自宅で楽しめる☆パリの美術館特設サイト

自宅にいながら美術鑑賞♪旅行気分を楽しんで下さい!

美術館のコレクションを見るチャンスです!

美術館のコレクションを見るチャンスです!

こんにちは、パリナビです。
現在、フランスでは外出禁止措置が発令されています。そのため、世界有数の観光都市であるパリも休業状態。人の歩いていないシャンゼリゼや、観光客のいないエッフェル塔はとても淋しい光景です。
そんなフランスですが、様々なインターネットサイトで、在宅で楽しめる企画が立ちあげられています。その中で、今回は家にいながら芸術鑑賞のできる、パリの美術館の企画をご紹介したいと思います。お家にいながらにしてパリのエクスポジションを楽しむことができるのはうれしいですね。
では、どんなものがあるか覗いてみましょう。

ルーヴル美術館

ルーヴル美術館の特設展示は・・・?

ルーヴル美術館の特設展示は・・・?

パリの美術館を代表するルーヴルですが、こちらで見られるのは現在ラ・プティット・ギャルリー(La Petite Galerie)で開催中のエクスポ「アーティストの顔(Figure d’artiste)」です。ドラクロワやレンブラントなどの自画像を展示。展示場を歩いて回るような感覚で作品を鑑賞できます。
プティット・ギャルリーの様子

プティット・ギャルリーの様子

ドラクロワの肖像

ドラクロワの肖像

こちらはレンブラント

こちらはレンブラント

また、4つある館のうち、シュリー館の地上階と1階が見学できます。こちらは中世、そしてエジプト関連の展示物が見放題。360℃開店するカメラで、展示物のスポットをクリックして観賞できます。とにかくそのボリュームにびっくり。
そして、アポロンのギャルリー(Galerie dApollon)では、絵画の修復作業に関する展示も見学できます。ギャルリーの天井画は必見ですよ。
古代エジプトの間

古代エジプトの間

アポロンの間の天井画

アポロンの間の天井画

ポンピドゥーセンター

近代美術の宝庫

近代美術の宝庫

アーティストの作品をダイジェストでどうぞ

アーティストの作品をダイジェストでどうぞ

近代美術館のポンピドゥーセンターでは、120000点にも及ぶ膨大なコレクションのうちから選りすぐりのアーティストの作品をYoutubeで鑑賞できます。シャガール、カンディンスキー、モンドリアン、フリーダ・カーロ、そしてマティスなどなど。
そうそうたる近代芸術家の作品が1分ほどのダイジェストで紹介されています。解説はフランス語字幕で、アーティストをイメージした曲がバックに添えられています。
また、現在公開中だったイギリスの画家、フランシス・ベーコンの企画展は、フランス語のガイド付きのバーチャル・ヴィジットという形でこちらもYoutubeで鑑賞できます。大人気だったエクスポなだけに実際見ることができないのは残念ですが、こうして解説つきの見学ができるのもバーチャルならでは。
フランシス・ベーコン展は解説付きです フランシス・ベーコン展は解説付きです
フランシス・ベーコン展は解説付きです フランシス・ベーコン展は解説付きです

フランシス・ベーコン展は解説付きです

オランジュリー美術館

「睡蓮」を公開中

「睡蓮」を公開中

日本人にも人気のオランジュリー美術館では、こちらを代表する作品、モネの「睡蓮」連作の見学が可能です。普段ならベンチに座る人や立ち止まって見学する人達であふれる展示室が、無人状態で360℃、すべて独り占めにできます。肉眼で見るのとはどうしても違いますが、普通ならなかなか見られない角度から広々と眺めることができるのは貴重ですよね。この機会に不朽の名作をゆっくり鑑賞してみてはいかがでしょうか?
色んな角度から観賞できます 色んな角度から観賞できます 色んな角度から観賞できます

色んな角度から観賞できます

グラン・パレ

ポンペイの特別展を公開

ポンペイの特別展を公開

グラン・パレでは、イタリアのポンペイに関するエクスポが開催予定でしたが、タイミング悪く中止となりました。でもその代わり、映像でこの企画内容を楽しむことができるんです。その名も「自宅でポンペイ(Pompei chez vous)」。
グラン・パレのサイトにある特設ページで、左側にあるリストから見たいビデオを選ぶことができます。3Dで復元された映像はとても迫力があります。そして、灰に埋まった遺跡を発掘する作業、そして高いレベルを誇る美術品や絵画の修復作業の様子など、テーマごとに分けられています。
遺跡に興味のある人には充実の内容ですよ。
忠実に再現された映像 忠実に再現された映像

忠実に再現された映像

修復作業の様子 修復作業の様子

修復作業の様子

装飾美術館

コレクションを一挙大公開

コレクションを一挙大公開

装飾美術館では、インテリア、デコの移り変わりを時代ごとに観賞できる特設サイトが設けられています。なんと0階から9階まですべての階を網羅しているという太っ腹な展示です。階によって、中世、ルネサンス、17世紀、18世紀、19世紀からアール・ヌーヴォー、アール・デコ、そして現代と振り分けられてあるのでとても分かりやすいですよ。時代が変遷するにつれてその時の技術や流行などが変化していくのを見るのも楽しいですね。インテリア関係が好きな人、クラシックな内装が好きな人には見ごたえのある内容です。
臨場感があります 臨場感があります

臨場感があります

オペラ座

オペラ座も見学可能

オペラ座も見学可能

舞台の様子

舞台の様子

さて、美術館ばかりではありません。オペラ座もヴィジット・バーチュエルとして4つの場所を360℃回転するカメラで公開しています。例えば舞台。これは客席からの視点ではなく、舞台に立った側からの視点で映されています。舞台裏の様子がよく分かり、いかにも劇場という臨場感があります。
普段なら行くことができない場所もサービス。それはオペラ座の屋根の上です。オペラ座の一番上に、竪琴を掲げたアポロンの像があるのはご存知でしたか?像は後ろかしか見えませんが、その場所からぐるりとパリのパノラマが見渡せるようになっているので、まるでオペラ座の屋根に上ったような気分を味わえます。
そしてもう一つの秘密の場所が、地下にある池です。こちらも特別に公開してくれています。ほんの少ししかないものの、薄暗くてちょっと不気味な地下の池は、オペラ座の怪人の世界を彷彿とさせます。普通の見学なら見られない場所だけに、このヴァーチャルヴィジットはとてもお得ですね。
舞台裏はこんなかんじです

舞台裏はこんなかんじです

豪華絢爛な大広間

豪華絢爛な大広間

オペラ座の屋根からの眺め

オペラ座の屋根からの眺め

地下の池まで

地下の池まで


美術館によってそれぞれ企画内容は違いますが、色んな工夫が凝らしてあります。ビデオ系、360℃回転のヴァーチャル見学系など、使いかたも色々です。見やすいものを選んでぜひこの機会に鑑賞してみてはいかがでしょうか。また、ここで紹介していない美術館でも特別ページなどで無料見学ができるようになっていますので、お好きな美術館のページへアクセスしてみて下さい。
こういう時だからこそ、美術鑑賞で気分をリフレッシュしてみるのもいいのではないでしょうか。ご自宅でパリ観光、楽しんで下さいね。
以上、パリナビでした。







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上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2020-04-15

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