パリ国際農業見本市2010に行ってきました!
こんにちはパリナビです!2月27日から3月7日まで行われていたパリ国際農業見本市2010(Salon international de l`agriculture)に行ってきました!毎年この時期に行われるこの見本市は専門家に限らず一般客も入場できるとあって、フランス人はもちろんヨーロッパ各地より人々が美味しいものを求めて集まります。2009年には9日間で67万人を動員したほどフランスでも人気の見本市です。学校がバカンス時期ということもあり、子供連れも目立ちましたが、やはり多いのはオトナ…「だってワインが試飲出来るのですよー」「だって世界各国の料理が試食出来るのですよー」「つまり無料なのですよー」話は聞いていないが、皆の答えはわかります(笑) だってナビもその一人ですから…
会場は大きくわけて4カテゴリーに分かれていました。
1.Les Animaux (動物)
牛、羊、豚、鶏、アヒル、ええっとそれから馬、ロバ、犬、猫、ウサギ…3500頭以上の動物が大集合して農村がそのままパリに引っ越してきたようでした。牛だけをとっても「これだけの種類があるのかぁ」と子供だけではなく、大人も楽しめる展示になっていました!
2.La gastronomie d’ici et d’ailleurs(フランスまたはその他各国の物産展)
ほとんどの人がまず直行するのがココ!フランス各地、その他各国の名産品が集まっていました。その数、1000軒以上!! ワイン、フォアグラ、チーズ、オリーブ、ハム….本当に地域によってこれだけ味が違うものなのだなぁとしみじみ思いました。
3. Les Vegetaux(植物)
小麦畑にフランスパンが展示してあり、お父さんが子供に「ほら、フランスパンはこの植物から出来ているんだよー」と説明している場面をみかけたり、植木のスペシャリストのおじさんにはたくさんの人が相談していました。トマトやりんごの試食も出来て大満足でした。
4. Les metiers et service de l’Agriculture(農業に関する展示)
AB(Agriculture Biologique)と呼ばれるフランスの有機農作物認定マークを発行している機関のブースや、INRA(フランス国立農業研究所)のブースが期間中、子供達にもわかるように、農業を説明していました。
言わずとしれた農業大国フランス。今回、この見本市に参加して、その意味を少し理解したような気がしました。皆、食べることが好きだから、一生懸命美味しいものを探すし、生産者はそのレベルの高いお客さんのためにせっせと努力をする。このサイクルがこの農業大国フランスを支えているのでしょう!来年もこの時期にあると思うので、時間があれば是非とも訪れてください!違った方面からフランスをみることができますし、美味しいものが食べられます。
絶対に後悔しませんよー!!以上パリナビでした。
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2010-03-26