パリでJAZZ体験!

パリのお勧めジャズクラブをご案内。どのお店も行ってみる価値あり!

こんにちは、パリナビです。パリでジャズを聴いてみたい、でもどこへ行けばいいか分からない・・・。そういう人のために今回はナビお勧めのジャズクラブをご紹介したいと思います。ミュージシャンのセレクションも大事ですが、居心地やサービス、雰囲気の良さも大きなポイント。その辺りも含めて、ここなら行って損はないというジャズクラブをご案内しましょう。パリで活躍中の一流ミュージシャンの出演するところから、若いミュージシャンが才能を試すエネルギーあふれるジャズクラブまで、お店によって様々ですが、どのお店もライブ中はホントに熱いですよ!では早速行ってみましょう。

第一線のジャズを聴く、Sunset/Sunside

ジャズクラブの並ぶロンバール通り

ジャズクラブの並ぶロンバール通り

パリの中心部、シャトレーの近くにあるロンバール通り。ジャズクラブが何件も並び、ジャズ通りとでも呼びたくなるこの通りで一番にオープンしたのが、こちらのお店、サンセット・サンサイド(Sunset Sunside)。始めは地下階のサンセットが1983年にオープンしました。パリのジャズクラブではよく見られるのですが、もともとワインやチーズを保管するための地下倉庫を改造してあるので、壁から天井まで石造り、そして天井がトンネルのように丸いカーブを描いていて、渋い独特の雰囲気があります。
サンセットでは開店以来、現在も第一線で活躍する多くの有名ミュージシャンを送り出しました。そして2001年には地上階のサンサイドがオープン。これによって毎晩地上と地下と2つのクラブで2つのライブが行われるユニークなジャズクラブが誕生。地下のサンセットはエレクトリック系やワールドミュージック系、地上階のサンサイドはアコースティック系のライブが主です。プログラムの良さやミュージシャンのセレクションにも定評があります。
カバーチャージは大体20ユーロから28ユーロ。
階段にもポスターが沢山

階段にもポスターが沢山

ユニークな企画として、毎週日曜日の16時から、親子で聞ける「おやつタイムジャズ」があります。こちらはチャージ10ユーロ。子供と一緒に気兼ねなくジャズが楽しめるとあって、パリジャン達が親子で聴きに来ます。毎週テーマが違い、ミュージシャンはそのテーマに沿ったお喋りも入れながら楽しい雰囲気で演奏します。ナビが行った時は、ジャズ・マヌーシュという、ジプシージャズの演奏をしていました。フランスで生まれた音楽ということもあり、パリとはとても縁が深いようです。中には音楽に合わせて踊りだす子供も。ミュージシャンももちろん演奏には手を抜きません。子供連れでなくても入場できるので、日曜の午後、時間が空いた時に気楽に入れるのでお勧めです。ジャズビギナーの人にもいいかもしれません。
パリで一流どころが聴きたければ、ぜひサンセット・サンサイドへ。目的のライブがどちらの階で行われるかだけしっかり確認しましょう。
地下がサンセット、地上がサンサイド 地下がサンセット、地上がサンサイド 地下がサンセット、地上がサンサイド

地下がサンセット、地上がサンサイド

若い才能が集まる、Café Universel

ジャズヴォーカルを聴くのが好きな人、そして、若い才能あるミュージシャンに興味ある人は、ルクサンブール公園のすぐそばにある、カフェ・ユニヴェルセル(Café Universel)に行ってみましょう。お店の雰囲気はとても気さくで気取りがないので、いつも沢山の人達、特に若い人で賑わっています。ルクサンブールという場所柄、外国人のお客さんも多いです。若手のミュージシャンにとっては、ここは自由に自分達の音楽が出来る貴重な場所。優しいオーナーの人柄もあり、人気のお店です。
コンサートはだいたい21時から2セット。チャージは無料です。そのかわり、投げ銭用のシャポー(帽子)が回ってきますので、ミュージシャンへの心づけに幾らか入れておきましょう。
ステージは至近距離

ステージは至近距離

席はステージの目の前と、入り口近くのバーカウンター側とあります。しっかり聴きたい人はステージの前のテーブルを早めに取る方が落ち着いて聴けます。
ドリンクは5ユーロぐらいから。メニューは軽食だけなので、あらかじめ食事をしてから行く方がいいかも知れません。
ここでは毎週木曜日にヴォーカルのジャムセッションが開かれています。こちらもシャポーのみでチャージはありません。パリの人たちがどんな歌を歌うのか聴いてみたい人、或いは自分でもちょっと歌ってみたいというチャレンジャーも大歓迎です。
これからの成長が楽しみなミュージシャンをいち早く見つけるなら、カフェ・ユニヴェルセルはまさにお勧めスポットと言えるでしょう。
ルクサンブールのジャズクラブといえばここ ルクサンブールのジャズクラブといえばここ ルクサンブールのジャズクラブといえばここ

ルクサンブールのジャズクラブといえばここ

モンマルトルでジャムセッション、Autour de Midi...et minuit

オトゥール・ド・ミディ...エ・ミニュイ(Autour de Midi...et minuit)は、モンマルトル界隈のジャズスポットとして2001年にオープンしました。以来、パリを中心に活動するミュージシャンのライブが週末の金、土曜に行われています。ここはどちらかというとオーソドックスなスウィングジャズの演奏が主です。そしてこのお店は特にジャムセッションに力を入れているので、火、水、木となんと週3日も開催。毎回違うミュージシャンがホストを務め、沢山の参加者で盛り上がります。
お客さんは比較的年齢層が高いのも特徴。とはいえそこは下町だけあって、お店での会話はユーモアたっぷり、和気あいあいとしています。カウンターには気配りのあるオーナーがお客さんを見守っています。
週末のライブは1ドリンクつきで16ユーロととても良心的。さらに、お店の1階にあるレストランで食事をしたお客さんはさらに割引になります。ドリンクは5ユーロから。
ムーラン・ルージュから100メートル、サクレ・クール寺院から700メートル。モンマルトルの雰囲気を楽しむにはぴったりのジャズクラブです。
地下1階がジャズクラブ

地下1階がジャズクラブ

ドーム型の店内

ドーム型の店内

オーナーのフィリップさん

オーナーのフィリップさん

演奏にも熱が入る

演奏にも熱が入る

今回は、シャトレー、ルクサンブール、モンマルトルと、パリの中でもそれぞれ違う地域でのジャズクラブをご紹介しましたが、まだまだパリには他にもお店があります。気になるジャズクラブを見つけたらどんどん足を運んでみましょう。パリのジャズクラブはだいたいこれといった決まりもなく、お客さんが自由に楽しめる空気なのがいいところです。演奏に耳を傾けながらパリの夜を満喫して下さいね。
以上、パリナビでした。


上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2013-02-20

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