パリから1泊で行ける旅☆中世の魅力あふれるトロワへ!

中世の雰囲気そのまま!シャンパンコルクの形をしたとってもかわいい町トロワの魅力とおすすめスポットをご案内します!

こんにちは、パリナビです。今回はみなさんを地方都市の旅にご案内しましょう!行き先はシャンパーニュ地方のトロワ(Troyes)です。シャンパーニュ地方だけにシャンパーニュの名産地で、古い町並みが保存されているので今でも中世の雰囲気を残す町として人気です。郊外にはアウトレットの店も多く、ショッピングの町としても知られています。パリからも電車で1時間半ぐらいで行けるので、小旅行にもちょうどよい距離ですね。それではパリから1泊で行ける旅、トロワへお出かけしましょう!
シャンパーニュ地方の町、トロワ

シャンパーニュ地方の町、トロワ

シャンパンコルクの形をした町

トロワ駅は中心部から徒歩10分ほど

トロワ駅は中心部から徒歩10分ほど

パリと郊外・地方都市を結ぶTER

パリと郊外・地方都市を結ぶTER

シャンパーニュ地方のトロワは旧市街がシャンパンコルクの形をしているユニークな町です。行き方はパリ東駅からTERという電車で1時間半ほど。TERは座席指定のない気軽に乗れる電車です。駅から旧市街のある中心部までは徒歩10分ぐらいでアクセスも便利。教会や美術館なども中心部に集まっているのでとても観光しやすい町です。市街地マップにはおすすめ観光ルートが記載してありますので、ホテルや観光案内所でぜひマップを手に入れて下さい。また、観光ルートの道には三角形のプレートがはめ込まれていてガイド代わりになりますので、そちらを頼りに進むこともできます。中世の騎士を模したプレートを発見してみて下さい!
木組みの建物がならぶ美しい町

木組みの建物がならぶ美しい町

このプレートをたどって観光ルートを進みます

このプレートをたどって観光ルートを進みます

トロワの旧市街は木組みの家が立ち並び、中世のたたずまいを味わえる町並みです。昔からの建物をメンテナンスしながら大切に保存しているのが分かりますね。中でも有名なのは「猫の小道」。とても古くて細い道ですが、観光客が絶えず訪れる人気スポット。付近にはたくさんのレストランがあり、夜までにぎわっています。風情のある古い石畳の道を歩くとまるでタイムトリップしたような気分になりますよ!
細い通りがいっぱいです

細い通りがいっぱいです

「猫の小道」の入り口

「猫の小道」の入り口

中世の情緒あふれる道です

中世の情緒あふれる道です

トロワのシンボル、サン・ピエール・サン・ポール大聖堂

サン・ピエール・サン・ポール大聖堂

サン・ピエール・サン・ポール大聖堂

膨大なステンドグラス

膨大なステンドグラス

ではトロワの観光名所をご案内しましょう。中心部の東側にはトロワのシンボルであるサン・ピエール・サン・ポール大聖堂がそびえています。白いゴシック建築の大聖堂、鐘楼が片翼だけなのが特徴です。全長114mと内部もとても広く、どっしりと荘厳な雰囲気に包まれています。特に見どころは総面積1500㎡におよぶステンドグラス。側廊のチャペルや窓の他、身廊の上にも色とりどりのステンドグラスが並んでいてとても見ごたえがありますよ。両側のバラ窓も見事です。
大聖堂の周囲も静かな散歩道になっていて情緒があります。
ステンドグラスやバラ窓をゆっくりと見学してください ステンドグラスやバラ窓をゆっくりと見学してください

ステンドグラスやバラ窓をゆっくりと見学してください

職人の技術が勢ぞろい!道具のルーヴル、道具と職人博物館

道具と職人博物館(モロワ邸)

道具と職人博物館(モロワ邸)

職人さんの道具がいっぱい!

職人さんの道具がいっぱい!

