安全なパリ旅行のために!注意情報と対策まとめ

いざという時のためのお役立ち情報!

こんにちは、パリナビです。旅行中のトラブルはなるべく避けたいもの。特に外国は勝手も言葉も違うので余計不安になるものです。渡航前に入念に準備をしてよく下調べをしていくのが一番。ここではパリ旅行に関して気を付けておきたいことを再チェック、そしてもしもトラブルに巻き込まれた場合の対処法を挙げてみます。
安全な旅行のために知っておきたいこと

安全な旅行のために知っておきたいこと

渡航前にしておきたいこと

事前に情報をゲット

事前に情報をゲット

外務省の海外安全ページで安全確認
外務省ホームページの中にある「MOFA海外安全ホームページ」には、国や地域別で安全情報を表示できるようになっています。その他最新情報や渡航に役立つ記事が載っています。旅行を計画する際に参考にして下さい。
実際に旅行に行く前には、このページから「たびレジ」に登録していくのをお勧めします。これは、何か緊急時があった場合に在外公館などから緊急時情報提供を受けられるサービスです。メールアドレスを登録しておくことによって、いざという時に大使館からの情報が送られて来ます。緊急時は何かと不確かな情報やデマが錯綜しがちですが、公的機関からの情報を日本語で受けられるので、ぜひ登録しておくといいですね。
海外旅行保険に入る人は、どんな事項がカバーされているのかよく確認しましょう。
日本大使館は凱旋門から徒歩10分ほど

日本大使館は凱旋門から徒歩10分ほど

パリの日本大使館は凱旋門の近くにあります。
在仏日本大使館
住所 7 AVENUE HOCHE 75008 PARIS
電話  01.48.88.62.00(代表)
交通 地下鉄2番線:COURCELLES駅より徒歩3分 
地下鉄1.2.6番線:CHARLES DE GAULLE ETOILE より徒歩10分
バス84番(COURCELLESまたはMURILLO)  
バス43番、93番(HOCHE-SAINT-HONORE)  
バス30番(COURCELLES)
開館時間:月~金:午前9時30分~13時 / 午後14時30分~17時
休館日は土日に加えて、フランスと日本両方の祝日がお休みですので気を付けて下さい。
パスポートのコピー
紛失や盗難の時のために、パスポートは必ずコピーを取り、別の場所で保管するようにしましょう。

トラブルに巻き込まれたら

パリでは2015年に大きなテロ事件が発生しました。こちらは在仏日本大使館による、非常時のための対処についての記述です。

「テロ・爆発事件に遭遇した場合に被害を最小限に抑えるため,例えば次の諸点を心がけられることをお勧めします。
(1)予防措置
ア 退避ルートを確認する。
イ 隠れられる場所を確認する。
ウ 常に周囲の状況に注意を払い,不審者や不審物を見かけたら速やかにその場を離れる。
(2)対処法
ア その場に伏せるなど直ちに低い姿勢をとる。
イ 頑丈なものの陰に隠れる。
ウ 周囲を確認し,可能であれば,銃撃音等から離れるよう,速やかに,低い姿勢を保ちつつ安全なところに退避する。」

緊急時の安否確認や情報照会等(24時間対応)
代表番号:01-4888-6200
フランス国外からは(+33)1-4888-6200)

ちなみに日本の110番に当たる警察の番号は17番です(フランス語)。
警備にあたる警察の様子 警備にあたる警察の様子

警備にあたる警察の様子

エリア別注意事項

観光地も犯罪が起きやすい

観光地も犯罪が起きやすい

パリ初心者は避けた方がいいエリアも

パリ初心者は避けた方がいいエリアも

レ・アール ショッピングに便利で賑やかなエリアですが、郊外から来る若者の不良グループもたむろしています。
ベルヴィル駅、ストラスブール・サン・ドニ駅 この駅の近辺では昼間でも街娼がいます。特にベルヴィル駅近辺は雰囲気が悪いので旅行者にはおススメしません。
バルべス駅界隈 サクレ・クール寺院やモンマルトルの辺りはまだいいのですが、麓のバルべス駅は雰囲気が悪いです。乗り換えや下車しなければいけない場合は荷物に注意しましょう。
パリ北東部(18,19.20区)
かなり庶民的なエリアです。比較的安全な界隈もありますが、中心から外へ向かうにしたがって治安が悪くなります。
人の多いターミナル駅は気を引き締めて

人の多いターミナル駅は気を引き締めて

デモなどがあるときは避けるのがベター

デモなどがあるときは避けるのがベター

夜間の外出は場所を選んで

夜間の外出は場所を選んで

一番身近なトラブル・スリ

地下鉄ではスリが多発します

地下鉄ではスリが多発します

パリ旅行者にとっての一番遭いやすい被害はスリです。どこに居ても気を抜かないようにしたいものですが、特に次の状況では用心しましょう。
1. 地下鉄(特に1号線。常に混雑していて観光客の利用が多いです。)
2. 主要観光地(必ずと言っていいほど署名を装った詐欺、スリがいます。)
3. 子供のグループがいる時(ジプシーの子供のスリ集団です。)
4. 写真を撮っている時(注意が散漫になりがち。スリは見ています。)
5. 話しかけてくる人(とにかく無視しましょう。)
6. ATM利用時(同行者がいる場合は見張っていてもらうなど、周りに注意して。)
地下鉄では開くドアの付近には立たない

地下鉄では開くドアの付近には立たない

美術館内も持ち物に気を付ける

美術館内も持ち物に気を付ける

ATMはほとんど外にあるのです・・・ご注意

ATMはほとんど外にあるのです・・・ご注意

スリ被害に遭った場合

残念ですが盗まれたものは戻ってこないと思った方がいいでしょう。被害を最小限にするため、持ち歩く現金は少額に収め、身分証明書はコピーして別に保管しておくなどしておくのがベター。旅行保険に適用される場合もあるので警察署に被害届を出しておきます。パリには交番はないので、各区の警察署に届ける形になります。
日本大使館のホームページから被害届作成書(和訳付き)がダウンロードできます。また各区の警察署所在地のリストのリンクもあるので保存しておくのも何かの時に役立ちます。クレジットカード会社の電話番号一覧もあるので便利なページです。

トラブルや事故は予測不可能なもの。それだけに事前に準備できることや注意できることさえしっかりすれば、あとは必要以上に不安になることはありません。せっかくの旅行なので、楽しめることが一番だと思います。万が一トラブルに巻き込まれた場合は、冷静に対応できるためにも今回ご紹介した管轄機関の連絡先はぜひ控えておいて下さいね。安全で安心な旅ができますように!
以上、パリナビでした。

   
関連タグ:防犯スリ緊急

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2015-12-02

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