5&6月のパリ 【2019年】

さわやかな風が吹く初夏のパリを楽しもう!

こんにちは、パリナビです。一年中でパリが一番さわやかな時期に入ります。5月と6月のパリは比較的お天気にも恵まれ、暑すぎず寒すぎずの気温で非常に気持ちの良い季節です。そんな観光シーズン真っただ中のパリでは屋外のイベントもどんどん増えてきます。ではどんなイベントが待っているか早速ご紹介しましょう。
観光シーズン真っただ中

観光シーズン真っただ中

5&6月の主なイベントカレンダー

メーデー La Fête du Travail(5月1日)
フランスと言えばデモ行進、ストライキ…。労働者が声を上げる機会の多いこの国では、伝統的にこの日は働きません。なので美術館もショッピングセンターもお休み。この期間にパリ旅行をする人は気をつけて下さい。ちなみにオープンしているのは公園、そしてエッフェル塔です。

無料オペラ座見学の日 Tous à l’Opéra!(5月3日~5日)
オペラをもっとよく知るための3日間。オペラ・ガルニエでは5月4日の10時から17時は無料で見学可能。また、舞台美術、メイクアップ、カツラや衣装など、華やかなオペラの舞台裏がのぞける興味深いアトリエもあり。

ラ・ニュイ・デ・ミュゼ La Nuit des Musées(5月18日)
パリのほとんど美術館、博物館、そして各国のカルチャーセンターなどが特別開館する夜。エクスポも含めて無料で見学できます。開始はだいたい18時から19時ごろ。閉館は24時前後のところが多いです。行きたい場所を決めて早めに並ぶようにしましょう。
早めの到着が賢明 早めの到着が賢明

早めの到着が賢明

全仏オープン Roland Garros(5月20日~6月9日)
恒例のロラン・ギャロスは世界四大テニストーナメントのひとつです。赤土のテニスコートで熱い戦いが繰り広げられます。チケットは必ず事前予約を。
ロラン・ギャロス競技場にて開催 ロラン・ギャロス競技場にて開催

ロラン・ギャロス競技場にて開催

音楽祭 La Fête de la Musique(6月21日)
プロ・アマチュア問わず、フランス中の音楽のファンが集うこの日は、特設ステージやレストラン・ブラッスリーなど、色んな場所でライブが行われます。始まるののは19時から20時ごろが多く、夜中まで演奏が続くことも。
音楽一色の一日 音楽一色の一日 音楽一色の一日

音楽一色の一日

夏のソルド Soldes d’éte(6月26日~7月23日)
フランス人は日本人ほど日頃からお買い物をしません。その代わり年に二度のソルドで必要なものを買いだめするという傾向があります。平日のお昼休み時間、水曜日の午後、土日はお店が混み合いやすい時間です。できればそれ以外の時間を狙ってお買い得品を手に入れて下さい。

ゲイ・プライド La Gay Pride(6月29日)
毎年虹色の旗がひらめくゲイ・プライドの行進は、今年は14時にコンコルド広場を出発。リヴォリ通りを通過した後セバストポール通りからサン・マルタン通りを通ってレピュブリック広場に着きます。パレードの後はレピュブリック広場にて17時から22時までショーやDJで盛り上がります。
大勢の人がつめかけます 大勢の人がつめかけます 大勢の人がつめかけます

大勢の人がつめかけます

パリ・ジャズフェスティバル Paris Jazz Festival(6月30日~7月下旬)
アウトドアで過ごすのが気持ちの良いこの季節ならではの野外コンサート。ヴァンセンヌの森にあるパーク・フローラルでは週末にジャズ・コンサートが開催されます。広い芝生でピクニックがてら出かけてみてはいかがでしょう?

天気と服装

公園でひなたぼっこ

公園でひなたぼっこ

5月の平均気温 最低11℃ 最高19℃
6月の平均気温 最低14℃ 最高23℃

非常に観光のしやすい時期です。気温が一番高くなる16時から18時ごろの間は半袖でも過ごせそうなほど暑くなることもあります。夏至のある6月は日照時間も長く、いつまでも昼間のような明るさです。色んな観光スポットを巡るにはちょうどいい季節ですね。ただ朝晩と午後との気温差が激しいので風邪をひかないよう気をつけて下さい。初夏の日差しは日本より厳しいため、サングラスがあった方がいいでしょう。紫外線が気になる人は日焼け止めクリームも持参で。

おすすめお出かけスポット

プロムナード・プランテ

プロムナード・プランテ

バラが見ごろ

バラが見ごろ

プロムナード・プランテ
バスティーユからヴァンセンヌの森へ伸びるプロムナード・プランテは旅行者にもパリジャンにも人気の散策ルート。昔の高架鉄道の線路だったということで、車も信号もなくのんびり歩けることが一番の魅力。そして緑の溢れるこの時期はバラが咲きごろを迎えます。道の途中にはルイイー公園の芝生もあり、ピクニックを楽しむ人たちも見かけます。
目の保養になります 目の保養になります

目の保養になります

バガテル公園のバラ園

バガテル公園のバラ園

バガテル公園
バラと言えばこのスポット。ブローニュの森にあるバガテル公園は、何よりその見事なバラ園で有名です。約1800種、9500本のバラが植えられているというから驚きです。それもそのはず、このバラ園は6月には新品種のコンクールが開催される場所でもあるのです。それぞれのバラに個性的な名前がつけられているのをひとつひとつ見ていくのも楽しいですよ。
6月には品評会が開催されます 6月には品評会が開催されます

6月には品評会が開催されます

この季節のパリの楽しみ方

ヴィッド・グルニエの様子

ヴィッド・グルニエの様子

ヴィッド・グルニエ
プロの古美術商によるブロカントは一年を通して開催されていますが、このヴィッド・グルニエは春から夏にかけての開催がほとんど。「屋根裏一掃整理」という名前の通り一般の家庭によるフリーマーケットです。とにかく要らないものを売るので不思議なオブジェが紛れ込んでいることもありますが、価格がとても安く、ローカルな雰囲気なので気楽にのぞくことができます。成長の早い赤ちゃんや子供の服などはこういうところで手に入れる家族も多いですよ。
掘り出し物が見つかるかも 掘り出し物が見つかるかも

掘り出し物が見つかるかも

アウトドアグルメ
外で過ごすのが心地よい季節は、やっぱり食事も外で食べたいもの。例えばマルシェなら、バスティーユ市場にはその場でパエリアやガレットなどを作っている屋台があるので、そばのベンチに腰かけて食べている人たちがいっぱいです。ビブリオテーク・新国立図書館の前には何台ものフードトラックが並びます。それ以外でも、テイクアウトのサンドイッチやファラフェルなどを買って公園やベンチでかぶりつくのもいいですね。外で食べる美味しさはやはり格別です!
色んな種類のテイクアウトを味わいましょう 色んな種類のテイクアウトを味わいましょう

色んな種類のテイクアウトを味わいましょう


パリでは4月15日にノートルダム大聖堂が火災に見舞われるという大変ショッキングな出来事がありました。カトリックの人にとっては大切な聖地であり、激動のパリの歴史を見守って来たまさに聖母のような存在だっただけに、パリならずフランス中が悲しみに包まれています。また今後シテ島への立ち入りが制限されることが予想されます。見学を楽しみにしていた皆さんには非常に残念なことですが、ノートルダム大聖堂の今後を温かく見守っていただきたいと思います。これからもどうかパリの街を応援して下さいね。
以上、パリナビでした。












上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2019-04-24

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