トロワでぜひ見学してほしいスポットがこちら、道具と職人博物館です。もと貴族の屋敷であることから、モロワ邸とも呼ばれています。ここには膨大な数の職人の道具が展示してあります。木を切る斧からはじまり、車輪や樽、家具全般に屋根や柱の装飾などの建築関係、それに時計や靴職人まで、とにかくありとあらゆる職業の職人さんたちが昔から使ってきた道具が勢ぞろい。さすが別名「道具のルーヴル」と言われるだけのことがある圧倒的な内容です。今ではなくなった職業も当時の写真展示で分かりやすいのもいいですね。モロワ邸の建物や中庭もすばらしいですよ。トロワに来たらこの博物館は外せません!
展示のしかたもユニーク

展示のしかたもユニーク

車輪の製造工程

車輪の製造工程

当時の写真も展示

当時の写真も展示

広くて見やすい内部です

広くて見やすい内部です

トロワの歴史と産業を知る、ヴァリュイザン美術館

16世紀のトロワ美術

16世紀のトロワ美術

トロワは歴史が古く、昔からの美術や工芸が引き継がれて発展してきた町です。そんなトロワの歴史を知るのにうってつけなのがこのヴァリュイザン美術館。ここではトロワで生まれた16世紀の絵画や彫刻などの宗教美術がたくさん展示してあります。中でもおすすめの展示室はステンドグラスのコーナー。絵画のような人物像が描かれたものからデザインの豊富な紋章などなど、職人の細かい仕事を間近に見ることができます。
ヴァリュイザン美術館のもう一つの見どころは繊維業のコーナーです。トロワは織物などの繊維関係で成功を収めた町で、今でもアウトレットのショッピングスポットとして人気。その起源である織物産業にまつわる歴史が、当時の写真や機織り機などの展示を通して紹介してあります。特に機織り機は工場で実際に使われていた大きなマシンが展示され、その時代ごとの技術が垣間見られるのが楽しいですよ。
ガラス工芸の数々 ガラス工芸の数々 ガラス工芸の数々

ガラス工芸の数々

繊維工場の機械は迫力です! 繊維工場の機械は迫力です!

繊維工場の機械は迫力です!

考古学と美術、自然史の融合したサン・ルー美術館

サン・ルー美術館、自然史のコーナー

サン・ルー美術館、自然史のコーナー

動物がいっぱいで子供連れにも楽しい

動物がいっぱいで子供連れにも楽しい

では最後にもうひとつ美術館を紹介しましょう。大聖堂の向かい側にあるサン・ルー美術館は、もともと修道院だったところです。現在は考古学と絵画や彫刻美術、そして自然史の博物館としてマルチな展示をしている美術館となっています。入ってまず目に入るのが自然史のコーナー。ねずみやリスなどの小型動物から野生の鳥、そして大型のものでは鹿や熊など、色んな動物のはく製が多岐にわたって並んでいます。これは子供連れの見学でも楽しめること間違いなしです。地下へ降りるとそこは考古学のフロア。トロワで発掘された貴重な考古学資料を見学できます。そして2階へ上がると宗教画などの美術のフロアへと変わります。この一箇所で色んな分野の展示を見ることができるのでなんだか得した気分になりますね。広い敷地でボリュームも見ごたえも満点です。
考古学のフロアも見ごたえ十分! 考古学のフロアも見ごたえ十分!

考古学のフロアも見ごたえ十分!

トロワのお土産は?

シャンパーニュ地方だけにトロワのお土産としてはシャンパンが一番に挙げられます。また、ソーセージの仲間であるアンドゥイエットも有名ですが、クセがあるのでこちらは好みが分かれるかも。チーズでは、丸形で中が柔らかいクリーム状になったシャウルスが名産です。レストランなどではこういうトロワのグルメを料理に使っているお店もあるので、まずは試食してみてから買うのもアリですね。トロワの北側には屋内マルシェのレ・アールが営業しています。地元グルメを覗いてみたい人は立ち寄ってみて下さい。
名産のシャンパーニュやシャウルスをお土産に 名産のシャンパーニュやシャウルスをお土産に 名産のシャンパーニュやシャウルスをお土産に

名産のシャンパーニュやシャウルスをお土産に


トロワは規模が小さく、丸一日あればほとんど網羅できるぐらいなので、パリからの1泊旅行にはとてもおすすめの町です。ただ地理的にはフランスの北東部に入るので、パリよりも気温が低く、雨が降りやすいお天気です。今回は市街地だけでしたが、もしも車で行くとしたら郊外のアウトレットにも足を運んでみてはどうでしょうか。
中世の素敵な町並みに癒されるトロワ、ぜひチェックしてくださいね。
以上、パリナビでした。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2021-11-17

ページTOPへ▲

その他の記事を見る