パリの夏の風物詩、パリ・プラージュの2019年版!
パリのリゾートにお出かけ!
こんにちは、パリナビです。夏真っただ中のパリ、気温もぐんぐん上がってバカンスムードが盛り上がる季節です。さて、夏のパリの風物詩と言えばやっぱりこれ。二か月間にわたって開催されているパリ・プラージュです。ラ・ヴィレット貯水池と、セーヌ河岸にはパラソルやトランザットが設置され、見た目も雰囲気もまさにリゾート地に変身。子どもから大人まで楽しめるパリ・プラージュにお出かけしてみませんか?
ラ・ヴィレット貯水池
水上アクティビティが豊富なラ・ヴィレット
開放的な広いスペースが魅力
ここ最近どんどん新しい企画で人気を集めているのがこのヴィレットのパリ・プラージュです。19区の端にあり、中心からは少し離れていますが、逆にその広い面積と貯水池というシチュエーションを活かした色んなアクティビティがあるのが魅力です。
ラ・ヴィレットのパリ・プラージュへは、メトロのJaurès(ジョレス)駅が一番便利。駅を出るとすぐに貯水池があります。このあたりは映画館があったりレストランやカフェが並んでいる、普段から地元のパリジャンにも人気のエリアです。また、サン・マルタン運河を運行するクルージング船の出発地でもあります。
さて、そんなヴィレットの目玉は、貯水池内に設置された大型プール。ほとんどの人がこのプールを目当てに来るといっても過言ではありません。各年齢層や目的に合わせた深さやサイズの異なったプールが並び、その脇にはトランザットの点在するビーチのようなスペースもあります。もちろん着換えのためのキャビネやシャワー施設もあり。がっつり泳ぎたい人、子どもに水遊びをさせたい人、色んな目的で利用することができます。時間は11時から21時まで。
貯水池を生かしたアクティビティもあります。特にボート遊びは人気。今回もペダル式ボートやカヌー式の手漕ぎボートを楽しむ家族やカップルの姿が沢山ありました。また、小さい子供のためには、仕切られたエリアで一人用のボート遊びができるようになっています。
貯水池を横断するチロリアンも相変わらずの人気です。17歳ぐらいまでの年齢制限がありますが、かなり高いところをロープで横断するのはけっこう勇気がいりそう。これも貯水池の形をうまく利用したアクティビティです。
それぞれの河岸には特設イベント会場があります。今年はルーヴル美術館のアトリエスペースが登場しています。画材道具の展示や絵を使った大型パズル、美術に関する本棚などなど、大人が見ても楽しく、子どもの興味もくすぐるように工夫されています。
リュドテックという自由にいろんなおもちゃで遊べるスペースも充実。ここでは大人たちがのんびりと日向ぼっこをするかたわらで遊びに夢中になる子供たちの姿が沢山ありました。
軽食スタンドもあり
このパリ・プラージュには4カ所のカフェ・バーと2つのアイスクリーム屋さんがあります。ホットドッグやポテトフライといった軽食から、行列のできるアイスクリームまで、ちょっとひと休憩にいかがですか。パラソルの下でカフェタイムもよし、トランザットで足を伸ばすのもよし。
時々貯水池を運行するクルーズ船も、このプラージュのいいアクセントになります。ラ・ヴィレットはどちらかというと子供連れのファミリー向きと言った印象。
たっぷりと太陽のさす開けたエリアは開放感があってとても心地いいですよ。
パラソルの下でアイスクリーム
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サツマイモフライにハイビスカスのジュース。エキゾチックです
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セーヌ河岸
ずらりと並んだトランザットとパラソル
数年前から砂の設置がなくなり、家族連れの姿が少なくなったことで、セーヌ河のパリ・プラージュはぐっと落ち着いた雰囲気に変わりました。パリ市ではセーヌ河岸の車の通行を全面的に禁止し、通常から歩行者専用となっています。パリ・プラージュではそこに大きなヤシの木と沢山のトランザットを設置。遊歩道としてのんびり河岸の散歩を楽しむと同時に、水着でトランザットに寝転がることができる、バカンスムードたっぷりのパリが味わえます。
砂浜の代わりに木のデッキや緑の芝生が敷かれたトランザットは今年から設置台数を増やし、河岸沿いにずらりと並んでいます。
のんびりと落ち着いた雰囲気
アクティビティこそラ・ヴィレットほど多くないものの、逆に静かに過ごしたい人にはむしろこちらの方が快適かもしれません。どちらかというとカップルや友人同士で訪れる人が多い印象です。サン・ルイ島辺りまで行くと子供や家族向けの遊び場もありますよ。
歴史あるセーヌ河の景観を眺めながら優雅に時間を過ごす人たちの姿が印象的でした。テラス席で休憩しながらそぞろ歩きをするにはピッタリのパリ・プラージュです。
セーヌ河沿いのパリ・プラージュでは観光シーズンということもあり、旅行者の姿も多く見かけました。
夏休みということで家族連れで旅行する人もいるかと思いますが、まさに子供と楽しむにはうってつけのスポットです。特にラ・ヴィレットはファミリーにおすすめ。また、観光中にセーヌ沿いを歩くときには、河岸まで下りてこのパリ・プラージュを歩く方が断然気持ちがいいです。
開催期間は9月1日まで。まだたっぷり時間はありますので、この機会にぜひお出かけくださいね!
以上、パリナビでした。
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2019-07-24