11&12月のパリ 【2014年】

今年も残すところあと2か月・・・

こんにちは、パリナビです。今年も残すところあと2か月です。今年もあっという間だった・・・そんな感覚を持つパリジャンもきっと多いはず。年の瀬には多くのビックイベントが開催されます。またカトリック教徒の多いフランスで最も大切なイベントとされるノエルは、早くから準備が始まります。この時期のパリはいつも以上に幻想的で魅惑的。世界中どの場所とも違うパリのノエルを紹介します。それでは早速いってみましょう!

11,12月のカレンダー、主なイベント

11月1日 Toussaint  ハロウィン(諸聖人の日)
カトリックの祭日で、祝日です。この祭日にあわせて、学校は約2週間のバカンスに入ります。2014年のパリ地区のバカンスは、10月19日~11月2日までです。

11月13~17日 Salon de Photo サロン・ド・フォト

パリ南部のポルト・ド・ヴェルサイユの見本市会場で開催される大規模な写真展です。
新進気鋭のフォトグラファーも来場します。日本でお馴染みのメーカーも出展します。

11月20 日 L’Arrivée de Beaujolais Nouveau ボジョレーヌーボー解禁
ボ ジョレーヌーボー解禁日は世界各国で共通、11月の第3木曜日と決められています。“ボジョレー・ヌーボー”とは、その年にボジョレー地方で収穫された ばかりの新ブドウを使って作られるワインです。その年のぶどうの出来を知る、バロメーターの一つです。出来の良い年のワインは価格が高騰するので、早い段階で大量に購入する愛好家も。2014年はどうでしょうか?

11月27日~12月1日 Salon des Vins サロン・デ・ヴァン

フランス国内で行われる、ワイン関連では最も規模の大きいイベントです。世界中からワイン業者が集まります。一般の方の入場も可能です!入場の際にワイングラスが配布されるので、このグラス片手に試飲をします!このイベントからノエルにかけてがワイン業界の最盛期を迎えます。また、ワインだけでなく、各地の特産品もならびます。
サロン・ドゥ・ヴァンはプロ・アマのビジターでにぎわいます!

サロン・ドゥ・ヴァンはプロ・アマのビジターでにぎわいます!

イベントが開催される、ポルト・ド・ヴェルサイユの見本市会場

イベントが開催される、ポルト・ド・ヴェルサイユの見本市会場

ワイン関係のイベントが多い11月!

11月中旬~12月 Marches de Noel クリスマス市 
11月下旬~12月 Illuminations de Noel クリスマス・イルミネーション


パリのイルミネーションは毎年大きな話題になり、世界中の注目を集めます。幻想的なパリの街を楽しもうとこの時季を選んでパリを訪れる観光客も多いそうです。パリのイルミネーションといえば、まずはシャンゼリゼ大通りのクリスマス・イルミネーション。2014年は11月20日に予定されている点灯式には、現役の市長と、セレブリティーが出席し、華を添えます。ちなみに、2013年のセレブリティーは仏女優のLaetitia Casta(レティシア・カスタ)でした。

また、Galarie Lafayette (ギャラリー・ラファイエット) や、プランタン (Printemps) といった老舗デパートのクリスマスデコレーションも、趣向が凝らされていて、必見です。デコレーションのテーマは毎年異なり、センスを感じます。クリスマス市も各地で始まります。日程など詳細は、その都度パリナビでもお知らせ していきます。
クリスマス市は11月中旬から各地でスタート! クリスマス市は11月中旬から各地でスタート!

クリスマス市は11月中旬から各地でスタート!

世界中の注目を集める、シャンゼリゼ大通りのイルミネーション

世界中の注目を集める、シャンゼリゼ大通りのイルミネーション

12月24日 Réveillon de Noel クリスマス・イブ
この日はフランスの人々にとって、とても大切な一日です。各家庭ではご馳走が並びファミリーや親しい人たちで食卓を囲みます。伝統的なノエルのメニューは、鳥の丸焼きや、フォアグラ、また切り株の形をしたデザート、Bouche de Noel (ブッシュ・ドゥ・ノエル) も定番です!
ちなみにナビが、とある家庭のイブのディナーに招待された時は、子豚の丸焼きが出てきました!
また子供たちにとっては、待ちに待った日でもあります。それは、ノエルのプレゼントが彼らを待っているから!クリスチャンの多いフランスでは、ディ ナー後夜中の0時に、ミサに行くという慣習を守り続ける人も多いようです。

12月25日 Noel  クリスマス

12月21日~1月4日 Vacances de Noel クリスマス休暇

12月31日 Réveillon de Nouvel l’an 大晦日

フランスの人々にとってノエルは特別なイベント

フランスの人々にとってノエルは特別なイベント

例年の11,12月の気候、適した服装は?

