【続】おうちにいながらパリ観光☆バーチャル見学を楽しもう!

自宅で楽しむパリ観光第四弾!人気美術館をバーチャル見学しましょう!

MUSEOSPHEREのトップページより

MUSEOSPHEREのトップページより

こんにちは、パリナビです。フランスではまだ夜間外出禁止が続く毎日です。そして飲食店などに加えて美術館、博物館の閉鎖も継続されています。劇場や映画館も含めてこういった文化施設の閉鎖は芸術の都パリにとってはとても淋しいものですね。そこでパリナビでは、自宅でできる芸術鑑賞としてまたまた美術館のウェブ見学にみなさんをご案内したいと思います!今回ご案内するのはブールデル美術館、コニャック・ジェイ美術館、近代美術館、ロマンチック美術館。利用するサイトはおうちにいながら美術館巡りの第三弾でもご紹介したMUSEOSPHEREです。子供でもバーチャル見学が楽しめるサイトとしてParis Muséesが運営しています。説明文はフランス語ですが、各スポットの360℃ウェブカムや展示作品の詳細が見られるポップアップ機能など、沢山の仕掛けがありますよ!

ブールデル美術館

彫刻家アントワーヌ・ブールデルの美術館

彫刻家アントワーヌ・ブールデルの美術館

アトリエの様子

アトリエの様子

パリ14区、モンパルナス駅の近くにあるブールデル美術館は、彫刻家アントワーヌ・ブールデルのアトリエを改造した美術館です。ブールデルが24才の時にここへアトリエを構えたのが1885年。その当時のモンパルナス界隈はブールデルのような芸術家が住む町として知られていました。閑静な住宅街の中にあって、入ってみると敷地が広いことにも驚きます。

まずはアトリエから見学。北向きのアトリエは光の加減がよく、彫刻の作業をするのには完璧だったとか。強すぎない光がちょうどいいということですね。無造作に置かれた彫刻がいかにもアトリエっぽいです。時代を感じる家具調度品がそのまま残してあるところもいい味を出しています。
当時の雰囲気がそのまま残っています 当時の雰囲気がそのまま残っています

当時の雰囲気がそのまま残っています

彫刻が置いてある中庭、ステキですね!

彫刻が置いてある中庭、ステキですね!


この美術館の見どころの一つ、それは中庭です。アトリエを出ると緑がいっぱいの中庭があり、癒しの空間になっています。ここにももちろんブールデルの作品が展示されています。聖母像や瀕死のケンタウロスといった大型の作品が目につきますが、他にもいろんな彫刻がお庭のあちこちに置かれています。ブロンズの作品は鋳型から制作するので、何体も同じ作品を見かけることがあります。特にケンタウロスはブールデルお気に入りの題材だったそうですよ。
美術館として改装された建物内にも時系列での展示室や、大型作品がゆったりと見られる大展示室などテーマ別に分かれています。360℃の迫力の画像でブールデルの彫刻を楽しんでみて下さいね!
同じ作品を見つけるのも楽しいですね 同じ作品を見つけるのも楽しいですね

同じ作品を見つけるのも楽しいですね

コニャック・ジェイ美術館

19世紀の富豪のおうちです

19世紀の富豪のおうちです

子供の間

子供の間

それでは1世紀さかのぼって18世紀の美術が目白押しのコニャック・ジェイ美術館へ行ってみましょう。ここではエルネストとマリー・ルイーズ・ジェイ夫婦がパリ市に寄付した膨大な美術コレクションを堪能できます。絵画や彫刻だけでなく、家具調度品、陶器、タピスリーなどなど、どれをとっても18世紀の芸術品です。建物全部が美術館と言えますね。
お屋敷のお部屋が割り振られた展示室は、テーマごとに作品が飾られています。最初の子供の部屋はそのまま子供のポートレートや彫刻が色々。天使のようなかわいさです。次は陶器の間。ここにはお皿などの陶器ではなく、人形や動物の置物のコレクションがほとんどです。中国の親子がホットチョコレートを飲んでいる人形や豹の置物など、18世紀のフランスにとってエキゾチックなものが美術品になっているところが面白いですね。続く小サロン、大広間にも当時を彷彿とさせる手の込んだ家具や装飾がいっぱいです。19世紀のお金持ちが住んだお屋敷の雰囲気が満載のコニャック・ジェイ美術館。こちらも360℃でたっぷりと堪能して下さい!
陶器の間コレクション

