地元パリジャンに大人気、アリーグル広場近くの老舗ワインバー
夜のアリーグル広場は昼間と違って静か
こんにちは、パリナビです。
今日は、地元パリジャンに大人気のワインバーをご紹介します。
場所はバスチーユ広場とリヨン駅の間に位置するアリーグル広場のほど近くにあるBaron Rouge。赤い庇の外観、円形の看板、瓶ケースを積んで出来たテーブルが目印で、パリのワイン好きなら知らない人はいないという程の有名店です。
近くのアリーグル広場では月曜以外の毎日朝市がたち、屋外市場では新鮮な青果、食材がとても安く買えるので地元の人に大人気。合わせてフリーマーケットも開かれており、アンティーク雑貨や古着のスタンドも出ます。屋内市場のほうは午後になっても開いていて、お惣菜なんかも買えるので便利。
地元密着型の人気ワインバー
赤い外観が目印
このアリーグル広場を囲むようにして専門店や地元パリジャンが集まるカフェが集まっています。観光客はあまりいないので、ロコ気分を味わうにはもってこいの場所です。
さて、アリーグル広場からrue Théophile Rousselに入ると左手に見つかるBaron Rouge、午後の17時の開店早々、もう外で立ち飲みをしている人や中の奥のテーブルでワイワイやっているグループがちらほら。常連さんも多く、女優のルー・ドワイヤンも時々一杯やりにくるらしいです。天気の良い日にちょっと一杯ひっかけたいなんていう気分の時なら、常連さんに混じって外の立ち飲みテーブルで飲むのがおすすめ。
人気のテーブル席は開店と同時に埋まる
ゆっくり飲みたかったら店内へ。ただしテーブル席は20席ほどしかなく、夜は特に開店と同時にほぼ埋まってしまうので、そんな場合はカウンターや樽のテーブルでの立ち飲みになります。19時以降はアペリティフ(食前酒)をしに来る人で店内はいっぱいになり、外まで人が溢れるほどの賑わいを見せます。
メニューはカウンター奥の壁の黒板にずらりと描かれています。フランス語がわからない人には少しハードルが高いかもしれません。ただRouge(赤)かBlanc(白)で10cl(1杯)、75cl(ボトル)、46cl(ポット)の順に値段が書いてあるので、値段で選ぶのもアリです。あとはボルドーとか、ブルゴーニュとか、知っていたり飲んでみたい産地を告げれば、ムッシューが選んで持ってきてくれます。
メニューは黒板書き。左におつまみ、右がワインのリスト
ワインはグラス10clで赤は1.5€から、白は2€からととびきりリーズナブルな値段で飲む事ができます。毎日「本日のワイン」があり、行った日がちょうどボジョレ・ヌーヴォー解禁日だったこともあり、この日はヌーヴォーでした。せっかくなので46clで10€のものをオーダー。
あくまでワインバーなのでレストランのような食事はできませんが、置いてあるおつまみはとても美味しくてボリュームたっぷりなので、よほどの食いしん坊でない限りここで満足できると思います。秋から冬にかけては生ガキが大人気で、他にはチーズやシャルキュトリー(ハムやソーセージ、テリーヌなどの豚肉加工品)の盛り合わせが充実しています。
ワインはもちろんのこと、おつまみも充実
おすすめはシャルキュトリー盛り合わせ
ここではチョリソー、ソーセージ、レバーのパテ、リエットにピクルスとバターが添えられたシャルキュトリーの盛り合わせ(12€)が断然オススメです。ボリュームたっぷりで、パンと一緒に食べるとワインもどんどん進み、2人で分けてかなりお腹いっぱいに。立ち飲みでワインとおつまみを堪能した後は、近くのカフェでゆっくりとお茶するのが定番です。
店内に置かれた立派な樽のワインは、ボトル買いして持ち帰ることもできます。1リットル2.8€からと驚きの安さなので、お店で飲んでみて気に入ったらお土産に買うのもおすすめです。他にもちょっとしたおつまみも売っているので、まだまだ飲み足りなかったら続きはホテルで……なんていうこともできます。
観光客ならではの楽しみ方もありますが、たまにはこういったパリジャンに混じって地元密着型のお店に行ってみるのもいいですよね。以上、パリナビでした。