パリ日帰り旅行のすすめ・オルレアンに行ってみよう!

パリから日帰りの旅☆今回はジャンヌ・ダルクゆかりの地、オルレアンへ!

オルレアン日帰り旅行へ!

オルレアン日帰り旅行へ!

こんにちは、パリナビです。パリから日帰りで行く小旅行のすすめ、今回の目的地は、オルレアンです。オルレアンという地名は聞いたことがある人も多いと思います。そう、あのジャンヌ・ダルクが活躍した町ですね。今をさかのぼること15世紀、百年戦争の時代、オルレアンはイングランド軍によって包囲されていました。絶望的な状況からオルレアンを開放し、一躍フランスの英雄になったのがジャンヌ・ダルクです。ゆかりの土地だけあって街のいたるところにはジャンヌの軌跡が残されています。ではそんなオルレアンへの旅に、早速出発しましょう。

パリからのアクセス

オルレアンはパリの南、直線でおよそ120kmのところにあります。サントル・ヴァル・ド・ロワール(ロワール川渓谷中央部)という地域県に属しており、ロワレ県の県庁所在地です。
パリからのアクセスも簡単です。13区にあるオステルリッツ駅はフランス南西部に向かう線が出ている駅ですが、このオステルリッツ駅からアンテルシテ(Intercités)という直行列車に乗りましょう。乗車時間は約1時間10分。チケットはフランス国鉄SNCFのサイトから予約できます。列車の本数は時間帯によってムラがあるのですが、一日たっぷり楽しむために早めの時間で出発するのがお勧めです。オステルリッツ駅は北駅など他の駅に比べると若干小さいので、迷うことなくホームに辿り着けますよ。
オステルリッツ駅

オステルリッツ駅

アンテルシテ。オルレアンへの直行便です。

アンテルシテ。オルレアンへの直行便です。

のんびりとした田舎の風景を過ぎると、オルレアン駅に到着です。

オルレアンに着いたら

駅からの目抜き通り、レピュブリック通り

駅からの目抜き通り、レピュブリック通り

トラムの走る市街

トラムの走る市街

オルレアン駅の正面出入口は実はちょっとわかりにくいところにあります。改札を出たら、ショッピングセンターの出口を目指して下さい。駅を出ると目の前には目抜き通りが伸びているので、その方が街により簡単にアクセスできます。
オルレアンの中心部は範囲が狭く、非常に歩きやすく分かりやすいのがおすすめポイントの一つです。まずは旧市街を目指します。駅正面から伸びるレピュブリック通りは、トラムウェイも走るメインストリートです。歴史ある街らしく、古い建物がどっしりと構えています。街の中には銀行の建物が多いのも目につきます。古くから商業で繁栄したことが窺い知れますね。ここから歩いて10分ほどで、ジャンヌ・ダルクの像があるマルトロワ広場に着きます。ではまずは最初のジャンヌスポット、マルトロワ広場へ。

マルトロワ広場

マルトロワ広場のジャンヌ像

マルトロワ広場のジャンヌ像

百年戦争でイングランドに包囲され、陥落寸前だったオルレアンを救ったのが、フランスの英雄、ジャンヌ・ダルクです。そのためオルレアンの人々はジャンヌが大好き。街のあちこちにモチーフが見受けられます。そしてここ、マルトロワ広場は、オルレアンの中心的存在。何処へ行くにもまずここを起点にすると便利です。広場の真ん中に立っているジャンヌの騎馬像には、台座に様々なエピソードが彫刻してあり、それをひとつひとつ見るのも興味深いですよ。
町の中心的存在

町の中心的存在

台座の彫刻にも注目

台座の彫刻にも注目

それでは、オルレアンで一番有名な教会、サント・クロワ大聖堂まで進みましょう。

サント・クロワ大聖堂

ゴシック式のサント・クロワ大聖堂

ゴシック式のサント・クロワ大聖堂

ステンドグラスは必見

ステンドグラスは必見

マルトロワ広場から東へ進むと、迫力のある聖堂がずっしりと建っています。これがサント・クロワ大聖堂。ゴシック式の教会は19世紀に現在の形になりました。旧大聖堂はジャンヌ・ダルクも参拝したことで知られています。中に入ると、アーチ形の柱にもれなく様々なデザインの大きな旗が掛かっているのが目に入ります。これはこの地方の王侯貴族の旗。ロワール川にはお城が多いことでも有名ですが、オルレアンはこういった中世の名残を今に留めています。
見どころはやはりジャンヌ・ダルクの生涯を描いたステンドグラスです。その栄光と悲劇の人生をステンドグラスで表現してあり、とても見応えがありますよ。
また、ジャンヌのシャペルもあり、やはりオルレアンの歴史に欠かせない人物であることを実感します。
王侯貴族の旗が並びます

王侯貴族の旗が並びます

ジャンヌのシャペル

ジャンヌのシャペル

では次は旧市庁舎、グロロ邸へ行ってみましょう。

豪華絢爛、グロロ邸

旧市庁舎・グロロ邸

旧市庁舎・グロロ邸

旧市長室

旧市長室

大聖堂のすぐそばにあるルネッサンス様式の建物がグロロ邸です。こちらは実はオルレアンの市庁舎として1981年まで使われていた場所で、もともとは代官の屋敷でした。建物のすぐ前にはやはりジャンヌ・ダルクの立像があります。内部はまさに豪華絢爛という言葉がふさわしい、豪奢なつくりです。細部にいたるまで丁寧な仕事の家具調度品や、大胆な大柄の壁のモチーフがさらに華やかさを引き立てています。実はここにもジャンヌの像と絵画が展示されているんです。本当にオルレアンの人のジャンヌ愛は果てしないものがあります。とにかくこのグロロ邸もオルレアン観光では外せないスポットです。
入り口に立つジャンヌ像

入り口に立つジャンヌ像

細部まで凝った調度品

細部まで凝った調度品

もちろんこちらにもジャンヌが

もちろんこちらにもジャンヌが

旧市街、そしてロワール川

旧市街

旧市街

観光スポットの見学が終わったらぜひ旧市街を歩いてみてください。ここには15世紀から16世紀の代表的なオルレアンの建築物が残されています。木骨造という手法の家々は、柱や梁が色んなスタイルで組み合わされているのが特徴です。そこだけタイムトリップしたような建物はとっても可愛らしいですよ。
また、旧市街は細い石畳の道が張り巡らされ、高い建物も少ないため、観光地でありながらのんびりとした雰囲気があります。ぶらぶらと散策したり食事をするにはもってこいのエリアです。
可愛らしい街並み 可愛らしい街並み 可愛らしい街並み

可愛らしい街並み

さて、旧市街を抜けるとそのに横たわるのはロワール川。フランスで一番長い川です。有名なジョルジュ・サンク橋は、トラムウェイでも渡ることができます。このエリアのロワール川は緑も多く穏やかな田舎の川と言った感じ。ここからさらに西の方へ行くと、古城の多く立ち並ぶエリアに差し掛かって行きます。
ロワール川の河岸

ロワール川の河岸

ジョルジュ・サンク橋

ジョルジュ・サンク橋

トラムも通ります

トラムも通ります


中心部だけの観光であれば、まる一日あれば殆んど見尽くせるほどオルレアンは観光のしやすい街です。ロワール川の反対側にもまだスポットはありますので、ゆっくりしたい人は一泊ぐらいでかなりの観光ができると思います。とにかくあちこちにジャンヌが隠されているので、それを見つけるのも楽しいではないでしょうか。
皆さんも機会があればぜひ足を延ばしてみてくださいね。
以上、パリナビでした。













上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2018-05-16

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