7＆8月のパリ 【2013年】

こんにちは、パリナビです。少しまじめな話、5，6月の長雨や冷え込みは、昨今の異常気象を考えないわけにはいきませんでした。ご機嫌が天気に左右されるパリジャンにとっては、今年の前半は辛抱を強いられる気候だったと思います。初夏の日差しに輝く新緑や草花の美しさは、この時期のパリの魅力の一つ。何よりそれらを楽しみにパリを訪れた人々を思うと残念でなりません。

割引率も徐々に上がっていきます！

7月4日～7日　JAPAN EXPO　ジャパン・エキスポ
日本の “MANGA” はフランスでも人気。日本のアニメやカルチャーを紹介するこちらのイベントは毎年大盛況です。日本からも旬のアーティストたちが参加する事で知られています。本家顔負けの本格コスプレを披露するフランス人も。MANGAだけでなく、日本のカルチャーはちょっとしたブーム。

7月14日　QUATROZE JUILLET　パリ祭
パリ祭は、フランス建国記念日です。1789年にフランス革命が起こり、革命を象徴するバスティーユ監獄の襲撃が行われた日付 (7月14日) から “キャトルズ・ジュイエ” と呼ばれます。パリのシンボル、シャンゼリゼ大通りと凱旋門がイベントの主な舞台です。フランスが誇る軍事パレードや騎馬隊による行進は、圧巻のパフォーマンス。記念式典には現職の大統領も参加します。早朝から、イベントを一目見ようと多くの人で、通りが埋め尽くされます。シャンゼリゼ大通りの丁度真下を通るメトロ1号線では、出口規制などが行われます。

シャンゼリゼ大通りでの圧巻のパレード。ベランダからパレードが見渡せるなんて、うらやましい！特等席ですね！

6月29日～7月21日　TOUR DE FRANCE　ツール・ド・フランス
2013年のツール・ド・フランスは、開催から100年目を迎える記念すべき大会です。
自転車競技の世界最高峰のレースです。フランス国内の全3497kmを22日間に渡って駆け抜ける過酷なレース。ゴール地点は勝利の象徴、凱旋門。レースを制したアスリートに送られる、栄光のマイヨー・ジョンヌ (黄色いユニフォーム) 。記念すべき大会でいったいどのアスリートが袖を通すのでしょう？！また歴史的な年を記念して、6区のリュクサンブール公園の外柵にて写真展が開催されています。

100年の歴史が詰まった写真展も、みごたえがあります！

セーヌ河岸がビーチに変身！大人も子供も楽しめるアクティビティが沢山！

ターミナル駅はバカンスに発つ人々で混み合います。一方住宅街はしーーんとしています。

例年の7，8月の気候、適した服装は？

今年は冬が長く、5，6月も冷え込んだり、と思ったら急に気温が上がったり・・・調整が難しい気候が続いています。フランス全体を見ると、北部は気温が低く、南部は気温が上がるという２極化が目立っています。

長期予想によると、7月の降水量は例年通りですが、急な暴風雨の多い時季です。8月は例年より湿気が多い予想が出ています。また7，8月ともに気温は例年通りですが、30度を超える日もありますので、熱中症対策をお忘れないように！

7月の月間平均　最低気温16度　最高気温24度　降水量7.9mm
8月の月間平均　最低気温16度　最高気温25度　降水量8.2mm

人々の様子

7月には年間でも重要なイベントがひしめいています。特に7月14日のパリ祭 (キャトルズ・ジュイエ) は1789年のフランス革命を記念する一日です。現代でも、最も大切なイベントとして大切にされています。7月は学校も夏休みに入り、夏のイベントを楽しむ人々でにぎわいます。変わって8月はバカンスの月です。パリジャンたちは思い思いの場所でバカンスを過ごします。里帰りをする人、ビーチでのんびりする人、未知の行き先を旅する人、色々です。その中でも人気のバカンス先は、スペインのイビサ島や南仏のコート・ダジュールなどのリゾート地です。そして毎回バカンス後には、こんがり焼けたパリジャンが街を闊歩しています。8月中はお店やレストランも、長期のバカンス休業の場合があります。お出かけ前にはチェックをしてくださいね！

この時期はアイスクリームが飛ぶように売れています！

フランスではさくらんぼの木を庭先に見かけます。今年の出来はどうでしょうか・・・