11&12月のパリ 【2013年】

ノエルまで一気に加速・・・パリの師走をお届けします!

こんにちは、パリナビです。今年も残すところあと2か月・・・毎年年末は時の流れの速さをいつも以上に実感するのではないでしょうか?
そんな感覚はパリジャンたちもきっと同じです。年の瀬には多くのビックイベントが開催されます。また一年で最も大切なイベントとされるノエルにむけて早くから準備が始まり、この時期のパリは幻想的に彩られます。世界中どの場所とも違うパリのノエルは格別ですよ。それでは早速行ってみましょう!
年間で最大のイベント、ノエルまであっという間に過ぎていきます。

年間で最大のイベント、ノエルまであっという間に過ぎていきます。

11,12月のカレンダー、主なイベント

11月1日 Toussaint  ハロウィン(諸聖人の日)
カトリックの祭日で、祝日です。この祭日にあわせて、学校は約2週間のバカンスに入ります。2013年のパリ地区のバカンスは、10月18日~11月3日までです。

11月7~11日 Salon de Photo サロン・ド・フォト
パリ南部のポルト・ド・ヴェルサイユの見本市会場で開催される大規模な写真展です。
新進気鋭のフォトグラファーも来場します。

11月14日 L’Arrivée de Beaujolais Nouveau ボジョレーヌーボー解禁
ボジョレーヌーボー解禁日は世界各国で共通、11月の第3木曜日と決められています。“ボジョレー・ヌーボー”とは、その年にボジョレー地方で収穫された ばかりのぶどうを使って作られるワインです。愛好家にとっては、その年のぶどうの出来を知るバロメーターの一つです。出来が良い場合、値段が上がってしまう前の段階で大量に手に入れておくという人も多いようです。

11月28日~12月2日 Salon des Vins サロン・デ・ヴァン

フランス国内で行われるワインの祭典のうち最も規模の大きいイベント。このイベントからノエルにかけてワイン業界は年間の最盛期を迎えます。こちらのサロンでは、ワインだけでなく各地の特産品もならびます。世界中からワイン業者や愛好家やセミプロが集結し、会場の熱気に圧倒されます。
日本でもお馴染み、ボジョレーヌーボー。ボジョレーヌーボーと一言で言っても、多くの生産者が存在します。 日本でもお馴染み、ボジョレーヌーボー。ボジョレーヌーボーと一言で言っても、多くの生産者が存在します。

日本でもお馴染み、ボジョレーヌーボー。ボジョレーヌーボーと一言で言っても、多くの生産者が存在します。

11月はワイン業界の最盛期。
ノエル用のワインを選ぶ人も・・・!

11月はワイン業界の最盛期。 ノエル用のワインを選ぶ人も・・・!

12月 Marches de Noel クリスマス市 
Illuminations de Noel クリスマス・イルミネーション


毎 年11月の末ごろから、パリの街はクリスマスのイルミネーションで彩られます。中でも先駆けとなるのは、シャンゼリゼ大通りのクリスマス・イルミネーション。2013年は11月20日に予定されている点灯式。現役の市長と、セレブリティーが出席し、華を添えます。ちなみに2012年のセレブリティーは女優のダイアン・クルーガーでした。毎年趣向を凝らしたデコレーションは、世界中から訪れた人々の目を楽しませてくれます。また、Galarie Lafayette (ギャラリー・ラファイエット) や、プランタン (Printemps) といった老舗デパートのクリスマスデコレーションも必見です。毎年異なるテーマに基づいたデコレーション、インスピレーションやセンスからは、フレンチエスプリを十二分に感じる事が出来ると思います。クリスマス市も各地で始まります。日程など詳細は、その都度パリナビでもお知らせ していきます。

12月24日 Réveillon de Noel クリスマス・イブ
クリスマス・イブの夜はどの家庭でも ご馳走が用意されます。またこの日は家族や近しい人々が集まってディナーを楽しむようです。
そんなノエルのメニューとしては、鳥の丸焼きや、フォアグラ、また切り株の形をしたデザート、Bouche de Noel (ブッシュ・ドゥ・ノエル) も定番です!そして子供たちにとってこの日は待ちに待った日。ノエルのプレゼントが彼らを待っているからです!クリスチャンの多いフランスでは、ディ ナー後夜中の0時に、ミサに行くという慣習を守り続ける人も多いようです。

12月25日 Noel  クリスマス
12月22日~1月5日 Vacances de Noel クリスマス休暇

12月31日 Réveillon de Nouvel l’an 大晦日

毎年装いが異なるギャラリーラファイエットのクリスマスツリー 毎年装いが異なるギャラリーラファイエットのクリスマスツリー 毎年装いが異なるギャラリーラファイエットのクリスマスツリー

