Japan Expo 2011に行って来ました!

サブカルチャーから伝統芸能まで、日本文化を愛する人々がヨーロッパ中から集まって来る欧州最大の日本に関する見本市!日本のマンガが大好きな若者たちが多く、コスプレ姿で来る人も大勢います!

こんにちは、パリナビです。今年(2011年)も6月30日から7月3日にかけて、シャルル・ド・ゴール空港近くにある、パリ・ノール・ヴィルパント見本市会場で行われた「ジャパン・エキスポ」に行ってきました!ジャパン・エキスポは毎年夏に開かれ、サブカルチャーから伝統芸能まで、日本文化を愛する人々が、フランスのみではなくヨーロッパ中から集まって来る、欧州最大の日本に関する見本市。来場者は中高生を中心とした日本のマンガが大好きな若者たちが多く、コスプレ姿で来る人も大勢いますよ。毎年入場者数は増え続け、去年(2010年)の入場者数はのべ17万人!そして今年はなんと20万人を超えたようです。さっそくイベントの模様、ナビがご紹介しましょう。

朝早くから行列が。

朝の9時過ぎ。会場入口にはこんなに列ができていました。ジャパン・エキスポが大好きな中高生たちの中には、クリスマスのプレゼントにエキスポの4日間・入場券を買ってもらい、後は、お小遣いをためて、ここで買い物をする、というような人たちもいるとか。

コミック・キャラクター商品の店から、ゲーム、金魚すくいまで

場内には、仏語訳された日本のコミック、キャラクター商品、コスプレ衣装、着物、刀まで、色々なものが買えるショップが軒をつらねています。
お寿司やたこ焼きなども売っていて、お昼時には長蛇の列が。
ゲームが楽しめるブースもたくさんあります。こちらは、ダンス・ダンス・レボリューションのブース。

ゲームが楽しめるブースもたくさんあります。こちらは、ダンス・ダンス・レボリューションのブース。

日本の夏祭りをイメージした金魚すくいやヨーヨーすくいに夢中になるフランス人たち。こちらはパリにある和小物ショップ「淀屋」のブース。

日本の夏祭りをイメージした金魚すくいやヨーヨーすくいに夢中になるフランス人たち。こちらはパリにある和小物ショップ「淀屋」のブース。

武道、囲碁、美術品展示なども

武道のコーナーでは空手、合気道、剣道などのデモンストレーションが行われています。また体験レッスンなども。

武道のコーナーでは空手、合気道、剣道などのデモンストレーションが行われています。また体験レッスンなども。

囲碁コーナー。こんなコスプレ姿で、囲碁をしている若者が見られるのもジャパン・エキスポならでは。

囲碁コーナー。こんなコスプレ姿で、囲碁をしている若者が見られるのもジャパン・エキスポならでは。

日本の伝統工芸品や書作品を展示したWabi Sabi展のブースは、年齢を問わずたくさんの人が関心を示していました

『キャンディ・キャンディ』のブースも大人気

ジャパン・エキスポには毎年、日本からもたくさんのゲストが招待されます。今年の注目ゲストの一人は、漫画家のいがらしゆみこさん。『キャンディ・キャンディ』のアニメはフランスでも放映されています。もちろん、サイン会には長蛇の列ができました。

新しい才能に会える、クリエーターのコーナーもあり!

エキスポ会場には、アーティストやクリエーターが作品を展示販売する、ヴィラージュ・デ・ジュンヌ・クレアトゥールという一角があります。これは若手クリエーターの村、という意味ですが、年齢に関係なく、アーティストたちが作品を発表しています。日本人アーティストにはフランスに住んでいる人もいれば、日本からやって来た人も。もちろん、日本テイストの作品をてがけるフランス人アーティストたちもいます。作品も、絵画、オブジェ、服やバッグ、アクセサリー、雑貨と多種多様で、新しい才能に出会える、面白いコーナーです。
日本からいらっしゃった一光流一筆画の平谷丹彩先生のブース。「パリで作品展を開きたくて、4年前から計画していました。ブースを訪れるフランス人の中には日本語で話しかけてくれる人もいます。ジャパン・エキスポは交流の場ですね。実際にフランス人と接することによって、フランス文化、彼らのパワーを感じることができます。これはインターネットを見ただけでは分からないものでしょうね」と平谷先生。
こちらはパリ在住の日本の生地を使って服、小物、バッグなどを作っているクリエーター「KENZO」で16年間デザイナーをしていたSATOMIさんのブース。「ジャパン・エキスポで自分のブースを持つのは今年で2年目。ここは、マンガなどが好きな若者が集まる場所ですが、私のお客様はどちらかというと年配の方、日本の伝統的文化に興味のある方が中心なんです。ただ、フランス人にとっての日本のイメージがここに来ると色々な角度からとらえることができるので、勉強になります。ここで学んだことを、また自分の作品に生かしていきたいと考えています」とSATOMIさん。今年の人気商品は手にしているキャミソール、それから布製ブローチもよく売れているそうです。

コスプレ・ウォッチング!

さて、ジャパン・エキスポといえば、コスプレ。コミックやアニメの登場人物、ロリータ・ファッションに身をつつんだ若者たちが集まり、会場内のステージで、コスプレ・ショーが行われます。
場内でももちろん、コスプレ姿の人たちがたくさん歩いていて、みんなカメラを向けるとにっこりして、ポーズをとってくれるし、「一緒に写真を撮ってください」と頼めば快くOKしてくれます。
仲間と一緒にチームでコスプレをする人たちもいます。
今回『不思議の国のアリス』チームは、多くの人からカメラを向けられていました。

また来年!

昼は中庭で、若者たちが輪になってランチをとっていたり。そして閉場直後の最寄り駅は、家路につく若者たちでいっぱい。パリに向かう電車の中でも、コスプレ姿の若者たちが楽しそうにジャパン・エキスポの話をしていて、帰り際に、会場で出会ったらしい人どうしが、「さようなら、また来年ね!」なんて別れの挨拶をしています。
日本のサブカルチャーをこよなく愛するフランスの若者たちの姿を見るのは、日本人としてもうれしくなりますよね。以上、パリナビでした。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2011-07-12

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