日本でも大人気のマカロン。マカロンといえばラデュレ。ボナパルト店は、オリジナル・グッズも充実しています。
ボナパルト店
こんにちは、パリナビです。
今回は、スイーツのおいしいサロン・ド・テの中でも老舗中の老舗、ラデユレを紹介します。ラデュレの創業は1862年、フランス南西部出身のルイ=エルネスト・ラデュレが、マドレーヌ寺院そば、ロワイヤル通りにブランジェリー(パン屋)をオープンしたことに始まります。ちょうど、オスマンがパリ大改造計画を行った時代で、1871年にはラデュレもパティスリーへと生まれ変わりました。20世紀に入るとパリで万国博覧会が行われたことなどを機に、上流階級の女性たちが外出するようになり、カフェよりも女性が入りやすいサロン・ド・テが誕生。ラデュレ・ロワイヤルの2階にサロン・ド・テがオープンしたのは、1930年のことです。
現在、ラデュレはパリ市内に4店ありますが、パリナビが行ってみたのは、サンジェルマン・デ・プレ広場近くにある、ラデュレ・ボナパルトです。
アジアンテイストのインテリアが特徴のサロン
ドアを入ると、まずは、テイクアウト用のパティスリー・コーナー。ラデュレといえば、マカロンが有名ですが、その他のスイーツも種類が豊富で、季節によってその品ぞろえも変わります。
その奥が、広々としたサロン・ド・テになっています。インテリアは各店ともテーマがあり、ボナパルト店はアジアンテイスト。
ここは、カルチェラタンとよばれる、作家や俳優、アーティストたちの集まることで知られる界隈なので、このサロン・ド・テでお茶を飲んでいたら、ふと隣に座っているのが映画館のスクリーンで見たことのある有名女優だった、なんてこともあるかもしれません。
落ち着いた雰囲気のサロン・ド・テ
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インテリアはアジア風
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ヴィエノワズリーなど
午前中のみのプチ・デジュネ(ブレック・ファースト)のセットがあり、クロワッサン、パン・オ・ショコラ、パン・オ・レザンなどのミニ・ヴィエノワズリー類にフレッシュ・フルーツジュースが付き、飲み物はコーヒー、紅茶、ホットチョコレートからチョイスできます。さらに卵料理とフルーツがつくセットもあります。この近くのホテルに泊まって、ここでブランチ、というのも優雅ですね。
21種類のティーと豊富なスイーツ
ラデュレといえば、マカロン
サロン・ド・テでは、テ(ティー)を飲みたいものですが、メニューを見ると、21種類もあります。セイロン、アールグレー、ローズ、ミント・・、選びきれない時は、定番のメランジェ(ブレンド)・スペシャル・ラデュレがおすすめ。そして、ラデュレといえば、マカロン。バニラ、ショコラ、レモン、カフェなどの定番フレーバーに加えて、季節ごとに限定品が登場します。
たくさんのケーキ類の中から迷ったあげくナビが選んだのは、“バラのサントノーレ”。
このトッピングされている赤いバラの花びらはもちろんホンモノ。念のためお店の方に、「食べられるんですか?」と聞いてみたら、はい、との返事。
ホイップクリームは甘さ控えめで、心なしかバラの香りが。ベースのシューの中には、ゼリーともジャムともつかぬ不思議な食感の赤いフルーツ味の何かが入っていて、「これ何ですか」と再び店の人に質問すると、「ラズベリージャムをゼリー状に固めたもの」との答えが。ああ、おいしい。ちょっと大きめのこのケーキ、見た目よりずっと軽やかで、ぺろりと食べてしまいました。
もう一つ選んでみたのが、モンブラン。フランスのモンブランはベースがメレンゲになっているものが多いですが、これは下までクリーム。マロンクリームは味が濃厚なのに、全体的には軽い、絶品です。
見た目も美しい、バラのサントノーレ
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絶品、モンブラン
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素敵な旅行みやげが見つかる、オリジナルグッズ・コーナー
おいしいお茶を飲みながら、お菓子を食べて満足した後は、ラデュレのオリジナルグッズが買えるショップへ。入口は、ボナパルト通り、パティスリーの隣にあり、看板はショコラテリー(ショコラ店)となっていますが、ここが、グッズ専門店。外に出なくても、サロン・ド・テから直接行くことができます。
日本人の店員さんがいらっしゃったので、おすすめグッズなどを尋ねてみました。
ショップはパティスリーの隣
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オリジナルグッズがずらり
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日本人旅行者に一番人気なのが、オリジナルのラミネートバッグ。サイズは、A4がすっぽり入るタイプともう少し小ぶりの2サイズ。パリらしさを感じるおしゃれなデザイン、汚れにくく丈夫なラミネート製で実用的、スーツケースの中でも場所を取らずに軽い、と旅行みやげとしては理想的。また、ボナパルト店では、このバッグを買うと、ラデュレのオリジナル・ペーパーに包んでくれます。実は、これ、このボナパルト店ならではのアイデアで、以前、パリナビが他店でバッグを買った時は、紙袋にぽんと入れて渡されました。自分用にはそれでもOKですが、人へのお土産は、このパッケージがうれしい。
キャンドルは、小さいサイズもあって、人気のフレグランスはフレーズ・デ・ボワ(野いちご)、それからブリオッシュ!確かに、あのパンのブリオッシュの香りがします。
マカロンやエッフェル塔をあしらったキーホルダー。マカロンのイラストがかわいいポーチは、ペンケースとしても使えそう。
紙皿、紙ナプキン、招待状用のカードなど、パーティに使えそうなグッズもあります。
2タイプの用紙が入ったメモセットは、鏡つきの箱が、用紙がなくなった後にアクセサリーケースとしても使えますね。
家族や友人、そして自分のためのプレゼント、デザインのかわいいグッズがたくさんあって、目移りしてしまいます。
創業150年記念スイーツも登場
今年創業150年を迎えるラデュレは、月替わりで150周年記念のスイーツを提供します。パリを訪れた時に、落ち着いたサロンで、今年のしかもその月にしか出会うことのできない絶品スイーツを味わい、その後は、素敵な旅行みやげを選んでくださいね。
以上、パリナビでした。