秋深まるロマンチックなパリへ!
こんにちは、パリナビです。長い夏休みが終わり、いよいよ新年度が始まります。木の葉が色づき始め、お天気も変わりやすくなり、パリの風景もだんだん秋を感じさせるようになってきます。この季節はスポーツの秋、芸術の秋、またグルメの秋と秋にふさわしい色々なイベントが待っています。ではそんな9&10月のパリに出かけてみましょう!
秋のパリは絵になります
9&10月の主なイベントカレンダー
街にもパリジャンが戻って来ます
ジャズ・ア・ラ・ヴィレット Jazz à la Vilette(8月29日~9月10日)夏から秋のヴィレットはイベントが目白押し。このジャズコンサートも秋の始まりにふさわしい大イベントです。コンサート会場は大ホール、シテ・ド・ラ・ミュージック、フィルハーモニーホールと複数あり、指折りのミュージシャンが熱い演奏を披露します。
新学期 Rentrée Scolaire(9月2日)夏休みにバカンスを満喫した子供たちもまた学校生活が始まります。この季節になるとスーパーや本屋さんなどで新学期用の文房具や通学カバンがずらりと店頭に並びます。こうして本格的に普段の暮らしがパリの街に戻ってきます。
野外オペラ Opéra en Plein Air(9月4日~8日)6月からフランスの各地で巡業を行うこの野外オペラ、ツアーの最後を締めくくるのは7区、アンヴァリッドでの5日間。今年の演目はプッチーニの「トスカ」です。幻想的な野外公演はオペラ座とはまた別の雰囲気を味わえそうです。料金は40ユーロから。
ラ・パリジェンヌ La Parisienne(9月6日~8日)
パリの女性のスポーツ人口は多く、ジョギングやヨガ、水泳など何かしらスポーツに関する趣味を持っています。ラ・パリジェンヌはそんな女性を対象としたイベントです。シャン・ド・マルス公園に開設される会場では、スポーツと健康、そして美容に関する色んなコーナーが登場。そして日曜日はエッフェル塔からセーヌ河の周りをぐるりと駆け抜けるミニマラソンが開催されます。
ヨーロッパ文化遺産の日 Les Journées du Patrimoine(9月21日~22日)
通常は立ち入ることのできないモニュメントや施設が無料で見学できるというこの文化遺産の日は、旅行者にとってもパリジャンにとっても貴重なチャンスです。人気のスポットは入場までに行列ができることがあります。
ニュイ・ブランシュ Nuit Blanche(10月5日)
芸術といっても色々ありますが、この夜はコンテンポラリーアートの一夜。パリの様々な場所でエクスポやビデオ上映などの展示があります。白夜という名前にふさわしく一晩中開催していますので、朝までアート三昧ができます。
凱旋門賞 Qatar Prix de l’Arc de Triomphe(10月5日~6日)
ロンシャン競馬場で開催される歴史と由緒あるレース。昨年一昨年と同じ牝馬が引き続き優勝していますが、今回の結果はいかに?
モンマルトルのぶどう収穫祭 Fête des Vendanges de Montmartre(10月9日~13日)
美味しいワインと各地のグルメが一度に味わいたい人はぜひモンマルトルへ。フランス中から集まるワインをマイグラスで一杯ずつ味わえる気軽で楽しいイベントです。週末には中世の衣装をまとった生産者によるモンマルトルパレードも見もの。モンマルトル産ブドウで作ったワインも販売しています。
季節は冬へと移行していきます
秋休み Vacances de l’automne(10月19日~11月4日)各学校では二週間の秋休みに入ります。この時期にバカンスを取る親は少なめで、子どもたちは学童に通ったり、田舎の祖父母の家に預けられたりして過ごすことが多いようです。
冬時間 L’heure d’hiver(10月26日深夜~27日明朝)半年の夏時間が終わり、冬時間へと移行します。27日の午前3時に時計の針を一時間遅らせて午前2時に。その日の朝だけは1時間得した気分になれそうです。ここから日本との時差が8時間になります。
サロン・デュ・ショコラ Le Salon du Chocolat(10月30日~11月3日)フランスは何と言ってもチョコレート大国。ヴェルサイユ門の国際展示場でも人気のイベントの一つです。ベテランショコラティエから新進気鋭の若い職人まで、工夫を凝らした展示が並びます。まさにチョコレート天国!
天気と服装
昨年の10月はこんなお天気でした
9月の平均気温 最低13℃ 最高22℃
10月の平均気温 最低10℃ 最高17℃
今年のパリではカニキュルと呼ばれる酷暑が訪れました。もしかするとその延長で9月に入っても夏の天気が続く可能性もあります。でも秋の天気はその年によって大きく違うため、なかなか予測がしにくいところです。
10月に入ると一気に秋が深まります。この一か月だけで気温にも大きく差が出るので、10月の末頃ではダウンが必要になってくる可能性もあります。
この季節の便利アイテムはスカーフ。一枚あるだけで体温調整に役立ちますよ。
おすすめお出かけスポット
パリ市庁舎
元老院にあるナポレオンの椅子
文化遺産の日毎年9月中旬に開催される「ヨーロッパ文化遺産の日」。この季節にパリを訪れるならこのイベントぜひ旅行プランに入れてみて下さい。パリナビでも何度か特集をしていますが、とにかく普通の観光では入れないスポットが無料で見学できるというのは魅力です。ナビが個人的にお勧めするのは行政機関の建物見学。歴史ある建物が多いだけに重厚で豪奢な内部が見られます。
この季節のパリの楽しみ方
パリが秋色に!
ランチタイムにもおすすめ
紅葉秋のパリは一年で一番ロマンチックな季節。この季節はパリのそぞろ歩きにはぴったりです。おすすめなのは公園や墓地の散策。黄色く染まったマロニエやプラタナスなどの葉っぱは日本のような紅葉ではありませんが、とてもパリらしい風情を醸し出してくれます。忙しい旅行の間にちょっとだけのんびりと散策する時間を作ってみてはいかがでしょうか。
季節の変わり目でもある時期なので、天気や気温に変動が起こりやすい9月と10月。念のために折り畳み傘を用意し、夜間の外出には一枚羽織るものがあるといいでしょう。だんだん日照時間も短くなり、パリの夜景も早い時間から見られるようになります。秋のパリ、たくさんお出かけを楽しんでくださいね。
以上、パリナビでした。
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2019-08-28