チョコレートの甘い誘惑♡サロン・デュ・ショコラ潜入ルポ！

世界中のショコラティエが集う祭典

パリのサロン・デュ・ショコラは通常10月末から11月初めにかけて開催されます。場所は大規模なイベント会場としておなじみの、ヴェルサイユ門にある国際展示場。とても広い展示場で、いくつものパヴィヨンがあるのですが、分かりやすい作りになっているのと案内表示もあるので、迷うことなく目的のパヴィヨンに着くことができます。チケットは事前にサイトからネット購入してもいいですし、その場で買うこともできますよ。ただ、かなりの人気イベントなので、行くとすれば平日をねらった方が賢明です。

倉庫のような天井の高いパヴィヨンに入ると、そこはもうすでにチョコレート一色の世界！ずらっと軒を連ねるチョコレートメーカーのブースが圧倒的です。バリエーションも色々あり、ユニークな形のものや、シュー生地を使ったもの、タルト系などなど、その豊富さにも心が弾んできます！中でも色んなフレーバーのショコラ・フォンテーヌは来場者の目を引いていました。マシュマロやイチゴにたっぷりとかけて召し上がれ。トロトロのチョコレートがたまらない美味しさです。

チョコレート菓子がずらり

色鉛筆の形をしたチョコレート

フランスでは定番のチョコレートペースト

日本からの出展もたくさんありました！

目にも楽しいフォンテーヌ・ド・ショコラ

ここまで来ればもう芸術品！

カカオそのものを知る

チョコレートの原料はもちろんカカオ豆。意外と本物のカカオを見たことがある人は少ないのではないでしょうか。サロン・デュ・ショコラでは、カカオ豆の原産国からの出展も数多くあります。コロンビア、ブラジル、インドネシアといった、国ごとのブースになっているのが分かりやすいです。その国のカカオの特徴を生かしたチョコレートの販売や、カカオの栽培、収穫過程をビデオ上映したり、フェアトレードをテーマにしたブースがあったりと、カカオ豆の原産国あってのチョコレートであることもしっかりとお勉強できます。

様々な原産国が出展しています

一般参加型イベントも

子どものためのアトリエ

大人向けの講座

参加者の皆さんも真剣そのもの

お待ちかね、チョコレートファッションショー！

さて、サロン・デュ・ショコラの最大の呼び物の一つが、この「チョコレートファッションショー」！何といってもチョコレートでできた衣装が一番の見どころです。毎回工夫を凝らしたチョコレートのドレスを見られるとあって、開始時間の17時には会場に沢山の見物人が押し寄せていました。
登場するモデルはだいたい20人ぐらい。さっそうとステージに表れるたびに観客から声援が送られます。ポーズをとりながらランウェイを歩く姿はまさにファッションショーそのものです。チョコレートの衣装といってもすべてがチョコレートでできているわけではなく、どの部分にどのように使われているか、どれぐらいオリジナリティがあるか、その辺りをみなさん見ているようですね。ショーの終わりには、衣装を手掛けたショコラティエ本人がモデルと共に登場。みなさん誇りに満ちたいいお顔をされてましたよ！

デザインや製作をしたショコラティエも舞台へ

フィナーレは全員ステージへ。会場が盛り上がります！

過去の衣装の展示も見ごたえがあります

このサロン・デュ・ショコラ、賑やかであると同時に、来場者もブース関係者も含めとても感じがよく、いい雰囲気でした。やっぱりチョコレートには人を幸せな気分にさせる効能があるんですね。大人から子どもまで性別関係なくみんなが楽しめるイベント、それがサロン・デュ・ショコラ。秋のパリ観光の際には、ぜひプランに入れてみてはいかがでしょうか。
以上、パリナビでした。