ヨーロッパの西と東の文化が集まるストラスブール。ジャズフェスティバルやクリスマスマーケットも開かれます。
ストラスブールのクリスマス・マーケットの様子
こんにちは、パリナビです。今日はナビが大好きな街「ストラスブール」をご紹介します。なんでナビが大好きなのかって?タータンチェックのテーブルにハートのモチーフの木製の椅子。ヨーロピアンカントリーシックな場所、アルザス。その中心にあるストラスブールは近代的であり、ドイツとの国境の町ゆえに文化の融合するところ。古い木枠組みの家がまるで童話の世界で、特にクリスマスシーズンは、とっても大きなクリスマスツリーが登場して街が賑わいます。毎年違ったテーマでもみの木とその周辺が飾られて何回見ても見事。そして何よりおいしいアルザスでしか食べることができない地方スイーツがたっくさんあるんですよ。今日は、特色あるスイーツをはじめ、観光スポットや地元の人に教えてもらったとっておきワインまでご紹介します。
パリ・エスト駅からストラスブール駅へ
パリ・エスト駅。ここからストラスブールへのTGVが出ます。
ストラスブールは、アルザスへの旅の拠点であり、またドイツへの玄関でもあります。 パリからのアクセスは、パリ・エスト(Paris Est、パリ東)駅から快適な高速幹線TGVに乗ること約2時間20分。パリを過ぎるとシャンパーニュ地方のなだらかな大地を抜けて走ります。また飛行機でのアクセス可能。パリからストラスブールまで約1時間。ドイツからのアクセスも多いので、便利です。
近代的な印象のストラスブール駅。その中には‥
ストラスブール駅は古い駅舎をガラス張りの近代建築が覆います。よく見ると古い駅が浮かんでいるように目に映ります。構内にカフェ付きのポール(パン屋さん)もあって電車に乗り込むときに便利。
駅からはトラムが走り、街の中心まで簡単にアクセスできます。郊外から街の中心までトラムが走っているのでとても便利。街までは徒歩でもアクセスができます。駅からキュス通りを進むとイル川を渡る橋が掛かります。そこを抜けると中心地です。
ここは見逃せないストラスブールのおススメ観光スポット
絵本の世界プチット・フランス地域
1、プチット・フランス
旧市街プチット・フランスは、古い木枠組みの家が立ち並び、イル川が流れて散策にぴったりの地域。近代美術館も近くにあります。
2、ロアン宮
大聖堂のすぐ横手にある美術館。司教の宮殿だった建物には、3つの美術館があります。旧石器時代からのコレクションの考古学博物館、ルネッサンスから19世紀までの絵画美術館ボーザール、陶磁器や時計などのコレクション装飾美術館を楽しむことができます。
3、カテドラル
木枠組みの家が寄り添った、街の中心地に突如現れる美しい大聖堂。142メートルもの高さがある尖塔が印象深いノートルダム大聖堂「カテドラル」は13世紀から作り始めたという歴史ある建物。美しい彫刻が全面に施されて天へと伸びるような印象的な大聖堂。螺旋階段を上って見る景色もお勧めします。運良く12時30分頃に大聖堂を訪れたら、聖堂内右奥にある天文時計に注目してみましょう。仕掛け時計が時刻を奏でます。
アルザス衣装の看板が目印「ミュゼ・アルザシアン」
4、アルザス博物館
アルザスの農家を改造して古道具や伝統的な食器やお菓子の型、大きなリボンが特徴の民族衣装を展示するアルザス博物館。木枠組みの大きな建物は一軒家とは思えないほどの広さ。100人位住めちゃうんじゃないかというような大きな家です。建物の中を回りながら建築や生活用品を見ることができます。
5、クリスマス市
毎年12月には街全体がイルミネーションに飾られてストラスブールの街は一層華やかになります。街の中心「グーテンベルク広場」には世界一という巨大なクリスマスツリーが登場します。街の至る所ではクリスマスマーケット「マルシェ・ド・ノエル」が楽しめますよ。カテドラルの裏にはスケートリンクも登場。
アルザス地方、ストラスブールのお菓子
チーズケーキフランス風のチーズケーキはいかが?ふわっとしてかなり大きめサイズのチーズケーキ。でも甘さ控えめだからまるまる1つ食べることができちゃうんですよねー。実はフランスってあまりチーズケーキを食べないんです。アルザス地方ではフレッシュチーズのフロマージュ・ブランを使ったチーズケーキが名物のひとつです。
クグロフ王冠型の優美なラインの型で焼き上げた「クグロフ」パティスリーやブーランジェリーでは陶器の型で焼き上げます。注文すると、粉糖をふってくれます。店員さんが器用に紙で包装してくれるのもうれしい!
ミラベルのタルトフルーツが豊富なアルザス地方。その中でも丸い黄色の実がかわいらしい「ミラベル」。生もおいしいのですが、ミラベルをふんだんに使ったタルトは格別!
マナラクリスマス前のサンニコラに食べるブリオッシュ菓子。ひとつひとつ表情があってかわいい。クリスマスツリーに飾ることも。
ストラスブールの厳選パティスリー
ナビがオススメする、ストラスブールのパティスリーは、下の3軒!
ティエリー・ミュロップ Thierry Mulaupt18 rue du Vieux Marché
aux Poissons 67000 Strasbourg
Tél. +33 (0)3 88 23 15 02
5 rue du Temple Neuf
67000 Strasbourg
Tél. +33 (0)3 88 32 43 80
ネゲルNaegelMaison-Naegel
9, rue des Orfèvres
67000 Strasbourg
Tél : 03 88 32 82 86
fax : 03 88 52 03 48
アルザスの料理とワインはこれ!
レストランに入って困ってしまうのがワインの注文ですよね。現地に住む人が気楽に楽しむのが「エデルツヴィカー」というワイン。これ、実はぶどうの種類が混ざったお酒のことです。でもこれがなかなか安くていけます。地元在住きどりで一杯いかが?
DOMAINE LOEWのオーガニック・ワイン
ストラスブール近辺のワインのオススメ銘柄
28, rue Birris 67310 WESTHOFFEN
※rue du Temple にあるワインショップ「ミレジム」でも手に入ります。
お肉たっぷり!シュークルート。
シュークルート
肉の量に圧倒される一皿。発酵キャベツをワインやスパイスで肉と煮込んだ料理。色々な種類のソーセージや肉が楽しめます。さっぱりしたキャベツでお箸が進む!
ストラスブールのオススメおみやげ
パンデピス
お店によってもかなり味が違うパンデピス。「ミレイユ・オステール」のパンデピスはスパイス使いが光る味わい深いパンデピス。日本にゆかりのあるオーナーが出迎えてくれます。味見させてくれるのもうれしいところ。
MIREILLE OSTER
14, rue des Dentelles 67000 Strasbourg France
Tél : 03 88 32 33 34
アルザス風陶器土の暖かみや柔らかさが伝わってくるような陶器。カラフルな色に素朴な柄が特徴。
ストラスブールのマルシェの様子
ストラスブールはいかがでしたか?実はストラスブールの魅力はこちらに書ききれないほど。マルシェも楽しいし、毎週末に開かれる蚤の市、郊外にある大きなオーガニックスーパー、ビール工房‥他にもたくさんご紹介したいところ。皆さんもお好きなストラスブールの風景を見つけてみて下さいね。以上、パリナビでした。