夏の暑さを乗り切る!パリの過ごし方

厳しい暑さをどう乗り切る?夏のパリの過ごし方を集めてみました!

猛暑を乗り切りましょう!

猛暑を乗り切りましょう!

こんにちは、パリナビです。今年の夏はパリも厳しいカニキュル(猛暑)となっています。一般にパリのアパートは冷房がついていないので、猛暑になるとそれぞれが工夫をして乗り切らなければなりません。気温が35℃を超えると危険度数が上がり、カニキュルになるとなるべく外出を控えるように行政からも市民に対して注意喚起が行われます。最近ではスタンド型のクーラーも出回るようになりましたが、値段が高いのでまだまだ一般的ではありません。そこであえて今回は外で涼しむ方法をご紹介したいと思います。パリの人たちはどんなふうにして暑さをしのいでいるのでしょうか?夏のパリ旅行を快適に過ごすためにも、地元の人たちの過ごし方を参考に覗いてみましょう!

無料で水分補給ができる場所

暑さ対策でとっても大事なのは水分補給!でもパリの街には日本のように自販機がありません。そしてフランスの人は清涼飲料水よりもミネラルウォーターのような普通の水を飲むことが多いという印象があります。そこで活躍するのが、街角にあるファウンテン。レトロな形をした水道ですが、この水はパリ水道局が供給しているれっきとした飲料水。そのまま飲むことができます。また、公園には必ずと言っていいほど水道があり、ペットボトルに汲んでいく人も沢山います。ボトルを持ち歩きして補充して飲む、これがパリの人たちの水分補給の方法です。
街角のファウンテン

街角のファウンテン

パリ・プラージュには飲料水も設置

パリ・プラージュには飲料水も設置

気軽に水遊びができる場所

パリ・プラージュにて。豪快なミストが気持ちいい!

パリ・プラージュにて。豪快なミストが気持ちいい!

乾燥しているパリでは涼しい霧が効果抜群

乾燥しているパリでは涼しい霧が効果抜群

あまりに猛暑が続くときは、いっそ水浴びでもしたいところですね。南仏などではテラス席でミストを設置しているお店も多いです。
夏の間開催されるパリ・プラージュでは、このミストを設置してあり、外でほてった体を一瞬にして冷却してくれます。フワッとした霧が楽しいので子供達に大人気ですよ。
また、アンドレ・シトロエン公園では噴水を開放して水遊びができるようになっています。しっかり水着に着替えて思い切り遊ぶことができるので、子供達だけでなく大人も楽しめますよ。
アンドレ・シトロエン公園。みんな思い思いに噴水を楽しんでいます アンドレ・シトロエン公園。みんな思い思いに噴水を楽しんでいます

アンドレ・シトロエン公園。みんな思い思いに噴水を楽しんでいます

自然の中で涼を取る

ドメニル湖

ドメニル湖

木陰でのピクニック

木陰でのピクニック

陽ざしの強い夏のパリ。でも湿度が低いせいか、直射日光のもとではとても暑いのですが、日陰ではグンとその暑さが和らぐんです。通りでも日なたと日陰ではまったく体感温度が違います。
そこでお勧めしたいのが自然の中で涼しむこと。パリにはブローニュやヴァンセンヌといった森があり、気軽にお出かけできます。涼し気な木陰が沢山あるので、そこでピクニックを楽しむ人たちも多いですよ。森の中の散策はリフレッシュ効果もありますよね。また、ヴァンセンヌの森にはドメニル湖という池もあります。ここではボート遊びもできます。日光が強すぎない時にはこうした水辺でのアクティビティも涼しさを演出してくれますよね。
水辺はそれだけで清涼効果がありますね 水辺はそれだけで清涼効果がありますね 水辺はそれだけで清涼効果がありますね

水辺はそれだけで清涼効果がありますね

美術館で涼しいひととき

空調の効いた空間で芸術鑑賞♫

空調の効いた空間で芸術鑑賞♫

観光もしたい、でも涼しいところがいい、という人には、やっぱり美術館がお勧めです。夏や冬など、外の気温が厳しい時の観光地はズバリ美術館が最適。現在はコロナウィルスの影響でチケットは予約制が基本となり、入館人数の制限もあるため、ごった返す心配もありません。また、併設されているレストランやカフェ、テラスでひと休みできるのも美術館のいいところです。思い切ってたっぷりと時間をとり、涼しい場所で絵画や彫刻に囲まれて過ごすのはいかがですか。とっても贅沢な一日になりそうです。
美術館でゆっくりと涼しいひとときを 美術館でゆっくりと涼しいひとときを 美術館でゆっくりと涼しいひとときを

美術館でゆっくりと涼しいひとときを

パッサージュで涼しいひととき

落ち着いた静かなパッサージュは涼しい空間

落ち着いた静かなパッサージュは涼しい空間

猛暑の中の街歩きは大変ですよね。でもせっかくのパリ、快適にお散歩したいし。
そんな時はパッサージュ巡りがぴったりです。直射日光の当たらない屋根付きのパッサージュは涼しくて快適。道幅は狭いですが、天井が高いおかげで開放的な印象があります。レトロっぽかったりクラシックだったり、またモダンだったりと、それぞれのパッサージュに個性があるのも飽きない理由。お洒落なお店でショッピングを楽しんだり、お手頃価格のカフェやレストランでランチやお茶をしたりと、楽しみ方も色々です。おすすめエリアは2区のパッサージュ密集地区。パリらしい雰囲気がいっぱいのパッサージュで涼しいひとときを過ごしてみませんか?
食事タイムにも使えます

食事タイムにも使えます

お洒落な雑貨屋さんめぐりも◎

お洒落な雑貨屋さんめぐりも◎

やっぱりアイスは強い味方

食べ歩きが楽しい♡

食べ歩きが楽しい♡

夏になるとどうしてもアイスが恋しくなりますよね。特に美味しいアイス屋さんが勢揃いのパリでは、誘惑に勝てません。
サン・ルイ島に本店のある「ベルティヨン」はクリーミーな王道のアイスクリーム。パリに来たらぜひ一度は味わって欲しい老舗の味です。季節の素材を生かした天然の味。コクのあるチョコレート系や塩バターキャラメルもお勧めですが、自然の風味が美味しいミントや果実のシャーベット系もさっぱりしていいですよ。
イタリアンジェラートも人気です。代表格はバラの盛り付けが美しい「アモリーノ」。パリに沢山支店を出しています。また、どんどん人気を挙げているのが季節のアイスにこだわった「Grom」。食べてみれば納得の美味しさです!
行列をしてでも味わいたいパリのアイスクリーム。暑い時だからこそ一段と美味しく感じますよね。
素材と季節感にこだわったGromのアイス

素材と季節感にこだわったGromのアイス

テラスも大人気です

テラスも大人気です


世界的に広がっている温暖化の影響で、夏でも過ごしやすいパリにも必ずカニキュルが毎年訪れるようになりました。パリジャンの暑さ対策&おすすめの夏の過ごし方をご紹介しましたが、一般の家庭に冷房が普及することが難しい分、色んなアイデアで暑さを乗り切ることが大切ですね。
以上、パリナビでした。








上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2020-08-12

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