閉店・移転、情報の修正などの報告

パリからたったの1時間。日帰り旅行を楽しみたい方にもオススメの街。秋には、プロの買い手も集まる蚤の市もありますよ。

こんにちは、パリナビです。パリからTGVが走り出して1時間ほど、北フランスの中心リールに到着します。派手でいて整然とした印象の建物はベルギーの風景に似かよっています。パリから1時間、ブリュッセルまでわずか117km、ロンドンまでは1時間20分の国際的な地方都市、リール。今日はナビがリールの町を紹介しながらリールの歴史からおいしいもの、ホテル情報などのオススメスポットをご紹介いたします。

2つのインターナショナルステーション

リールには2つの中央駅があるので乗車の際は、切符と時刻表をよーく確認してくださいね。リール・フランドル駅とリール・ヨーロッパ駅はわずか500メートルの距離。ユーラ・リールのショッピングセンターを挟んでいます。
近代的印象のリール・ヨーロッパ駅

近代的印象のリール・ヨーロッパ駅

リール・フランドル駅

リール・フランドル駅

ショッピングセンター「ユーラ・リール」

ショッピングセンター「ユーラ・リール」

リール・ヨーロッパ駅の前ににあるのが、アンリ・マチス公園(Parc Henri Matisse)。広々とした公園に、ビルが点在するのが印象的。この中を通って町に出てみましょう。
レールは昔の名残

レールは昔の名残

公園の道を進むと400年前に建設されたルベ門「porte de Roubaix」が現れます。レールが門の中を通ります。昔の城壁だったルベ門。一時はトラムが中を通っていたのだそう。門をくぐるとルベ通り(rue de Roubaix)に出ます。まっすぐ500mほど進むと町の中心地ジェネラル・ドゴール広場に到着です。

証券取引所

噴水のまわりにはオペラ、劇場と主要な文化施設が並んでいます。
ちょっと気になる建物を発見。中に入ると回廊になっていて、ナビが訪れたときは古本市が開かれていました。ぱらぱらと眺めているだけも楽しい古本。雑誌の中の昔の広告も素敵ですよね。その古本もさることながら、この建物なんだか貫禄たっぷり。実は旧株式取引所だそう。なんと17世紀の建物というからこの保存状態にびっくりです。そして今も人が自由に行き来できるなんて、太っ腹。中庭では読書を楽しむ人、ゲームをする子どもたちで賑わっています。
町の中心なのに静かで穏やかな雰囲気

町の中心なのに静かで穏やかな雰囲気

外観はこんな感じ。

外観はこんな感じ。

200年続く老舗パティスリー

ゴーフルはおみやげにもどうぞ。

ゴーフルはおみやげにもどうぞ。

年季が入った重厚なおももちのパティスリー。

年季が入った重厚なおももちのパティスリー。

そこから 27 rue Esquermoise 通りへ進むと、バロック調の重厚なパティスリー「Meert」が見えて来ます。リールに住む人なら誰でも知っているという有名老舗パティスリー。おいしそうなお菓子がショーケースに並んでいます。中でもオススメはこの辺りの地方菓子ゴーフル。メルのゴーフルにはシコリクリームやマダガスカルバニラクリーム(聞くだけでおいしそう~)がサンドしてあるんです。1849年の開店当初からの人気商品なんですって。コンパクトな箱に入っているのでおみやげにも良さそう。他にもスペキュロスやショコラ、ショーケースにはケーキが並んでいて迷ってしまいます。サロン・ド・テも併設されていますのでどうぞ。

パティスリー・メール
Patisserie Meert
27 rue Esquermoise 59800 Lille
0320570744
(火~土)9:30-19:00 (日)9:00-13:00,15:00-

クレ通りへ

この「パティスリー・メール」からカテドラル周辺はリールの旧市街。オレンジ色や水色のカラフルなパステル調の建物が並んでいます。ショッピングもこの辺りでどうぞ。中でもクレ通り周辺は、流行に敏感な人が集まるのだそう。文房具屋さんやかわいい服屋さんが並んでいます。

マルシェを覗いてみましょう。

コンセール広場では 朝市が開かれています。水曜日、金曜日、日曜日の朝7時から14時まで開催。パンやフルーツ、地域の特産物、かわいい服まで並びます。毎週日曜日にこんなマルシェにお買い物なんていいなあ、とうらやましくなるマルシェです。

マルシェ コンセール
Marche Concert
Place du Concert 59800 Lille

ヨーロッパ最大規模「アンティーク市」

マルシェといえば・・・リールでは1年に1度、大規模なアンテーィーク市が開かれます。プロフェッショナルも買い付けにくるというマルシェは、町中の至る所に1万もの出店が並びます。フランスをはじめ、ヨーロッパでも有名なリールのアンティーク市は、毎年9月第1週の週末に開かれます。200万人も訪れる賑やかなイベントですよ。この期間は町中通行止め、ホテルも満員になるので、早めのホテル予約が必要です。

ムール・フリットが500トン!

アンティーク市に来たら外せないのが「ムール・フリット」。バケツのようなホーローの鍋にたっぷりのムール貝のワイン蒸しを「ムール」。これに必ず付いて来るのがポテトフライ「フリット」。ひとりでは食べきれないほどの量のムール貝、挑戦してみてください。ムール・マリナード(白ワイン蒸し)、ムール・ノルマン(白ワイン蒸し、クリーム入り)、ムール・キュリー(カレー風味)などのバリエーションもあるのでどうぞ。アンティーク市ではムール・フリット屋が大繁盛。この週末だけでなんと500トンものムール・フリットが消費されるんですって。

オススメホテル

ジェネラル・ド・ゴール広場の夜景もきれいです。

ジェネラル・ド・ゴール広場の夜景もきれいです。

ベスト・ウエスタンホテル・リール・ベルビューは町の中心大きな広場「ジェネラル・ド・ゴール広場」に面しているたったひとつのホテル。広場側と指定すると、広場を見渡すホテルに宿泊できます。夜のライトアップもホテルの部屋から楽しめます。朝ご飯がビュッフェなのも嬉しい。

Best Western hotel Bellevue
5 Rue Jean Roisin
59800, Lille, France
03 20574564

リールの世界遺産

市庁舎の鐘楼

市庁舎の鐘楼

リールを含むフランドル地方に見られる鐘楼。市庁舎の鐘楼は世界遺産に指定されています。ガイド付きツアーもあり。

リールのおいしいものガイド

リールといえば、やっぱりムールは味わっておきたいもの。また北フランスはビールの産地。こくのあるビールがあります。またクラミックという干しぶどう入りのパンは北フランスならではのパンです。
ムール

ムール

こくのあるビール

こくのあるビール

クラミック

クラミック

フランドル文化が残るリール、いかがでしたか?パリからも近いのにフランスのまったく違った文化を楽しんでみてくださいね。以上、パリナビでした。
  • photo
  • photo
  • photo
  • photo
  • photo

記事登録日:2011-10-31

ページTOPへ▲

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2010-03-25