プロバンスの港町、マルセイユに行ってきました!

ココ・シャネル、ブリジットバルドー、ピカソ。セレブも魅了された碧い海と暖かい風。開放的な南フランスのマルセイユを旅してみましょう。

こんにちは、パリナビです。サッカーファンにも憧れの港町、マルセイユに行って参りました☆
パリリヨン駅からTGV(テージェーヴェー、高速列車)に乗って3時間。パリの優雅な町並みから、変わって白い崖や、乾燥した空気が広がってきます。そして、南の日差しを感じて来たら、そこはプロヴァンス。そしてプロヴァンスの中心地、ヨーロッパで一番初めに開かれた港、マルセイユに到着します。マルセイユ行きのTGVは1時間に1本走っているのでとっても便利。
Vieux port(旧港)から紺碧の海が広がっていきます。

Vieux port(旧港)から紺碧の海が広がっていきます。

町を見守るマリア像、ノートルダム・ド・ラ・ガルドから

町を見守るマリア像、ノートルダム・ド・ラ・ガルドから

駅の大階段。

駅の大階段。

カラフルな焼き菓子がショーウインドーに並びます。

カラフルな焼き菓子がショーウインドーに並びます。

TGV が、マルセイユ・サンシャルル駅に着きました。駅のテラスからはマルセイユの町がパノラマで広がります。駅の大階段を降りると、マルセイユ市1区。中近東や北アフリカへの玄関口であったマルセイユは、今でもたくさんの人種が見受けられます。駅から町の中心へとまっすぐに伸びるカヌビエール大通り(Le Canebière)には、アラブのスナック、「ケバブ」やアラブ菓子を売るお店が軒並みに並びます。
マルセイユのケバブはとってもレベルが高い!お腹がすいたら試してみて。約5ユーロでたっぷりおなかいっぱいおいしく楽しめます。

マルセイユオススメスポット1 ☆旧港近辺☆

マルセイユの街は、ヨーロッパで一番最初に開かれたという旧港から発展しました。ここからたくさんの貿易品や人々が行き来したのですね‥今では、旧市街はひっそりと町を見守ります。旧港沿いには、たくさんのシーフードレストランやカフェが。ここでは、名物のブイヤベースがいただけます。ブイヤベースはもともと海の男の料理。何種類もの魚介を組み合わせたスープです。

時折、旧港沿いには、新鮮な魚のマルシェも立ちます。カフェやブラッスリーもたくさんあるので、食事をしたいならこの辺りがベスト。
北アフリカや中近東への入り口、マルセイユ旧港

北アフリカや中近東への入り口、マルセイユ旧港

1781年操業の老舗パティスリー。ここのスペシャリテはナベット

1781年操業の老舗パティスリー。ここのスペシャリテはナベット

オリエンタル、ヨーロッパ、アジア‥人々と品々の集まる港町。

オリエンタル、ヨーロッパ、アジア‥人々と品々の集まる港町。

旧港を望む公園。

旧港を望む公園。

旧市街は、車一台ほどしか通れない細い道が横切ります。

旧市街は、車一台ほどしか通れない細い道が横切ります。

教会もなんだかオリエンタル!?

教会もなんだかオリエンタル!?

マルセイユオススメスポット2 ☆ノートルダム・ド・ラ・ガルド☆

小高い丘から聖マリア像がマルセイユの町を見守っています。ノートルダム・ド・ラ・ガルド教会
(Basilique Notre-dame-de-la-Garde)です。19世紀のビザンチン様式で建てられた教会からは、碧い海とマルセイユの町が見渡せます。教会のモザイクも見事。坂がとっても多いのですが、ミニトレイン、バスも走っているので利用して。

ノートルダムから降りてくると、マルセイユ最古の5世紀の教会、サン・ヴィクトール寺院(Basilique St-Victor)に着きます。地下聖堂と地下墓地があり、興味深い建築様式です。

マルセイユオススメ3 ☆マルセイユ・スイーツとおみやげ☆

小さな小舟を象ったマルセイユのお菓子、「ナベット」。普段でも買うことができますが、2月2日の聖母マリアのお清めの儀式の日にいただく焼き菓子です。丸いもの、バゲットのような形のもの、長いものと形はさまざまですが、真ん中に切れ目が入っていて、オレンジの花のエッセンスがほんのり香るのが特徴。なんだかエキゾチックで南の雰囲気がただよいます。アニスの香り、バニラ、オレンジの皮、レモン、ラベンダーの香りのものも!

一番歴史のあるナベットは、フール・デ・ナベット(Fours des Navette)のもの。

住所 136 , Rue Sainte 13007 MARSEILLE
電話 04 91 33 32 12


大抵のパティスリーで量り売りで買えるので、おやつにもばっちり。ナベット5個くださいなんて注文もアリですよ。他にもアーモンドをペーストにして、メロンの砂糖漬けを入れ、目の形に切り抜いたお菓子「カリソン」、揚げ菓子「オレイエット」「シシ」アーモンドをふんだんに使った「ヌガー」もこの辺りのお菓子です。
ナベットいろいろ

ナベットいろいろ

ナベットいろいろ

ナベットいろいろ

カニストレリ。コルシカやマルセイユの地方のお菓子。

カニストレリ。コルシカやマルセイユの地方のお菓子。

カリソン。デーツの実入り、メロン入りと味もいろいろ。

カリソン。デーツの実入り、メロン入りと味もいろいろ。

元祖ナベット。

元祖ナベット。

マルセイユオススメ4。☆来年結婚できる?!マルセイユの名物ケーキ。これはなんとしても手に入れなければ!!

これが鳩のフェーブ(陶器の小物)

これが鳩のフェーブ(陶器の小物)

これがコロンビエ。

これがコロンビエ。

さて、期間限定!結婚できるかもケーキがマルセイユにあるのだとか?これはパティスリーに行かなくては!もしかしてステキなフランス人の彼と結婚‥できるかも?まずはそのケーキをゲットしなくては!そんなに簡単に素敵な彼と結婚できるわけではありません。3つの条件をクリアしなくてはいけません。

1、5月中下旬、聖霊降臨祭のペンテコステにマルセイユに行きます。


2、パティスリーでこの時期にだけ食べることの出来るケーキ「コロンビエ」を買います。

3、コロンビエを切り分けて食べ、中に入っている鳩の陶器(フェーブ)を勝ち取ります。

このフェーブを勝ち取った人は翌年に結婚できるとか。さあ、みなさんがんばってくださいねー。

オススメマルセイユおみやげを紹介します。

本物のマルセイユ石けん

本物のマルセイユ石けん

さて、マルセイユといえば、正方形のかわいらしいマルセイユ石けん。この石けん、オリーブやカリテ油脂から作られる良質で純正の植物オイルの石けん。泡立ちがとても良くて、オリーブオイルの香りが気持ちを和ませてくれます。マルセイユ港から輸出したオリーブオイルで作られたのが始まりで、水に溶けやすく。絹や毛織物の洗濯にも使える重宝な石けんです。オリーブオイルのナチュラルに、ラベンダーやバラなど、南仏らしいパルファンから選べるのもうれしい。スタンプもひとつひとつ違うので、お気に入りを探してみてくださいね。
以上、マルセイユからパリナビでした。
関連タグ:プロバンス石けんサボン

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2010-06-08

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