おみやげにぴったり。フランスらしいキッチン雑貨やお路地なる・エコバッグ、自家製ジャム、紅茶などが買えるセレクト・ショップ。
こんにちは、パリナビです。今日は有名デパート、ボン・マルシェ近く、レストランや雑貨の店が並ぶシェルシェ・ミディ通りにあるセレクト・ショップをご紹介しましょう。旅行土産にぴったりのキッチン雑貨や自家製ジャム用品などが置いてある店です。マミー・ガトーのお店はシェルシェ・ミディ通りに3軒並んでいますが、66番地にあるのがサロン・ド・テ。オーナーMarikoさんが、日本とフランスでパティシエとして働いた経験をいかして2003年にオープン。70番地のブロカント(アンティーク・ショップ)はMarikoさんが、趣味のアンティーク家具・小物集めが昂じ、2006年に開いた店で、フランス、ヨーロッパのアンティーク市などで買い付けたモノが置いてあります。そして2008年にオープンしたのが、この「ブティック」という名のセレクト・ショップです。
近くには老舗デパートボン・マルシェの食品館が
地下鉄セーブル・バビロンヌ駅を出ると、すぐに老舗デパート、ボン・マルシェが見えます。ここの食品館はチョコレートやお菓子類などのおみやげを買いに来る旅行者でにぎわっていますが、同時に近所に人たちにとっては日常の買い物の場所であり、またランチタイムにはここで買ったサンドウィッチをすぐ隣りの公園で食べる学生やOLたちの姿も見かけます。「マミー・ガトー」のあるシェルシェ・ミディ通りは、ボン・マルシェ食品館前の横断歩道を渡り、ラベ・グレゴワール通りを進むと、すぐにつきあたります。
「マミー・ガトー・ブティック」はサロン・ド・テとブロカントの間にあります。
「このお店には、フランス家庭で日常的に使われる、キッチン周りの道具類、雑貨類などを揃えました。また、昔はどの家にもあったのに最近はあまり見かけなくなったもの、フランスの職人が作った道具など、自分がいいな、と思ったものを集めています」
とオーナーのMarikoさん。
職人の手による道具や、昔懐かしい雑貨など
たとえば、こちらのかごはブルゴーニュ地方の町、Fayl-Billot (ファイビヨ)で作られたもの。ファイビヨはフランス全国から生徒が集まる、国立のかご職人養成学校がある町なので、ファイビヨ産のかごを持っている、なんて、フランス人に自慢できます。赤いボックスは、紙でできた昔懐かしい感じのする、子ども用のお道具箱です。つい最近も、フランス人の老マダムが「懐かしい、これ、子どもの頃、使っていたのよ」と言ってお孫さんに買って行ったそう。
フランスでも流行りのエコバッグ。こちらは、Marikoさんのお手製です。
おみやげにぴったりのキッチン小物やジャム
下の写真はクッキー型です。ナイフやフォークのかたちをしたシンプルなもの、星や花の形をしたカラフルなもの、男の子向けにはロケット型も。
フランスのどこの家庭でも見かけるような布巾類、シンプルなデザインで飽きの来ないカフェオレ・ボール。キャンディの入った曲げわっぱのボックス。みんな、普通のフランス家庭のキッチンに置いてありそうなものばかりです。
こちらは、Marikoさん手作りのジャム類。季節のくだものを使ったジャムの他、日本でも流行っている、コンフィチュール・ド・レ、牛乳から作ったジャムのことですが、キャラメル味とチョコレート味の2種類です。ジャム類は、サロン・ド・テにも置いてあります。
オリジナル・ブレンドの紅茶は隣りのサロン・ド・テで出しているものと同じです。パッケージのかわいい、サクランボあめ。ミニチュア泡だて器のキーホルダーは料理好きの人へのおみやげにぴったりです。
主な商品の価格
クッキー型 1.5ユーロ~
紙製の道具箱 10ユーロ~
手作りエコバッグ 27ユーロ~
ジャム 5ユーロ
コンフィチュール・ド・レ(牛乳ジャム)6.5ユーロ
紅茶 6ユーロ
フランス家庭のキッチンで毎日使われている雑貨ですが、私たち日本人にはフランスを感じさせる、旅行みやげにもぴったりなモノが揃う店です。「今後、キッチン周りの小物類をもっと増やしていき、また、フルーツケーキなどの焼き菓子を置いたりして、もう少しエピスリー(食料品店)のような雰囲気のある店にしていこうと計画しています」とMarikoさん。持ち帰りが可能な焼き菓子が買えるようになれば、サロン・ド・テでしか味わえないおいしいスイーツの味を、日本に持ち帰ることができますね。以上、パリナビでした。