モンパルナスタワー56

トゥール・モンパルナス56Tour Montparnasse56

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高さ210m、56階建ての超高層ビル。主な用途はオフィスですが、56階のレストラン、59階の展望台は観光客にも人気です。

こんにちは、パリナビです。
パリを訪れたからには、一度はパリの景色を上から見てみたいと思いませんか。エッフェル塔やサクレ・クール、凱旋門の上などが人気ですが、パリのパノラマを見渡せる場所として今回おすすめするのは、パリの左岸、モンパルナス駅のすぐ隣にそびえるモンパルナスタワー56です。
古い景観を残すパリ市内にあって、高さ210m、59階建ての近代的な高層ビルは、街のいたるところから見え、今やパリの新しいランドマークと言ってもいいでしょう。建物自体はオフィスビルですが、56階の展望フロア、そして59回の屋上テラスは、毎日大勢の観光客が訪れる絶景スポット。では中はいったいどんな風になっているでしょうか?早速モンパルナスタワーへ行ってみましょう。

モンパルナスタワーとは

今やパリのランドマークタワーに

今やパリのランドマークタワーに


旧モンパルナス駅の跡地に1970年から着工され、1973年に完成しました。当時は景観をめぐって大論争が起こったようです。確かに、パリらしい街並みを守る界隈にいきなり高層ビルが建つのですから、パリジャン達も戸惑ったことでしょう。建設後ですら取り壊しの話が持ち上がったほど、当時のパリにとっては大きな事件だったのです。ラ・デファンス地区を除いては、パリにこれ以上の高層ビルは建っていません。
厳密には15区に建っていますが、6区と14区の境界にあり、タワーのすぐ隣はSNCFのモンパルナス駅、そしてメトロのモンパルナス・ビエンヴニュ駅と、アクセスは大変便利です。

では入ってみましょう

モンパルナスタワー56への入り口は、モンパルナス駅を背にタワーへ向かい、ショッピングセンターとの間の階段にあります。ビルの正面入り口の左手にあたります。
展望台入り口の看板を目印に行きましょう。
入るとすぐにチケット売り場があります。料金は大人14ユーロ、16歳から20歳までと学生は11ユーロ、7歳から15歳は8、50ユーロ、身体障害者は7ユーロ、6歳以下の子供は無料となっています。チケットはオンラインで事前に買うこともできます。
そのままビルへ入ってエレベーターへ。展望フロアまで直通のエレベーターは、なんと38秒で56階まで昇ります。
56階へ着くとチケットを見せて入場。目の前にはガラス張りの展望フロアが広がります。
タワー入り口

タワー入り口

専用エレベーターで56階へ

専用エレベーターで56階へ

展望フロア

展望フロア

必見!パリの大パノラマ

パリ市内が一望に!

パリ市内が一望に!

エッフェル塔が正面に見えます

エッフェル塔が正面に見えます

展望フロアは前面ガラス張りで、パリの全景をくまなく見渡せます。何といってもおすすめなのはエッフェル塔を望む景色。モンパルナスタワーはエッフェル塔からシャン・ド・マルスを通った延長線上に建っているので、まっすぐ正面にエッフェル塔を見ることができるのです。距離も遠くないため、まさに抜群の景色。すぐ側にはアンヴァリッドの金色の屋根も見えます。エッフェル塔の先にはラ・デファンスのビル群が。
少し北の方角へ移って行くと、遠くにはサクレ・クール寺院、セーヌ河沿いにはルーヴル美術館、ノートルダム大聖堂にポンピドゥーセンター…と、パリの名所が一望できます。そしてパリの街を縦横無尽に走る通り。街のつくりがよく分かって楽しいですよ。
風景をズームできる

風景をズームできる

窓のすぐ前には、タッチパネルの案内板が何箇所も設置してあります。その場所から見える風景をズームしてみたり、どこに何があるのかをひとつひとつ表示したりできるので、さらに細かく知ることができます。
また、パリをもっと深く知るための案内板も。画面をタッチして知りたい界隈の情報を見たり、パリに関するクイズでちょっとした豆知識を得たり、遊びながらパリについて学べるようになっています。日本語は残念ながらありませんが、こういった案内板は使ってみると面白いと思います。
展望フロアの壁沿いには、パリの写真が展示してあります。例えばエッフェル塔の見える場所では、エッフェル塔の建築段階の写真や万博の写真など。他にも昔のパリ市の写真や、モンマルナスタワーの建築に関する写真などが展示されています。展望フロアではつい風景ばかり見がちですが、こういった展示物も興味深いものです。
ちなみにこの56階展望フロアは、同じ階にレストランがあるため360度の通り抜けはできません。
色んなタッチパネルがあって楽しめる 色んなタッチパネルがあって楽しめる

色んなタッチパネルがあって楽しめる

左手がタワー建設時の写真

左手がタワー建設時の写真

パリ万博の写真展

パリ万博の写真展

屋上テラス

展望フロアの上には、さらに屋上が。地上210mからのパリのパノラマを360度展望できます。中央部には腰を下ろしてのんびり日光浴できるスペースも。昼間の景色はもちろんですが、屋上から眺める夕暮れは一見の価値ありですよ。天気のいい日にはぜひ上がってみて下さい。
屋上からの眺めは最高! 屋上からの眺めは最高!

屋上からの眺めは最高!

夕暮れのパリ!

夕暮れのパリ!

カフェや土産物店も充実

展望フロアに戻りましょう。さて、一息つきたいときには、カフェも併設されています。コーヒーは2ユーロとリーズナブル。マフィン系のおやつもあります。お腹のすいた人には、サンドイッチやサラダなど、軽食も用意されていますのでどうぞ。パリの風景を眺めつつコーヒー休憩なんて、ちょっと贅沢ですね。
お土産コーナーもあります。定番のお土産からはがき類などなど、お店は小さいながらも色んな種類の商品がそろっている印象。
フロアの奥へ行くと、イベントスペースがありました。貸しスペースで、パーティなどのために企業から個人まで借りることができるのです。なんと結婚式をするカップルもいるそうですよ。こんな場所で挙げたらきっと思い出に残る結婚式になりそうですね。
軽食のできるカフェ 軽食のできるカフェ 軽食のできるカフェ

軽食のできるカフェ

お土産コーナーも充実

お土産コーナーも充実

イベントスペース

イベントスペース


オープン時間は朝9:30から。10月1日~3月31日は22:30まで(金、土と祝日の前日は23:00まで)、4月1日~9月30日は23:30までです。最終入館は閉館の30分前となっています。
屋上テラスも含めて、やはり夏場が天気もよくコンディションがいいのですが、来館者も増えるので、人ごみを避けたい場合は午前中に行くといいでしょう。夏場は日の入りも遅くなります。夕暮れを見たい場合は21時以降でも大丈夫です。反対に冬場は19時頃ならすでに夜景を見ることも可能です。季節に合わせて時間帯を選んで行ってみて下さい。
パリの絶景を楽しむには抜群のロケーション。皆さんもぜひ予定に組み込んで、大パノラマを楽しんで下さいね。以上、パリナビでした。

記事登録日:2014-02-18

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スポット登録日:2014-02-18