陶器の間コレクション

堕ちついた雰囲気の小サロン

堕ちついた雰囲気の小サロン

大広間。調度品も見事です

大広間。調度品も見事です

近代美術館

パレ・ド・トーキョー東翼にあります

パレ・ド・トーキョー東翼にあります

ロベール・ドローネ

ロベール・ドローネ

今度はパレ・ド・トーキョーと隣接している近代美術館を覗いてみましょう。1937年の万博の際に造られた建物はギリシャ風の円柱が印象的。ここでは20世紀前半のアートをとり扱っています。バーチャル見学サイトでは作家別、テーマ別で見ることができます。20世紀初頭のフォーヴィズムに始まり、ロベール・ドローネのページでは特徴的な幾何学模様の作品を紹介。エティエンヌ・マルタンとジョルジオ・デ・キリコのページに続き1960年代アート。いずれもアイコンをクリックすると作品の詳細ページに飛ぶので拡大して見ることも可能です。最後はデュフィ作「電気の妖精」の展示室。壁いっぱいに描かれた電気の歴史です。360℃映像でぐるっと楽しめ、ズームインまでできるところがうれしいですね。じっくりとごらん下さい!
作品をポップアップ画像で詳しく見たりズームインしたりと楽しめます。 作品をポップアップ画像で詳しく見たりズームインしたりと楽しめます。
作品をポップアップ画像で詳しく見たりズームインしたりと楽しめます。 作品をポップアップ画像で詳しく見たりズームインしたりと楽しめます。

作品をポップアップ画像で詳しく見たりズームインしたりと楽しめます。

ロマンチック美術館

ジョルジュ・サンドゆかりの美術館です

ジョルジュ・サンドゆかりの美術館です

ノーアンの間

ノーアンの間

それでは最後に9区にある人気スポット、ロマンチック美術館へ向かいましょう。ここは植物がいっぱいの敷地と白と緑を基調とした建物がとても素敵にマッチした美術館で、庭でのお茶だけを楽しみに訪れる人も多いです。もともとは画家アリ・シェフェールの家だったこちらの美術館には、画家と親交のあった作家ジョルジュ・サンドにまつわる展示品が豊富にあることでも知られています。
宝飾の間では、ジョルジュ・サンドの持っていた宝飾品のコレクションなどが見学できます。そして続くノーアンの間はジョルジュ・サンドの家族に関する展示が豊富です。壁いっぱいの肖像画や家具など、インテリアも見ものですよ。二階ではさらにジョルジュ・サンドの展示品、そしてアリ・シェフェール本人の絵画も展示されています。当時のロマン派と言われる画家のコレクションも合わせて詳細も見ることができます。
ジョルジュ・サンドの個人的なコレクションが豊富 ジョルジュ・サンドの個人的なコレクションが豊富 ジョルジュ・サンドの個人的なコレクションが豊富

ジョルジュ・サンドの個人的なコレクションが豊富

アリ・シェフェールの作品、ロマン派の作品も展示 アリ・シェフェールの作品、ロマン派の作品も展示

アリ・シェフェールの作品、ロマン派の作品も展示


今回もバーチャルでご案内してみましたが、作品に向けられているアイコンで詳細画像を見られるのは嬉しいことですね。でもやっぱり本物の美術館で鑑賞できるのが一番です。パリとフランス全土の文化施設が再オープンする日が待ち遠しいですね!それまではみなさんもこちらの見学サイトでぜひ美術鑑賞を楽しんで下さい!
以上、パリナビでした。











上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2021-02-24

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