メゾン・ド・ファンファン

ボンマルシェやエルメス新店からも近い～

パリの6区といえばサンジェルマン・デ・プレ界隈と呼ばれるお買い物のメッカ。セーブル通り（rue de Sèvre）には去年(2010年）の11月にエルメス新店がオープンし、話題になりました。そのそばには、パリの老舗百貨店ボン・マルシェもありますよ。

地上階がブティックやカフェになっている、パリらしい石造りの建物が並ぶ通りを、ボン・マルシェから南西方面に向かってのんびり歩きましょう。モンパルナス大通りに突き当たる一つ手前にあるのが、マイエット通り（rue Mayet）。その通り沿いに「メゾン・ド・ファンファン」があります。

お客様に満足していただくことがモットーのオーナー

オーナーの田中夫妻が、この店をオープンしたのは16年前のこと。店のモットーは、「お客様に気持ちよく買っていただくこと」、「商品に満足していただくこと」だそう。また「メゾン・ド・ファンファン」では取り扱うブランドを限定、中古品であっても状態のいいものだけが揃えてあります。パリにはブランド・リサイクルショップが少なくありませんが、ごちゃごちゃと商品が置かれている店が少なくありません。それに比べると「メゾン・ド・ファンファン」は一つ一つの商品がきれいに、そして分かりやすくディスプレイされています。ブランド・リサイクルショップ・フリークのフランス人マダムに「本当にセカンドハンズなの？まるで新品見たいね」と驚かれたこともあるとか。お客様はパリに限らず、南仏や、あるいはベルギーからパリに来ると必ずこの店に立ち寄るという常連さんもいるとか。もちろん、日本からもフランスのブランドが好きな旅行客が大勢やって来るそうです。

シャネル、エルメス、ルイ・ヴィトンの商品が中心

「メゾン・ド・ファンファン」で主に扱っているのは、日本でも人気があるフランスの有名ブランドのシャネル、エルメス、ルイ・ヴィトン。中には新品も置いてあるのですが、実はこれ、社員やメディア関係者が、社員向けセールで格安で買って、使用しなかったものを持ち込むことがあるとのこと。特に34などの小さいサイズは新品が持ち込まれることが多く、小柄な日本人女性には喜ばれるようです。エルメスの人気バッグ、ケリーやバーキンも取り扱っていますが、これは入荷するとあっという間に売れてしまうとか。「当店のサイト上で商品紹介をしていますが、特に入荷の都度ＵＰしているブログを熱心にチェックされているお客様がいらっしゃいます」とのこと。

また、日本人のエルメス・ファンで、年２回エルメスのセールに来るたびに、日本ではあまり流行らなくなったエルメス製品を委託する方もいらっしゃるとか。というのも、フランス人はブランド品に関して、日本人ほど流行を追わないので、日本ではあまり流行らなくなったものでも売れるそう。例えばエルメスのスカーフなどは、コレクションしている人がいるので、状態が悪くなければ、売れ残ることは少ないそうです。

靴は小さいものから大きいものまでサイズが豊富

靴類もパンプス、サンダルからスニーカーまで、おしゃれなデザインのものがたくさん並んでいます。サイズも小さいものから大きいものまで置いてあり、特に日本ではあまり見かけない大きくておしゃれなデザインの靴があるので、足の大きめな方にはお勧めです。

委託販売も気軽に問合せを

委託を希望される方は、ＨＰに委託方法の詳細が書いてあるので、それを参考にしてください。「委託については気軽にお問合わせてください。特に写真をメールで送っていただけると、値段などもご提案しやすくなります」と田中さん。

新品同様、あるいは中古でも状態のいいモノがお値打ち価格で、たくさん揃っています。何よりも日本語でお買い物ができるのは、私たち日本人にとって、うれしい限りですよね。パリで、ブランド専門店に行く前にまず「メゾン・ド・ファンファン」を覗いてみてはいかがでしょうか？以上、パリナビでした。