パリの冬の冷え込みは非常に厳しいです。特に12月は昼間でも身体の芯から冷える寒さ。天気の良い日も同様です。
この時期のパリを訪れる場合は本格的な防寒が必要です!例えばダウンコートでも、足元までカバーするタイプがおススメです。また例年12月には降雪が記録されています。石畳の通りに雪が積もると非常に滑りやすくなります。翌日は路面が凍ることもありますので、底がゴムのブーツなどが適しています。ヒールは厳しいかもしれません!この時季のパリを野外で楽しむために、しっかりと着込んで出かけてくださいね。

11月の月間平均 最低気温6度 最高気温10度 降水量 9.3mm
12月の月間平均 最低気温4度 最高気温8度 降水量 23.3mm
外は寒いです!でも美しい景色のために耐寒! 外は寒いです!でも美しい景色のために耐寒!

外は寒いです!でも美しい景色のために耐寒!

人々の様子

師走は日本だけの言葉ではないようです。クリスチャンの多いフランスではノエルは大事なイベント。11月頃からノエルや年末に向けての準備で皆さん忙しそうです。また、各家庭ではノエルのデコレーションにも気合が入っています。11月ごろから本物のモミの木が花屋さんの店頭に並び始めます。巨大なモミの木を背負って帰る人の姿も・・・またデパートではギフトを選ぶ人でにぎわいます。ノエルは基本的に家族や親しい人たちと過ごすイベントです。このため、この時期は帰省する人々でフランス各地に向かう電車の発着駅、また高速道路は非常に混みあいます。年末年始の帰省ラッシュは日本と同じですね!
ノエルや年末の準備にむけて、なんとも忙しい空気 ノエルや年末の準備にむけて、なんとも忙しい空気 ノエルや年末の準備にむけて、なんとも忙しい空気

ノエルや年末の準備にむけて、なんとも忙しい空気

旬を迎える食材

今月も旬の食材をご紹介しましょう。

果物類 (Fruits)
オレンジOrange りんごPomme 栗Châtaigne 洋ナシPoire ナツメヤシDatte

野菜類 (Légumes)
チコリEndive  カブNavet カリフラワーChou-Fleur ほうれん草Epinard ブロッコリーBrocoli かぼちゃPotiron ジロール茸Girolle セップ茸Cèpes

肉、魚類 (Viandes et Poissons)                                           
うずら Caille イノシシSanglier 野生のカモCanard Sauvage ムール貝Moule ホタテ貝Coquille St-Jacques 黒鯛Dorade Gris ニシンHareng

日本のお正月料理にあたるのがノエル。当日の食卓にはご馳走が並びます。フォアグラ、七面鳥、キャビア、トリュフ・・・旬なものから、超高級食材まで。また肉類はジビエ(野生の動物)が旬を迎えます。この時にしかなかなか楽しめない食材を思う存分楽しんでくださいね。レストランではクリスマス特別メニューを用意するお店もありますので、ぜひチェックしてみてくださいね。美食とともにロマンチックな夜を楽しんでください。

この時期のパリのイベントといえばやはりノエル。ノエル一色に染まるパリは、本当に幻想的で、その美しさはきっと一生心に残ることと思います。世界的に有名なのはシャンゼリゼ大通りのクリスマスイルミネーションですが、あまり知られていない通りのデコレーションや、パリジェンヌのお宅のデコレーションも素敵です。色々なパリのノエルの様子をパリナビでもお伝えしていければと思います。少し早いけれど、今年はどんな一年でしたか?やり残したことはありませんか?この時期にパリ旅行を計画中の方にとっては、一年を締めくくる素敵な旅になりますように。


上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2014-10-29

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