2015年がスタートします!
こんにちは、パリナビです。いよいよ2015年がスタートします。皆さんはどのような一年にしたいですか?それでは早速2015年1月、2月のパリを紹介しましょう♪
1,2月のカレンダー、主なイベント
1月1日 NOUVEL AN 元旦
フランスには、日本のような三が日はありません。元旦のみ祝日で、パリのお店では1月2日から通常営業を始めるところがほとんどです。小中高などの教育機関は1月4日までお休みです。
1月4日 GALETTE DES ROIS ガレット・デ・ロワ
王様のガレットという名のお菓子で、12月後半ごろからお菓子屋さんの店頭に並び始めます。
黄金色に輝くパイで、中には香ばしいアーモンドペーストがたっぷり詰まっています。
こちらは、カトリックの祭事、公現祭にちなんで食べられます。家庭で切り分けでいただくのですが、実は中には小さなオブジェが入っています。Feve (フェーヴ)と呼ばれるこちらを当てた人には一年間幸運が訪れると言われています。フェーブの形は各お店ごとに異なるので、集めている人もいるそうですよ!
1月5日 REPRISE DES COURS 授業開始
各教育機関ではクリスマス休暇(12月21日~スタート)が終了し、この日から新学期が開始します。
1月上旬 FETE DE COQUILLE
モンマルトルの丘で開催される“ホタテ祭り”と呼ばれるイベントです。ホタテやムール貝の産地として知られるブルターニュ地方を紹介するイベントでもあります。ブルターニュ地方には他にもクレープなど多くの特産物があり、イベント中に味わう事ができます。
1月7日 SOLDES D`HIVER 冬のソルド
パリでは一月上旬の水曜日がスタート日。2015年は1月7日から始まります (2月17日まで) 。ソルドとは言え、冬はこれからが本番。プランタンやギャラリーラファイエットなどのデパートでは特別時間で営業します。
2月14日 St-Valentin サン=ヴァレンタン
この日は愛を誓う日で、カップルのための一日です。このため日本とは少し異なり、お互いにギフトを贈りあう習慣があります。ちなみにホワイトデーはありません。
アクセサリーはギフト用として人気です!
2月19日 NOUVEL AN CHINOIS 旧正月
現在でも旧暦を使用する中国や東南アジアの国々、旧正月は毎年日程が 変わります。今年は2月19日です。パリの中華街は13区と19区、3区に中華街にあります。特に13区の中華街はヨーロッパでも最大の規模。旧正月の期間にはパレードなどが行われます。こちらパリでも圧倒的なアジアンパワーは健在です。
2月21日~3月1日 Salon International de l’agriculture 国際農業祭
モードや文化芸術の印象が強いフランスですが、農業大国という一面も持っています。フランス産の農産物は世界でも高く評価されています。その一つがチーズなどの乳製品ですよね!イベントには現職の大統領や政治家も視察に訪れます。巨大なイベント会場には牧場が再現されたり、家畜との触れあいスペースも設けられているので、キッズたちにとってもよい思い出になりそうです。
フランスを代表するビックイベントです!
例年の1,2月の気候、適した服装は?
パリは日本の北海道とほど同じ緯度に位置しています。このため、冬の冷え込みが厳しいことでも知られています。降雪はそれほどではありませんが、晴れていても凍てつくような寒さで、昼間もあまり気温が上がりません。降水量も非常に少ないので乾燥も気になります。リップクリームやハンドクリームなど、保湿グッズは必須です!また降雪が少ないとはいえ、降雨の代わりに雪が降ります。歩きやすく滑りにくいブーツが適しています。
1月の月間平均 最低気温4度 最高気温7度 降水量 0.6mm
2月の月間平均 最低気温5度 最高気温9度 降水量 0.3mm
人々の様子
年間で最も冷え込む季節なので、外で過ごすことが大好きなパリジャンたちも、さすがにお家の中でぬくぬくと過ごすことが多いようです。特に雪の予報日は、外出が億劫だとため息をついている人たちも。確かに雪になれていないパリの交通機関は、降雪があると大幅に乱れたり、移動だけでも一苦労です。また、いまでも家に暖炉がある家も多く、薪を燃やす匂いになんとなく癒されるのもこの季節。また、カフェのテラスで過ごすパリジャンの姿もよく見かけますが、テラスにはストーブがあるので意外と暖かいんですよ。どうしても外で過ごしたい場合はお試しあれ。
一般の学校は1月4日までクリスマス休暇です。年末から年始にかけては人々の移動が目立ちます。また、冬のソルドは1月7日からスタートします。どこからここまで人が?!と思うほどの熱気です。
旬を迎える食材
今月も旬の食材をご紹介しましょう。
果物類 (Fruits)
マンダリンMandarin オレンジOrange グレープフルーツPamplemousse 柑橘類Agrumes
野菜類 (Légumes)
ブロッコリーBrocoli カリフラワーChou-Fleur 芽キャベツChou de Bruxelles 黒トリュフ(ペリゴール産)Truffe Noir au Perigord(2月) 西洋ごぼうSalsifis
肉、魚類 (Viandes et Poissons)
エスカルゴ Escargot いのししSanglier 七面鳥Dinde うにOursin 鯛Dorade サバMaquereau ムール貝Moule ホタテ Coquille St-Jacques
脂ののった魚たち!
冬は柑橘系の果物が旬真っ只中。値段もびっくりするほどお安くゲットできます。フランスでは大量に買ってジャムにしたり、日本とは少し違った方法で食べられています。ビタミンが豊富で風邪予防にいいというのはフランスも同じです。野菜では食材の王様、黒トリュフ(ペリゴールはトリュフの一大産地です)が旬を迎えます。また、1月初旬にはブルターニュ地方のホタテ祭りが開催されるように、ムール貝やホタテなどの貝類や、冬の寒さで脂を蓄えた、サバや鯛などの魚類も、おいしい季節です。
シャンゼリゼ大通りのイルミネーションも静かに消灯・・・
1月、2月は非常に冷え込みますが、いつもより空気が澄んでいて、周りの景色が一層美しく感じられる季節でもあります。
シャンゼリゼ大通りをはじめ、街角を彩っていたクリスマス・イルミネーションが次々に消灯していきます。新年の幕開けを祝うとともに、最大のイベントでもあるノエルが終わった寂寥感が漂います。それを助長するのが街角に役目を終えて捨てられているモミノキ。それを見ると少し物悲しい気持ちにもなるのでした。以上パリナビでした。
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2014-12-25