実りの秋を十分に満喫する!
こんにちは、パリナビです。今回は “秋のパリの楽しみ方” についてご紹介したいと思います。パリには日本と同じようにはっきりとした四季があり、四季折々のイベントや食材、風景が楽しめるのもパリの魅力。年間でいつ訪れてもそれぞれ違ったパリの顔を見せてくれるのです。中でもナビの独断はありますが、秋のパリは格別です。
とにかく野外が気持ちいい!
1.秋を感じに公園に行こう
パリジャンと公園は切っても切り離せない関係。現在のパリの街の基礎と作ったとされるナポレオン3世は、その計画の中でできる限り沢山の緑を配置するように命じたそうです。またフランスには著名な庭師がいて、王族などから手厚いもてなしを受けていたとか。最も有名なのはヴェルサイユ宮殿やチュイルリー公園を手掛けたという、Le Notre (ル・ノートル) 。今でも彼の作品はパリジャンの憩いの場所として愛されています。そんな歴史に思いを馳せつつ、紅葉した草木や落ち葉を眺めてゆっくりするのもこの季節ならではの醍醐味。おススメはブローニュの森や、5区にあるパリ植物園です!
ブーローニュの森の水辺で過ごす・・・
2.秋のセーヌ川を感じにいこう
世界遺産にも登録されているセーヌ川河岸。エッフェル塔のふもとから、シテ島やサン・ルイ島を含む約8キロにわたる川岸が対象です。そんな世界遺産を体験するのにおススメなのがセーヌ川クルーズ。秋風を感じながらのクルーズ、この季節にしか体験できない独特の雰囲気があります。
3.運動で気持ちの良い汗を流そう
パリは北海道とほど同じ緯度に位置しています。そのため冬の冷え込みは激しいですが、夏は “Canicule (猛暑) ” に襲われることもしばしば。なのでスポーツに一番適した季節はズバリ、秋です。湿気がなく、涼しいので気持ちよく汗を流せること。もう一つは食べ過ぎて生まれた罪悪感を解消できるということ・・・毎年9月には、女性限定のマラソン大会 “La Parisienne ” が開催されます!
秋のスポーツの祭典として注目なのが、10月上旬にロンシャン競馬場で開催される凱旋門賞。日本馬も出走するため、おなじみのイベントですね!自分が動くわけではありませんが、手に汗握るエキサイティングな時間が楽しめます!凱旋門賞鑑賞のコツは帽子の着用。女性に限りですが入場が無料になります。華やかな装いで来場するマダムやムッシューと同じようにお気に入りのお洋服で優雅に鑑賞してみてください。
日本馬への期待が非常に高い!
とにかく食べ物がおいしい!
1.食欲の秋を堪能しよう
食欲の秋とはまさにこのことだと5感で体感できるでしょう。秋の豊富な食材を見ると、料理が不得意なナビでも何とか調理できないものかと試行錯誤します。魅力的な食材にはこれほどのパワーがあるんですね。
秋に旬を迎える食材としてまず挙げられるのが、秋トリュフ!トリュフは食材の王様です。スーパーなどでもトリュフ入りの塩などが割と手軽にゲットできます。また、香り高いきのこ類も秋の味覚です。特にジロール 茸やセップ茸はこの時期に食すのがベスト!
トリュフ入りの塩はお土産にいかが?
2.ワインを知る絶好のチャンスを生かそう
秋に行われるワイン関係のイベントは内容が盛りだくさん。なぜならワイン業界が最も活気づく季節なのです。
ブドウの出来にはその年の夏の気候が大いに関係し、ワインメゾンは一喜一憂するんだそう。9月末から収穫に入り、この期間限定のブドウ摘みのアルバイトを各地で募集します。肉体的に少しきつい仕事だそうですが、人気のアルバイトです。そして10月にはモンマルトルの丘で収穫祭が開催されます。各地からワイン業者が集まりますよ!そして11月はボジョレー・ヌーボーと続きます。この時期ワインのイベントは非常に内容が濃いのでお見逃しなく!
秋ならではの文化、芸術シーンに触れよう
忘れてはならないのが、毎年秋に開催される文化系のビックイベント。ヨーロッパ文化遺産の日。9月の中旬に開催されるこちらのイベントは、普段非公開、かつ歴史的建造物が特別に公開される日なんです。ちなみにナビはエリゼ宮 (大統領官邸) の入場に6時間待ったことがあります・・・このイベントは毎年9月中旬の週末に開催されます。入場の列は必至なので、できるだけ午前中からお出かけになってください!
ファッショニスタに会おう
一年で最もファッショニスタが集まる季節かもしれません。
ヴォーグ・ファッション・ナイト・アウト、パリコレとファッション界のビックイベントが目白押し。パリのファッションイベントには世界各国のセレブやファッショニスタが集まります。
チュイルリー公園などイベントが開催される場所では、セレブと会える確率が大幅アップ!中にはスナップ写真撮影のために立ち止ってくれるセレブも。
バカンス明けで褐色の肌をしたパリジャンたちが街を闊歩している秋のパリ。
朝晩はかなり冷え込み、ふとした瞬間に郷愁のパリを感じさせてくれます。
またこの時期は降水量が多いので、折り畳み式の傘などを忍ばせてお出かけくださいね (これ大事です!) 。以上パリナビでした。
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記事登録日:2013-10-02