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リサイクル・レザーやボール紙素材を使った、エコロジーにこだわる、アーティストがデザインしたおしゃれなステーショナリーや雑貨の店。

こんにちは、パリナビです。今日は、ノートルダム大聖堂の近くにある、ボール紙やレザーを素材に使った、エコロジーにこだわる、フランス人アーティストがデザインする、センスのいいステーショナリーや小物類、家具を扱う店「カール・ド・ポワル」をご紹介しましょう。
旅行に出ると、友達、同僚、親戚へのお土産選びに頭を悩ませることがあります。パリらしく、おしゃれで、気が利いていて、ありふれていないもの、そして、スーツケースの中で場所をとらず、軽くて壊れにくいもの。そんな理想的な旅行土産が、この店に行くと見つかります、もちろん、自分でも使ってみたい、と思えるステキなグッズもたくさんあります。
地下鉄Maubert-Mutualité(モーベール・ミュチュアリテ)駅の出口から地上に出ると、モーベール広場があります。ここは火、木、土曜日の午前中、マルシェが開かれます。野菜、果物、肉などの食料品、アクセサリー、帽子の店が並び、買い物かごを持った近隣に住んでいるらしいフランス人マダムから観光客まで、いろいろな人がマルシェでの買い物を楽しんでいます。
このモーベール広場からセーヌ川に向かうビエーヴル通りは、昔ながらの石造りの建物が並ぶ細い通りで、レストランやブティックが並び、小さな公園もあります。この通りの右側、27番地に「カール・ド・ポワル」があります。ショーウィンドーをのぞくと、ボール紙素材の色とりどりの名刺入れや鉛筆立て、レザー製のメモ帳カバーなどが並んでいて、リサイクル・レザーとの表示が。

シンプルで機能的なデザインのグッズが並ぶ

店に入ってすぐ、左側はボール紙や段ボールで作られた製品が並んでいます。デザイナーでオーナーでもあるマダム・ミレが、「どうぞ!」と段ボール製のいすを勧めてくれました。おそるおそる腰かけると、「このいすは、200キロの重さまで耐えられるように設計されているんですよ」と笑いながら説明して下さいました。
この店で扱っている製品は主に9人のフランス人デザイナーによって手がけられています。素材は木、皮、段ボール、ボール紙と色々ですが、全て、シンプルで機能的なデザインにこだわっているそう。そのうちの一人、Essaimeさんは、デザイナー兼建築家で、この店と同じ通りに建築事務所を持っていて、現在、エコハウスの設計を手掛けているとのこと。
Essaimeさん

Essaimeさん

折りたためる皮製品は持ち帰るのに便利

さて、店内の皮製品のコーナーにはマガジンラック、ランプスタンドから、メモ帳カバー、カードケース、ポスト・イット入れなどが並んでいます。「折り畳めるデザインのものが多いので、旅行者でもスーツケースに入れて持って帰ることができますよ」とスタッフのルシーさんが、見せてくれたのは、革製のワイン・ラック、225euros。ワインはもちろん、ミネラルウォーターを入れてもおしゃれです。こんな風に畳むことができて、白い綿の袋に入れれば、素敵なプレゼントになりますね。
それから、筒型の折りたたみチェア。これもルシーさんが実演してくれましたが、こんな風にまっ平らになります。もちろん、小物入れとしても使えます。こちらは二サイズあって、大きい方が490ユーロ、小さい方(写真)は370ユーロ。ちなみに、これはバッファローの皮でできています。

エッフェル塔グッズは日本人に人気

この店には日本人観光客もたくさん訪れるそうです。「日本人のお客様にはリサイクル・レザーのエッフェル塔の形をしたキーホルダーが人気で、お土産にするのでしょうか、いくつも購入される人が多いですよ」とルシーさん。このキーホルダーは色の種類も豊富で、別売りのコットンの白い袋に入れると、さらにおしゃれです。お値段 9.90ユーロで、袋は2ユーロとなります。
革製のおしゃれなメジャーは22ユーロ。折りたためるポスト・イット入れが33ユーロ。
また、ボール紙、段ボール製品のコーナーで人気があるのは、ペーパークラフトのエッフェル塔10ユーロ。A4サイズのボール紙から形を切り外して、組み立てるタイプで、これもパリ旅行のお土産にぴったりです。
店内には、現在は使われてはいませんが、暖炉があったり、また、天井に黒い梁があったりと、昔ながらの建物の風情があります。「日本人の観光客は、店内の写真を撮る方が多いですよ。それから、最後に私にも一緒に写真を撮らせて下さい、なんて言ってくれます」とマダム・ミレ。頼まれれば、快く、一緒に写ってくださるそうです。

近くにはノートルダム大聖堂が

店を出て、通りを右に進むと、セーヌ川岸の道路に出ます。そこにはブキニストと呼ばれる古本の屋台が並び、その後ろにノートルダム大聖堂が堂々と立っています。天気のいい日にセーヌ川沿いを、ブキニストをのぞきながら散歩するのは気持ちのいいもの。ですね。以上、パリナビでした。
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記事登録日:2010-12-14

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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

スポット登録日:2010-11-20

スポット更新日:2010-11-20