パリの美術館はカフェや庭園も充実!見学のおともに、パリ散策の休憩に使える素敵なスポットをご紹介!
美術館見学の休憩にどうぞ!
こんにちは、パリナビです。みなさんはパリの美術館巡りをするときに、どんな基準で選びますか?有名どころや、クラシック系の美術、現代アートなどなど、いろんな選びかたがあると思います。美術館の展示内容はもちろんですが、ちょっとテーマを変えて、付属のカフェや庭が素敵な美術館を今回はチョイスしてみました。見学の途中休憩や見学後にほっと一息つける素敵なカフェがあるとうれしいですよね。では、ナビがチョイスしたカフェと庭が素敵な美術館、さっそくご案内しましょう!
オルセー美術館
人気美術館の休憩スポットは・・・?
カフェ・カンパーナ
印象派のメッカとして絶大な人気を誇るオルセー美術館。大型の美術館なので、休憩ができるカフェやレストランもいくつか併設しています。まず地上0階(日本式1階)には、コーヒーや軽食専門の休憩コーナー。2階(日本式3階)には「ル・レストラン」があります。ここはオルセーが駅舎だったころに来賓用のダイニングとして使われていた場所なので、ゴージャスな内装を楽しみながらフレンチを食べられます。でもナビの一番のおススメスポットは、5階(日本式6階)の「カフェ・カンパーナ」。5階は印象派のフロアで最上階でもあります。このカフェ・カンパーナでは、オルセー名物のオルロージュ(壁時計)の一つが窓になっているので有名です。外からの自然光が時計越しに入る店内はオルセーならではのムードがいっぱいです。
鈴のような形のランプがアクセントになっているシンプルな内装が、時計引き立てています。食事もできますがお茶だけでもOK。なるべく早い時間に行った方が窓のそばの席を確保できるチャンスがあります。
ロマンティック美術館
無料で入れる美術館
散策の途中で気軽に、しかも無料で行けるスポットは魅力ですよね。そこでおススメはロマンティック美術館。常設展は無料で見学できます。この美術館の人気は、散歩途中のちょこっと休憩にちょうどいい、癒しの庭です。建物に併設されてはいますが、外から入ることができるのでとっても気軽に利用できますよ。可愛らしい庭でベンチに座って休憩するもよし、併設のカフェ「ローズベーカリー」でお茶をするもよし。カフェはドリンク類だけでなくケーキやスコーンなどの品ぞろえが豊富です。おやつ代わりにもなりますね。庭のテラス席が気持ちいい季節はぜひ利用してください。店内ももちろん利用できるので、美術館見学のあとのお茶タイムにもぴったりです。
テラス席
|
|
散歩の途中に気軽に入れます
|
カウンターで注文
|
|
温室のような店内もグッド
|
ロダン美術館
広々とした庭園
庭と言えばどうしてもロダン美術館は外せません。もと貴族の邸宅をアトリエにした広々とした庭は、館内とあわせて見学したいコースです。庭にはロダンの作品がたくさん展示してあるのも魅力ですね。こちらにはテラス席つきの売店があり、リーズナブルなお値段でコーヒーなどを飲むことができます。
モンマルトル美術館
古き良きモンマルトルの面影があります
カフェ・ルノワールのテラス
ルノワールのアトリエとして有名なモンマルトル美術館。常設展にはモディリアーニ、ロートレック、シュザンヌ・ヴァラドンやその息子のモーリス・ユトリロなど、モンマルトルゆかりの画家の作品が揃います。古き良きモンマルトル文化を感じることのできる、ファンにはたまらないスポット。
見学の際にはここの庭園も見逃せません。ルノワールの庭という名前のとおり、ルノワールの絵をモデルにして作られたとても素敵な空間ですよ。しかもパリで唯一残っているぶどう畑が上から見下ろせるという絶好のロケーションです。もちろんカフェも併設。その名も「カフェ・ルノワール」です。ガラス張りの温室っぽい店内のほか、テラスでも季節の食材を楽しめます。ルノワールの庭を鑑賞しながらゆっくりと休憩なんて素敵ですね。隠れ家的な雰囲気もあるナビおススメのお庭です。
プチ・パレ
グラン・パレの向かいがわ
グラン・パレの向かい側にあるプチ・パレ。大きなドームが目立つグラン・パレに隠れるような存在ですが、常設展をはじめ特別展にも力を入れていて、パリジャンからも注目される美術館です。ここには熱帯風な中庭があるのが個性的。庭に面しているロマネスク風の円柱が並ぶ回廊には、プチ・パレ併設のカフェがあります。フランス庭園や芝生とは趣の違う熱帯風の中庭は、木々の緑がいっぱいで気持ちがよく、リフレッシュにはぴったり。回廊の天井画や建物のデコレーションを鑑賞しながらの休憩タイムもぜいたくなひとときですね。
エキゾチックな熱帯風庭園
|
|
美しい回廊でお茶タイム♡
|
ケ・ブランリー美術館
アフリカ系の美術ならここへ
まるで公園のような庭です!
アフリカ・アジア・オセアニア関係の美術館として有名なケ・ブランリー美術館。故シラク大統領にちなんで、ケ・ブランリー・ジャック・シラク美術館というのが正式名称です。美術館もとても広いですが、緑がいっぱいの庭も地元住民の憩いの場として有名です。ほとんど公園と言ってもいいぐらい木々や植物でいっぱい。ここは入館しなくても自由に散歩や休憩ができます。こちらには、シラク大統領の名前をとった「カフェ・ジャック」があります。シンプルでモダンな店内とテラス席の両方で、フレンチの食事やケーキなどを楽しむことができます。とにかく緑に囲まれたい、という人におススメ。
パレ・ド・トーキョー/パリ市立近代美術館
ギリシャ風の円柱が目印です
イタリアンのお店
ケ・ブランリー美術館とセーヌ河をはさんで反対側にあるのが、パレ・ド・トーキョーと近代美術館。ここは何と言ってもセーヌ河とエッフェル塔をのぞめる絶好のシチュエーションがポイントです。パレ・ド・トーキョーはイタリアンの「バンビーニ」、近代美術館には「フォレスト」というレストランが併設され、隣同士で仲良く営業中。パレ・ド・トーキョーには「ムッシュー・ブルー」というフレンチもあります。こちらはファサード側にあるシックなレストラン。テラス席ではエッフェル塔を目の前に贅沢な時間が過ごせます。
シックなフレンチを
|
|
エッフェル塔を真正面に見る贅沢なテラス
|
パリの美術館は展示だけでなく食事やカフェタイムも楽しめるのがいいですね。見学後の休憩タイムに、また、パリ散策の途中に、ちょっと寄ってみてはいかがですか。普通のカフェやレストランとは違う雰囲気を味わえることと思います。
以上、パリナビでした。
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2021-09-15