毎年装いが異なるギャラリーラファイエットのクリスマスツリー

パリの各地にはマルシェがオープンします パリの各地にはマルシェがオープンします パリの各地にはマルシェがオープンします

パリの各地にはマルシェがオープンします

幻想的に彩られるパリのクリスマスイルミネーション 幻想的に彩られるパリのクリスマスイルミネーション

幻想的に彩られるパリのクリスマスイルミネーション

幻想的なデコレーションにうっとり・・・ 幻想的なデコレーションにうっとり・・・

幻想的なデコレーションにうっとり・・・

シャンゼリゼのイルミネーションにも注目です!

シャンゼリゼのイルミネーションにも注目です!

例年の11,12月の気候、適した服装は?

凍えるような寒さ・・・防寒をしっかりと!

凍えるような寒さ・・・防寒をしっかりと!

パリの冬の冷え込みは非常に厳しいです。特に12月は昼間でも身体の芯から冷えます。
この時期のパリを訪れる場合は、本格的な防寒が必要です!例えばダウンコートを羽織るにしても足元まで隠れるようなタイプがおススメです。また例年12月には降雪もあります。翌日は路面が凍ることもありますので底がゴムの滑りにくいブーツなどが適しています。ロマンチックなパリを野外で楽しむためにも、しっかりと着込んで出かけてくださいね。

11月の月間平均 最低気温6度 最高気温10度 降水量 9.3mm
12月の月間平均 最低気温4度 最高気温8度 降水量 23.3mm

日もだいぶ短くなります。 日もだいぶ短くなります。 日もだいぶ短くなります。

日もだいぶ短くなります。

人々の様子

ノエルの準備で忙しそう

ノエルの準備で忙しそう

師走は日本だけの言葉ではないようです。特にノエルに重きを置くフランス、11月頃から、ノエルや年末に向けての準備で皆さん大忙し。プレゼント探しで各ショップはにぎわい、フラワーショップには本物のモミの木が大量に並び、背負って帰る人々の姿を見かけてることも・・・。

基本忙しいことが嫌いなフランスの人々も、ノエルの準備のための忙しさはうれしいようで、何となくワクワクした空気が流れています。またノエルは基本的に家族や親しい人たちと過ごすイベントです。このため、この時期は帰省する人々でフランス各地に向かう電車の発着駅は非常に混みあっています。
マルシェでクリスマスプレゼントを探す人もいますよ マルシェでクリスマスプレゼントを探す人もいますよ マルシェでクリスマスプレゼントを探す人もいますよ

マルシェでクリスマスプレゼントを探す人もいますよ

旬を迎える食材

今月も旬の食材をご紹介しましょう。

果物類 (Fruits)
みかんClémentine オレンジOrange りんごPomme 栗Châtaigne 洋ナシPoire

野菜類 (Légumes)
チコリEndive  カブNavet カリフラワーChou-Fleur ほうれん草Epinard ジャガイモPomme de Terre かぼちゃPotiron セップ茸Cèpes

肉、魚類 (Viandes et Poissons)                                          
うずら Caille イノシシSanglier 野生のカモCanard Sauvage イカCalmar ホタテ貝Coquille St-Jacques 黒鯛Dorade Gris ニシンHareng

日本のお正月料理がゴージャスなのと同じように、ノエルではご馳走が並びます。フォアグラ、七面鳥、キャビア、トリュフ・・・旬なものから、ノエルの時にしかなかなかお目にかかれない食材までが家庭の食卓やレストランのテーブルに並びます。また肉類はジビエ (野生の動物) が旬を迎えます。この時にしかなかなか楽しめない食材を思う存分楽しんでくださいね。ちなみにレストランではクリスマス特別メニューを用意するお店もありますので、チェックしてみてくださいね。
旬の食材とともに、ご馳走が並ぶノエルの食事 旬の食材とともに、ご馳走が並ぶノエルの食事

旬の食材とともに、ご馳走が並ぶノエルの食事


この時期のパリといえばやはりノエル。ノエル一色に染まるパリは、本当に幻想的でこの時期のパリ旅行は思い出深いものになると思います。シャンゼリゼ大通りのクリスマスイルミネーションから、パリジェンヌのクリスマスデコレーションなど・・・様々なアングルから眺めたパリのノエルを、パリナビでもお伝えしていければ!と思います。以上パリナビでした。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2013-10-30

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