待ちに待った春の到来です!
こんにちは、パリナビです。今年は比較的早い時期から寒さが緩んできました。本格的な春はもう目の前。黒いコートに身を包んだパリジャンもようやくカラフルな服装をするようになり、空の色もグレーから明るい青に変わってくる季節です。そんな開放的な気分になる春のパリにはどんな楽しみ方があるでしょうか?
町に明るさが戻ります
3&4月の主なイベントカレンダー
最優秀バゲットはどのお店に?
カルナヴァル Carnaval de Paris(3月3日)マルディ・グラにちなんだパレードが20区役所前、ガンベッタから出発します。毎年テーマが違うこのパレードは事前の申し込みも要らず、自由に参加できます。みんな趣向を凝らした仮装に身を包み、パリの街を練り歩きます。
マルディ・グラ Mardi Gras(3月5日)キリスト教のお祭りです。復活祭の日によってこの日も毎年日づけが変わります。昔はこの日を境に復活祭の日まで肉を食べないという習わしがあり、そのためこの日だけはご馳走を食べるという習慣がありました。現在はマルディ・グラはクレープやワッフルを食べる日ということになっています。
バゲットコンクール Prix de la Meilleure Baguette de Paris(3月)フランスの食卓には欠かせないバゲット。パリで一番おいしいバゲットを競うコンクールには、腕自慢のブーランジェ(パン職人)たちがこぞって参加します。昨年は14区のT Guillotonが栄光を勝ち取りました。優勝店には賞金と、毎朝エリゼ宮にバゲットを届けるという名誉つき。
パリ・ハーフマラソン Semi Marathon de Paris(3月10日)
今年のハーフマラソンは9時にオステルリッツ駅から出発する21kmのコース。4月に行われるパリマラソンのために足慣らしです。市庁舎からセーヌ河沿いを走り、ヴァンセンヌの森を一周してまたパリに戻り、新国立図書館(ビブリオテーク)がゴールです。
エルメスの馬術大会 Saut Hermés(3月22日~24日)
エルメスと言えばバッグや靴で有名なブランドですが、もともとは老舗の馬具メーカー。そんなエルメスの馬具を身につけた馬たちが、グラン・パレのネフで優雅にその姿を披露します。この馬術大会はレベルもトップクラスのCSI 5というもの。
夏時間開始 L’heure d’été(3月30日深夜~31日)
正確には3月31日の午前2時に、時計の針を一時間進めて午前3時とします。この夜は一時間のロス。というわけで、翌日はいつもより眠たいかも?このサマータイムを廃止しようという動きがありますが、夏時間、冬時間どちらを取るかでまだ揉めている様子です。ちなみに日本との時差は7時間になります。
トローヌ祭り La Foire du Trône(4月5日~6月2日)
毎年恒例のトローヌ祭りは春を感じさせるアウトドアイベント。12区のルイイー公園の広い芝生に、350ものアトラクションが待っています。子供連れで旅行する人にはピッタリ。オープンは12時から24時、週末は夜の1時までと大人の遊園地としても楽しめますよ。
パリマラソン Marathon de Paris(4月14日)
春の一大スポーツイベントと言えばこのパリマラソン。日頃のトレーニングの成果を見せようと毎年約40000人のランナーたちが参加します。今年はシャンゼリゼから8時半に出発。
復活祭 Pâques(4月21日)
クリスマスの次に大事なカトリックの祝日といえばこの復活祭。卵や魚、ウサギなどのかたちを模したチョコレートがお店のウインドウを飾るのもこのパックのため。庭や家の中に隠した卵を見つける遊びは子供たちの大好きなイベントです。翌日の月曜日は学校などはお休みになります。
学校機関の春休み Vacances de Printemps(4月21日~5月5日)
夏休みになるまでの最後のバカンスです。このバカンスはフランスで3つのエリアに分けて実施されます。
パリフェア La Foire de Paris(4月27日~5月8日)
パリを先取りしたい人にはお勧めのフェア。最新のデザイン家具やグルメなど、パリの魅力満載です。
天気と服装
今年はポカポカ陽気に??
3月の平均気温 最低4℃ 最高11℃
4月の平均気温 最低6℃ 最高15℃
今年は2月の時点で結構気温が上がってきているので、このままいけば3月4月もお天気が期待できるかも知れません。が、そこはパリの天候の不思議なところで急に気温が下がったり雨が降ったりすることがよくあります。旅行の際は最新のお天気情報を見て色んな場合に備えた服装がベターです。
おすすめお出かけスポット
パリでもお花見!
濃いピンクの八重桜
ソー公園春らしい景色はやっぱり桜。パリの南の郊外にあるソー公園は桜の名所として非常に有名です。染井吉野風の白っぽい桜もあれば、ヨーロッパテイストの濃い色の八重桜もありますが、こちらの人は派手な八重桜がお好みの様子。ピクニックをする人たちはアジア系が多いですね。桜を見るとどうしても血が騒ぐというのはどの国に行っても同じです。
この季節のパリの楽しみ方
テラス
冬の間はカフェやレストランに行ってもどうしても店内に入ってしまうのが人間というもの。でも春になってようやくテラス席が楽しめる季節になります。テラス席はパリの文化ともいえるでしょう。道行く人を眺める面白さと同時に、逆に見られているという意識がちょっとテラスに腰かける人たちを背伸びさせる気もします。
この時期のパリはインドアとアウトドアがバランスよく楽しめる季節でもあります。日没の時間も少しずつ遅くなり、街の雰囲気も明るくなってくるのでナイトライフを満喫するのもいいでしょう。また、少し足を伸ばして日帰り旅行などもお勧めです。パリの春を存分に楽しんでくださいね。
以上、パリナビでした。
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記事登録日:2019-02-27