パリジャン&パリジェンヌ憩いの場!パリの公園特集!

パリの人々の生活に欠かせない、緑のスペース。ナビのオススメを一気にご紹介!

こんにちは、パリナビです。突然ですが、パリの人々は外でお日様にあたるのが大好き。街のカフェを見ていると、日向のテラス席は満席だけれど、すぐ隣りの日陰の席は誰もいない、なんて光景をよく見かけます。日焼けなんてなんのその!パリ旅行中天気に恵まれたら是非、日光浴を楽しんでみてください。そして、日光浴を楽しむのにうってつけなのが、街のいたるところにある緑のスペース。パリの人々は公園で太陽の光と自然の息吹を感じながら過ごすことでリフレッシュしているみたいですよ。今日はそんなパリの庭園や、公園の中で、ナビ的にオススメのいくつかをご紹介していきたいと思います!
パリの緑地の美しさは特筆ものです♪♪ パリの緑地の美しさは特筆ものです♪♪ パリの緑地の美しさは特筆ものです♪♪

パリの緑地の美しさは特筆ものです♪♪

観光スポットもすぐ隣り!

Jardin de Luxembourg (リュクサンブール公園)
まずナビがオススメしたいのが6区にあるリュクサンブール公園。サン・ジェルマン・デ・プレやノートルダム大聖堂からも徒歩圏内です。この近辺はオシャレなショップや美味しいレストランが沢山あるエリア。こちらは現在、フランス上院として使われているリュクサンブール宮殿の目の前に広がる庭園部分が公園として開放されています。ヴィクター・ユーゴーの代表作、“レ・ミゼラブル”の作中の舞台して登場したことでも知られています。
パンテオンなどの見所も目の前。歩いているだけで、パリらしい景色に出会えるエリアでもあります。
パンテオンなどの見所も目の前。歩いているだけで、パリらしい景色に出会えるエリアでもあります。

パンテオンなどの見所も目の前。歩いているだけで、パリらしい景色に出会えるエリアでもあります。

Jardin des Tuileries (チュイルリー庭園)
パリ1区、ルーブル美術館の目の前に広がる公園がチュイルリー庭園。以前は王宮があり、その庭園として造られたそう。この庭園はベルサイユ宮殿の庭園などを手がけた当時の売れっ子庭師、ル・ノートルによって整備されました。またチュイルリー庭園内にはオランジュリー美術館がありますが、こちらの美術館は元オレンジ栽培のための温室だったそうです。庭園の終点にはコンコルド広場、そしてその広場からはシャンゼリゼ大通りが延びています。
パリ観光の中心地に位置するこちらの公園。 パリ観光の中心地に位置するこちらの公園。 パリ観光の中心地に位置するこちらの公園。

パリ観光の中心地に位置するこちらの公園。

動物達にも会えるんです!

Le Jardin des Plantes de Paris (パリ植物園)
“カルティエ・ラタン”と呼ばれる閑静なエリアに、うっそうとした緑に囲まれた公園があります。こちらはパリ植物園。園内には動物園、温室、アルプス園、バラ園などがあります。こちらの公園はパリ自然史博物館に属していて、こちらにある植物が研究の素材となることもあるそう。だから、とても見ごたえがあるんです。たとえば、アルプス園には世界の山岳地帯の植物が、また巨大な温室には珍しい植物が保存されいていて、大都会パリにいながら本格的な自然に触れることができる貴重なスポット。また園内の動物園は世界でも最古のものだそうですよ。
園内にある巨大な温室。

園内にある巨大な温室。

アルプス園。

アルプス園。

園内の動物達。

園内の動物達。

広大な敷地、自然に触れるなら・・・

Parc de Montsouris (モンスーリ公園)
14区、パリ学生国際都市の目の前にある、広大な公園。さまざまな種類の草木であふれ、様々な種類の鳥たちが生息する、とても豊かな公園です。園内には湖や、昔使われていたというトンネル跡があったり、思わず都心にいることを忘れてしまう空間。ちなみにこちらの公園は1860年、「パリジャンに緑の空間」を目的に、当時の知事であったオスマンによって造園が決定されたそうです。
自然あふれる、居心地のよい公園です。 自然あふれる、居心地のよい公園です。 自然あふれる、居心地のよい公園です。

自然あふれる、居心地のよい公園です。

Parc des Buttes Chaumont (ビュット・ショーモン公園)
19区に位置する公園で、もともと採石場として使われていたそう。モンスーリ公園と同じく、オスマンの指示によって公園に生まれ変わりました。広大な園内には20mの滝や、小島をつなぐ60mの高さにある橋があったり、めずらしい植物に出会えたり、都会にいることを忘れてしまう空間。その小島から望む眺めは絶景です!
探検ができそうなぐらい巨大な敷地! 探検ができそうなぐらい巨大な敷地! 探検ができそうなぐらい巨大な敷地!

