の真のスタイルを見た気がしました。
飾りじゃありません!ワインやソーセージを食べながら、皆さんわいわい。

飾りじゃありません!ワインやソーセージを食べながら、皆さんわいわい。

もうひとつの目玉、食の市!

こちらのフェアのもうひとつの目玉、それは多くの食のブースが出ていることです。その場で焼きたての串焼きを食べれたり、新鮮な牡蠣を食べられたり。珍しい有機ワインをカウンターで楽しめたり!!また、ジャンボンの名前の通り、ハムやサラミを売るブースがあったり、美味しそうなにおいにあがらうのがとても大変でしたよ!ちなみにナビは乳のみの子豚ちゃんの丸焼きやさんで、、、その美しく美味しいお肉をビールやワインとともに堪能しました。丸焼きのお姿はさすがに見れませんでしたが、なんともゲンキンなことに完食・・・子豚ちゃん、ごめんなさい・・・

アンティークのよさはその歴史やゆかりを知り自分だけのかけがえのないものに出会えたりできることですよね!また物に愛着をもって大切にする、という基本的なことも改めて考えさせられたナビなのでした。こちらのフェア、年に2回開催されているようで、次回の開催は2011年の3月だそう!パリとはちょっと違う雰囲気を楽しみに是非足をのばしてみてくださいね!以上パリナビでした。

その他情報

※フェア開催中、RER-A線 Rueil-Malmaison(ルエイユ=マルメゾン)駅からプチ・トレインが会場まで無料送迎。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2010-12-03

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