ノルマンディーを旅しよう!

印象派ゆかりの地を訪ねて、ノルマンディーの農家を体験、料理教室ーパリでは出会えない風景をご案内しまーす。

みなさんこんにちは。 田園風景が広がるノルマンディーは、パリからも近く パリジャンたちが週末にバカンスを過ごすところです。印象派の画家たちも、当時できたばかりの蒸気機関車にゆられて、ノルマンディーで作品を仕上げました。ナビからみなさんへ、パリからの小旅行を想定したノルマンディー地方の旅を提案します。ノルマンディーといえば、印象派の画家、モンサンミッシェル、ノルマンディー上陸作戦、りんごの教会‥テーマ別にモデルプランを紹介します。一度は泊まってみたい!シャンブルドット情報にオススメおみやげもご紹介します。

◇◇◇モデルプラン1 印象派を訪ねる旅-パリ→ジヴェルニー→ルーアン→オンフルール

モネの庭、印象派の画家たちが集ったルーアン、オンフルール。印象派の美術館を訪ねながら、光と陰を追って印象派の軸跡をたどってみましょう。

 

●1日目 パリ→ジヴェルニー

モネの連作『睡蓮』の生まれた庭園がジヴェルニーにあります。花の咲き乱れる庭、日本の浮世絵コレクションが飾られる室内。モネが晩年を過ごした家は、モネのコレクションや印象派美術館があります。 ジヴェルニー村は、豊かな自然があふれる花いっぱいの村です。パリからたった40分なのに、その風景はのどかで光が射し込む心落ち着く場所。
ジヴェルニー印象派美術館
開館は4月1日から10月31日まで
10:00-18:00
※モネの家、 ジヴェルニー印象派美術館のお得な共通チケットがあります(15ユーロ)
パリからジヴェルニーへの交通
パリ、サン・ラザール(Saint-Lazarre)駅からヴェルノン(Vernon)駅下車。電車は1時間に1本程度。所要時間45分。
ヴェルノン駅からジヴェルニーまで約5km。タクシー(約15ユーロ)またはバスがあります。また駅前にレンタサイクル屋さんもありますので、気候が良い時にはオススメです。とても景色の良いところなので、徒歩でも。

●2日目 ジヴェルニー→ルーアン

ルーアンの街並み

ルーアンの街並み

ルーアン美術館にはモネの描いたルーアンの大聖堂の連作30点の中の1点『曇天』が所蔵されています。他にも印象派の作品コレクションは必見です。ルーアンの町はジャンヌ・ダルクが短い生涯を断ったところ。処刑場となった場所には教会が建てられ、彼女を慕い参拝する人でにぎわいます。
ルーアンの見どころ►
ノートルダム大聖堂
大時計
ジャンヌダルク博物館
ルーアン美術館
ジヴェルニー(ヴェルノン)からルーアンへの交通
ヴェルノン(Vernon)駅からルーアン(Rouen)駅下車。電車は1時間に1本程度。所要時間45分

●3日目 ルーアン→オンフルール

印象派の画家たちは、港町オンフルールを何度も描きました。立ち並ぶ家に囲まれてヨットが停泊しています。高台から旧港、細い迷路のような道が続く町を散策してみましょう。 歩き疲れたらテラスでカフェを楽しんで。
オンフルールの見どころ►
音楽家サティの生家
サント・カトリーヌ教会
旧港
すべて木で作られた教会

すべて木で作られた教会

印象派の画家たちは、オンフルールの港は繰り返し描いた

印象派の画家たちは、オンフルールの港は繰り返し描いた

ルーアン(Rouen)からオンフルール(Honfleur)への交通
ルーアン(Rouen) 駅からル・アーブル(Le Havre)駅下車。電車は1時間に1本程度。所要時間約45分。
ル・アーブル(Le Havre) 駅からBUS VERTS社の20番か50番のバスで約30分。

◇◇◇モデルプラン2-ノルマンディーの農家体験ツアーとモンサンミッシェル

ノルマンディーといえばモンサンミッシェル。突如現れる修道院の風景は世界唯一ともいえます。2回目のオススメツアーは、オーガニック農家の体験と料理を学びながら、モンサンミッシェルを訪ねる旅です。
料理のアトリエの様子

料理のアトリエの様子

おいしーい牛乳はノルマン種の牛から。

おいしーい牛乳はノルマン種の牛から。

●1日目 パリ→バイユー

世界遺産のタピストリーは長さ70メートルの布に刺繍が施してあります。ギヨーム王のイギリス征服の物語を刺繍したタピストリーは兵士や馬が活き活きと表現されていてとても美しいです。日本語ガイドフォンを聞きながら見学できるのもうれしいですね。バイユーはノルマンディー上陸作戦のビーチからも近いです。

バイユーのタピストリー
開館時間9:00-18:30(3/15-11/15)
9:30-12:30,14:00-18:00(11/16-3/14)

バイユーのみどころ
ノートルダム大聖堂
繊細なダンテル
バイユーのノートルダム寺院。フレスコ画が美しい!