探検ができそうなぐらい巨大な敷地!

公園というより森。

Bois de Boulogne (ブローニュの森)
パリの中心から西側に位置するブローニュの森、その昔は貴族の狩猟地として使われていたそう。広大な森の中には、テニスの全仏オープンが行われる会場や、伝統ある競馬場「ロンシャン競馬場」などがあります。また、ナポレオン3世によって造られた湖や、約1200種類ものバラが咲き乱れるバガテル公園などが、訪れる人々を魅了しています。いくつかのポイントに、貸し自転車もありますので、サイクリングしながらざっと回るものいいですね!(身分証明書が必要ですが・・・)
湖の小島にあるレストラン、いい雰囲気!!

湖の小島にあるレストラン、いい雰囲気!!

Bois de Vincennes (ヴァンセンヌの森)
ブローニュの森とは反対の東側に、これもまた広大な森、ヴァンセンヌの森があります。規模はブローニュの森にはかないませんが、それでも巨大。こちらも元王族の狩猟地だったという歴史を持ち、森の中にはヴァンセンヌ城があります。こちらの城は、12世紀にはすでに住居として使われていた古い歴史があります。また毎年春には移動式遊園地が出現し、この近辺に住む子供達(大人も?!)は楽しみにしているようです!
湖では貸しボートを楽しむ人々が沢山! 湖では貸しボートを楽しむ人々が沢山! 湖では貸しボートを楽しむ人々が沢山!

湖では貸しボートを楽しむ人々が沢山!

※これらの森に行く際はできれば地図を片手に、歩きやすい格好で行ってください!また、人気の少ないところにはできるだけ寄らないように、注意が必要です。

人々はどのように過ごしているの?

○春になればピクニック!
春になって暖かくなると、パリジャン、パリジェンヌの間では、ピクニックのアレンジが始まります。予定の日に雨が降らないか、天気予報を欠かさずチェックします。もしくは、「今日は天気がいいから外でピクニックしようか!」なんて風に当日急に決まることも。とにかく晴れている日は外に出て過ごさなければもったいない!こちらの人はそう思うようです。そして、公園に思い思いの食べ物や、ワインなんかを持ち寄ってわいわいと過ごしています。グループによってはギターを持参して、弾き語りをしたり、のんびりした時間を過ごしています。
※ピクニックは許可されている場所とそうでない場所があるのでご注意ください!
○読書や日焼け、ただただのんびり・・・
本を外で読むことは、室内とはまた違った感覚が味わえるかも。公園で読書をしている人の姿をよく見かけます。またブロンド肌を好む人が多いこちら、マットを敷き、日焼けしながらお昼寝中の人をよく見かけます。時にはトップレス!の人もいて、どきっとしてしまうことも・・・
スポーツや散歩!
車の通らず安全で、緑の豊富なスペース。園内には、ウォーキングやジョギングする人が沢山います。またテニスコートやバスケットのコート、またまた乗馬スペースなど、園内にスポーツ施設がある公園もあります。ちなみに、ブローニュの森やヴァンセンヌの森には湖があり、貸しボートもあります。でも日本のように「ボートに一緒に乗るとどうのこうの・・・」なんてジンクスはこちらフランスにもあるのでしょうか?!
○季節の植動物に触れる!
フランスの人は草木の名前をよく知っているように感じます。それはきっと小さいときから、自然に沢山触れて過ごしているからかな、とナビは思います。とある園内でも「この花の名前はね」なんて親子の会話が聞こえてきました。

通勤時のメトロやターミナル駅では、いつも人々が忙しく行き交う大都会パリ。でも人々の生活にとって欠かせない緑のスペースは、街中のいたるところで憩いの場として存在しているんですね。一つ一つの歴史も、なかなか興味深いものです。以上パリナビでした。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2011-06-17

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