2019年のパリ

2019年もパリナビをよろしくお願いします! 

こんにちは、パリナビです。いよいよ2019年の幕が開けました。2018年のフランスは、夏のワールドカップ優勝に湧いたかと思えば、年末のストラスブールでのテロ事件、そしてシャンゼリゼ通りの黄色いベスト運動に端を発した暴動など、色々とニュースに事欠かない一年でした。年が変わってもまだ様々な問題は山積み、といった印象は拭えないところです。とはいえ、旅行者の足が途絶えないのはやはりフランス・パリという街の強みでしょうか。2019年のパリも沢山の観光客を迎えることになりそうです。
新しい一年の始まりです!

新しい一年の始まりです!

年間カレンダー(1月~4月)

ソルドは2月まで続きます

ソルドは2月まで続きます

冬のソルド Les Soldes d’hiver(1月9日~2月19日)
6週間にわたって続けられる冬のソルド。ねらい目は初めの三週間ぐらい。その後は続々と春物新作が登場します。

聖燭祭 Chandeleur (2月2日)
冬の寒い日にぜひ食べたいホカホカのクレープ。パリでは街角にワッフルやチュロスなどを売る屋台が出ていますが、クレープも定番メニューのひとつ。食べ歩きには最適です。

春節 Le Nouvel An Chinois(2月5日)
パリは中華系の移民が沢山いる街です。13区はベトナム系が多く、20区のベルヴィル界隈は温州系中国人が多いという風にエリアでも違いがあります。各エリアで開催される春節のパレードはカラフルで賑やか。力強い龍の舞や愛嬌のある獅子の着ぐるみはフランスでも人気です。
エキゾチックな雰囲気満点 エキゾチックな雰囲気満点

エキゾチックな雰囲気満点

ヴァレンタインデー Saint-Valentin(2月14日)
日本では女性からチョコレートを贈ったり、仕事場の人に義理チョコを配ったりしますが、こちらでは男性女性関係なく、あくまでも大事な人にプレゼントを贈るという一日。

冬休み Vacances d’hiver(2月24日~3月10日)
学校機関の冬休みはフランス全土で3つのエリアに分けて実施されます。パリのあるイル・ド・フランスは少し遅めのスタート。

夏時間開始 l’Heure d’été(3月30日深夜)
フランスでは夏時間・冬時間の廃止論が出ていますが、どちらの時間を取るかでなかなか議論が進まない様子。厳密には3月31日の午前2時に1時間針を早めて午前3時にします。日本との時差は7時間になります。

パリマラソン Marathon de Paris(4月14日)
春の到来はパリマラソンから。歴史的建造物が立ち並ぶパリの街や、ブローニュとヴァンセンヌという二つの森を駆け抜けるパリマラソンは走るのも気持ちよさそうです。

復活祭 Pâques(4月21日)
クリスマスに次いで大事なカトリックの祭日です。翌日の月曜日は学校などはお休みとなりますが、お店などはほとんどが開いています。
色んなチョコレートがウインドウを飾ります 色んなチョコレートがウインドウを飾ります

色んなチョコレートがウインドウを飾ります

年間カレンダー(5月~8月)

メーデー La Fête du Travail(5月1日)
フランスは労働者による組合が比較的強い力を持っている国です。この日はフランス各地で集会やデモ行進などが行われます。美術館やお店も閉まるところがあります。

夜の美術館解放 La Nuit des Musées(5月18日)
春の文化イベント。殆んどの美術館、博物館で夜の19時ごろから無料で入館できる嬉しい日です。ただ夜が更けるころには長蛇の行列になるのと、24時ごろには閉館してしまうので時間配分が大切。

全仏オープン Roland Garros(5月26日~6月9日)
テニスの四大トーナメントのひとつ、ロラン・ギャロス。赤土のコートで熱い戦いが繰り広げられます。
夜の美術館はロマンチック

夜の美術館はロマンチック

歴史あるテニストーナメント

歴史あるテニストーナメント

音楽祭 La Fête de la Musique(6月21日) 
夏至の日は音楽の日。パリだけでなくフランス全土でのイベントです。地元のバーやレストランでの演奏、路上でのパフォーマンス、そして広場の特設ステージでのコンサートなど、趣向も色々です。
パリが音楽に包まれます パリが音楽に包まれます

パリが音楽に包まれます

夏のソルド Soldes dété(6月26日~8月6日)
夏休みに先駆けて始まる夏のセール。早めのお買い物が賢明です。
お買い得品がぞくぞく お買い得品がぞくぞく