バイユーのノートルダム寺院。フレスコ画が美しい!

バイユーの町にはダンテルのアトリエが。

バイユーの町にはダンテルのアトリエが。

パリからバイユー(Bayeux)への交通
パリ、サンラザール(saint-Lazarre)駅からバイユー(Bayeux)駅下車。電車は1時間に1本程度。所要時間約2時間。

●2日目 バイユー→サンロ

昔ながらの農家を体験してみましょう。

昔ながらの農家を体験してみましょう。

シードルのためにりんごを拾います。

シードルのためにりんごを拾います。

サンロのオーガニック・マルシェ

サンロのオーガニック・マルシェ

サンロ町のカテドラル

サンロ町のカテドラル

サンロのオーガニック農家を体験してみましょう。『ラ・バーバリー』は大きな石釜で焼く昔ながらのパン、シードルを作る農家レストランを併設するオーガニック・ファーム。こちらで農業体験しながら、料理、ノルマンディの伝統菓子などが学べます。300年前の建築という石造りの建物も美しい。ここでは、旅行ではなかなか味わえないフランス人の本当の生活が垣間みることができます。 
昔ながらの薪石釜焼きパンは、忘れられない味。焼きたてはなんとも香ばしい。

昔ながらの薪石釜焼きパンは、忘れられない味。焼きたてはなんとも香ばしい。

農家体験では、野草を採りに行きました。

農家体験では、野草を採りに行きました。

りんごの花が咲く頃。

りんごの花が咲く頃。

バイユー(Bayeux)からサンロ(Saint-lô)への交通
バイユー(Bayeux)駅からサンロ(Saint-lô)駅下車。電車は1時間に1本程度。所要時間約30分

●3日目 サンロー→モンサンミッシェル

世界遺産のモンサンミッシェルは一度は訪ねてみたいところ。目の前に佇むモンサンミッシェルは巨大で壮厳としています。空に向かってのびるモンサンミッシェルは、天国への入り口としてキリスト教の主要な巡礼地のひとつ。
ノルマンディーを旅しよう! モンサンミッシェル ノルマンディお土産 名物のプラールおばさんのオムレツを見学。やきたてのふんわりオムレツは必須の味。

名物のプラールおばさんのオムレツを見学。やきたてのふんわりオムレツは必須の味。

モンサンミッシェル内の回廊。修道僧たちが瞑想や祈りをしたところ。

モンサンミッシェル内の回廊。修道僧たちが瞑想や祈りをしたところ。

サンロからモンサンミッシェルへの交通
サンロ(Saint-lô)駅からドルドブルターニュ(Dol de Bretagne)駅下車。電車は1日に1本。所要時間約1時間。
ドルドブルターニュからはバスが定期的に出ています。

●シャンブルドットに泊まってみよう

シャンブルドットとは、自宅に併設した小さな宿のこと。ホテルに比べて値段が安い上にその地域のフランス人とコミュニケーションできる。貴重な情報も得ることができるかも。
-ノルマンディーのオススメシャンブルドット-
『ラ・バーバリー』
メニル・ルクセラン(Le Mesnil Rouxelin)国鉄サンロ駅から3km(送迎あり)
住所 1 rue dIsigny La Barberie Le Mesnil Rouxelin 50000 Saint-lô
電話 0621054149(フランス語、英語、日本語)
メールアドレス germaineenee@orange.fr

ノルマンディーのオススメおみやげ

ルーアン名物のりんごのキャンディー。

ルーアン名物のりんごのキャンディー。

ルーアン名物のミルリトン。やさしい味の小さなタルト。

ルーアン名物のミルリトン。やさしい味の小さなタルト。

キャラメル・イジニー
乳製品は、パリでも大好評。特にイジニーといえば乳製品という位有名な地域。おみやげには、イジニーの乳製品を使ったキャラメルをどうぞ。
カマンベールの木箱のようなパッケージもかわいい。

カマンベールの木箱のようなパッケージもかわいい。

中にはカルヴァドス味や塩味などが詰め合わせ。

中にはカルヴァドス味や塩味などが詰め合わせ。


カマンベール
ノルマンディーのフロマージュといえばカマンベール。中でもお勧めは生乳を使ったもの。Lait cruと表示されているので、購入する時にパッケージを見て下さいね。酪農王国ノルマンディーの味。

シードル
りんごのお酒シードルをおみやげにいかが。オススメは、ルマッソン。オーガニックのシードルメーカーで、ラベルもかわいい!
1903年から5代続くビスケット屋さん。特にフィナンシェは地元の人にも大人気。マルシェやエピスリーでも購入可能。

みなさんノルマンディーの旅はいかがでしたか。モネの睡蓮の庭もいいけど、おいしいものもたっくさんあるんですよねー。特に乳製品やりんごの製品はおいしい!レストランで牡蠣やムール貝もオススメ。ムール貝にたっぷりクリームが添えられるのがノルマンデイー風。パンにバターをぬったものと一緒に食べるとさらにおいしい!是非是非おためしくださーい。以上パリナビ@ノルマンディーでした。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2011-01-21

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