フランスの結婚式にいってきました!

アムールの国、フランス。そんなフランスの結婚式の様子をレポートです!

こんにちは、パリナビです。フランスといえばアムール(愛)の国、カップルの国!!今日はそんなフランスのカップル達が愛を誓う日、セレモニー・ドゥ・マリアージュ(結婚式)の様子をレポートしたいと思います!

先ずは市役所でのセレモニーに参列

結婚式当日、近親者はまず市役所での婚姻のセレモニーに立ち会います。こちらのセレモニーは市長さんによって執り行われます。宣誓をしたり法律の抜粋を読み上げていました。また本人達が宣誓書へサインをするほかに、新郎新婦の友人代表の立会人がサインをする場面もありました。書類上の手続きなのでわりと事務的な感じです。結婚式の華やかなムードはこちらの段階ではあまりないかもしれません。でもタキシードにウエディングドレスの新郎新婦が厳かな面持ちで署名をする姿は感慨深いものがありました!!

お次は教会へ!

市役所でのセレモニーが終わったあとは教会へと移動しました。こちら教会での式は神父さまによって執り行われます!ちなみに個人の信仰にもよりますがフランスの結婚式はカトリック式が多いそう。最近は教会でのセレモニーをしないカップルも多いそうですが、教会でのセレモニーに参列するとやはり教会の厳かな雰囲気とあいまって感動がふつふつと沸いてきます。
こちらでの立会人代表の役目は責任重大です。署名をするだけでなく、宣誓もします。緊張の瞬間ですね。でも友人としてこのような形で参加できる感動はきっとひとしおでしょう!指輪の交換も教会でのセレモニーのさなかおこなわれました。それから教会の前で花びらによるフラワーシャワー!!ウエディングドレスにひらひらとバラの花びらが舞う姿がなんとも美しいシーンでした!
指輪の交換のシーンはやはり感動的。

指輪の交換のシーンはやはり感動的。

フラワーシャワー用の花びら。

フラワーシャワー用の花びら。

パーティー会場へ!

教会でのセレモニーが終わると日本でいう披露宴会場へと向かいます。この会場のチョイスには新郎新婦のこだわりが感じられます!ワインカーブや郊外の小さなお城などなどさまざま!招待客も住所を頼りにどんな場所に着くのかとっても楽しみな瞬間!今回の会場も広大な牧草地の中にぽつんとたたずむかわいらしいペンション風の会場でした。到着後先ずは立食形式でドリンクやアペタイザーとともに参列者同士でおしゃべりを楽しみます。旧友に再会したり新しい出会いを楽しんだり、新郎新婦を通じての交流が花開く貴重な時間ですよね!2,3時間後、今度は各テーブルにつくように案内されます。ながーい長いディナーの始まりです。
どんな場所なのか到着までわくわく!

どんな場所なのか到着までわくわく!

とっても趣のある会場!

とっても趣のある会場!

先ずは立食式で皆さんとおしゃべりを楽しみます。

先ずは立食式で皆さんとおしゃべりを楽しみます。

フランス式のお祝いは?

この箱にお祝い(ご祝儀)を入れておきます。

この箱にお祝い(ご祝儀)を入れておきます。

ちなみにフランスの結婚式では日本のようにご祝儀を渡すというものはあまり一般的ではないようです。フランスのお祝いは非常に合理的なんです。まず事前に結婚するカップルから“リスト・ドゥ・マリアージュ”というものが送られてきます。そちらにはカップルが新生活で必要とするものが値段とともにリストアップされています。そして友人側はその中から自分たちが贈りたいものを選ぶという方式です。こうすることで本当に欲しいものを贈ることができ、また同じものがかぶってしまう、ということもないそうです。親しい友人には自分で探して選んだものを贈りたい!という気持ちも正直ありますが、まあとても合理的でそれはそれでいいのかなあ、と思いました。
でももちろん、リスト・ドゥ・マリアージュから選ばずにご祝儀を送ることもできるそう。当日会場に写真のような箱がおいてあります。その中にメッセージとともに封筒に入れて入れておくだけです。またその額も正直なところ気持ち程度で充分なようです。なんだかあっけないほどシンプルですよね!

着席後は・・・

着席してのディナーが始まると、友人による余興やゲーム、そしてカップルの軌跡をたどるDVDが上演されます。堅苦しいスピーチのようなものはなく、にぎやかでアットホームな雰囲気です。ちなみにディナーの開始はだいたい9時ごろ!!そこからフレンチのフルコースが始まるのです。おしゃべりを楽しみながらゆっくりとディナーが進んでいくのでメイン料理にたどりつくのは大体10時半か11時・・・ナビ的にはもうそろそろ寝る時間なんですが・・・そんなナビを尻目にちいさな子供も含め皆さんまだまだ元気。ちなみにフランスの結婚式は夜を徹しておこなわれることがしばしば。もはや最後は体力勝負ですね!!
ディナータイムは夜中まで続きます。 ディナータイムは夜中まで続きます。 ディナータイムは夜中まで続きます。

ディナータイムは夜中まで続きます。

そして夜明けまで続く宴、盛り上がりも最高潮!

お酒も進み、ディナーも終盤。もうおなかいっぱいで眠気と戦っているような時間帯にすばらしいボリュームのデザートが華々しく登場です!そしてみなさんケーキとともに濃いエスプレッソを一気に飲み干しています・・・それからもう一度、夜の帳がおりた中庭にでるようにいわれました。そこにはゴージャスかつ幻想的なグラスタワーが出来上がっていました。新郎新婦がなみなみとシャンパンを注ぎ、再度みんなで乾杯です!
華々しく登場したウエディングケーキ! 華々しく登場したウエディングケーキ!

華々しく登場したウエディングケーキ!

そして中庭にはグラスタワーが!再度シャンパンで乾杯!!

そして中庭にはグラスタワーが!再度シャンパンで乾杯!!

戻ったらダンスフロアに変身していた、パーティー会場!

戻ったらダンスフロアに変身していた、パーティー会場!

時はもう0時をまわっています。若干ふらふらになりながらサロンに戻るとすべてのテーブルが取り払われ、さっきまでディナー会場だった場所が突如ダンスフロアに変身していました!DJブースもあって本格的。もはや子供や若者や年配の人々が入り混じり誰が誰だかよくわからない状態ですが、皆さんとってもハイテンション、楽しそうです。そんな中でトラディショナルなことは、新郎と女性の招待客、新婦と男性の招待客が一通りダンスをするということ。ダンスがとってもとっても苦手なナビ、ちょっと躊躇しましたが、でも誰もじっくり見てやいません!途中から照れもなくなりどうでもよくなりました。夜はさらに更けていき、ダンスをしながらお祝いムードは最高潮!疲れた人用に休憩ルームが用意されていましたが、ほとんど誰も使っていませんでした。
そして夜中の2、3時を回るとちらほらと帰途に着く人が出てきて、会場の人々もだんだん減ってきます。新郎新婦に近い人は最後まで残るので眠気との戦いで最後の頑張り時です!そしてすでに夜明けが近い5時頃、新郎新婦と招待客は近親の人たちだけとなり、披露宴パーティーはお開きとなったのでした。翌日はさらに新郎新婦のファミリーとともに昼食を一緒にとることもあります!


とってもアットホームでにぎやかなフランスの結婚式、ラテンの人々の陽気な気質を肌で感じることができます!ムードが充分に伝わればよいのですが!?以上、パリナビでした。
関連タグ:マリアージュ

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2010-11-25

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