お買い得品がぞくぞく

ゲイ・プライド Gay Pride(6月29日)
パリの街が虹色になる一日。華やかで賑やかなパレードは一見の価値あり。
大々的なパレードです 大々的なパレードです 大々的なパレードです

大々的なパレードです

ツール・ド・フランス Tour de France(7月6日~28日)
去年はワールドカップのおかげで影の薄かったツール・ド・フランスですが、歴史ある自転車レースは今年も健在です。

革命記念日 Quatorze Juillet(7月14日)
フランスで一番大事な祝日といえばやはりこの日でしょう。軍隊のパレードや飛行機ショーも沢山の見物人が詰めかけますが、夜の11時から始まるエッフェル塔での花火大会が一番のクライマックス。フランスの人にとってはこの日以降が夏休みというイメージがあるようです。
国民の祝日 国民の祝日

国民の祝日

夏休み Vacances dété(7月7日~9月1日)
子どもたちの待ちに待った夏休みがやって来ます。バカンスでは日に灼けるのがパリジャンのステータス。夏が終わった後よく灼けているほどバカンスを楽しんだという印象を与えるようですよ。

パリ・プラージュ Paris Plages(7月~8月)
もうすっかり定着した夏の間のパリ・プラージュは、都会のオアシス的存在。パリの中でちょっとしたリゾート気分をどうぞ。
夏の風物詩です 夏の風物詩です 夏の風物詩です

夏の風物詩です

年間カレンダー(9月~12月)

新学期 Rentrée Scolaire(9月2日)
フランスの新学期は9月から。気持ちも新たに新年度が始まります。

ヨーロッパ文化遺産の日 Les Journées Européenes du Patrimoine(9月20日~22日予定)
ヨーロッパ全土における大々的なイベントです。一般公開されていないモニュメントや施設を見学できる絶好のチャンス!
貴重な体験ができます 貴重な体験ができます 貴重な体験ができます

貴重な体験ができます

ニュイ・ブランシュ Nuit Blanche(10月5日)
アートの祭典。街の色んなスポットでコンテンポラリーアートの展示があります。

モンマルトルのぶどう収穫祭 Fête des Vendanges(10月中旬)
秋の収穫を祝うお祭り。各地ワインの他、モンマルトル産のワインの販売や生産者によるパレードもあります。
モンマルトルに集合! モンマルトルに集合! モンマルトルに集合!

モンマルトルに集合!

冬時間開始 Heure d’hiver(10月27日深夜)
午前3時に時計の針を1時間戻して午前2時にします。日本との時差は8時間になります。

ボジョレーヌーボー Beaujolais nouveau(11月21日)
毎年11月の第三木曜日に解禁されるボジョレー。最近は工夫のある色んな種類が出回っています。

クリスマス市開始 Marché de Noël(11月中旬~)
クリスマスの雰囲気が高まる季節。デパートのショーウインドウやイルミネーションも始まります。
デパートのデコレーションは必見 デパートのデコレーションは必見 デパートのデコレーションは必見

デパートのデコレーションは必見

クリスマス Noël(12月25日)
カトリック最大の行事。ほとんどの人は帰省したり家族や親せきと集まって過ごします。

大晦日 Réveillon du Nouvel An(12月31日)
シャンゼリゼでのカウントダウンはテレビでも中継されます。大勢の人が詰めかけて新年を待ちます。

パリの安全と警戒態勢

街の中でも警察や軍隊の姿を見かけます

街の中でも警察や軍隊の姿を見かけます

みなさんもご承知の通り、2018年のフランスではテロや暴動が発生して観光客にも不安を与えました。現在のフランスでは、観光地やお店などに入るときは空港なみのセキュリティーチェックがあり、鞄の中を見せるのはもちろん、大型のリュックを持っていると預けるよう指示されたりします。
パリでも年に数回、規模の大きなマニフェスタシオン(デモ)が行われることがあります。基本的にこういったデモ行進は前後を警察によって守られ、平和的に行われるのが普通ですが、何かのはずみで黄色いベスト運動のように暴動に繋がることもあります。外務省の安全情報を受け取るようにして、こういった集会のある場所には近づかないようにするのは一つの防御策になります。

パリ市ではセーヌ河岸の車両通行禁止を広げたり、月一回の歩行者天国の日を設けるなど環境対策にも力を入れています。また、たばこのポイ捨ては罰金、9月からは11歳未満の子供は交通機関を無料にするなど、暮らしやすい街づくりを目指しています。パリジャンにとっても、また旅行者にとってもよりよい街になっていくといいですね。
今年もパリナビをよろしくお願いします。
以上、パリナビでした。




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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2019-01-16

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