パリの朝ごはん

パリに来たら、どんな朝ごはんを食べましょうか。フランス人たちの朝ごはんをご紹介いたします。

こんにちは。パリナビです。パリに来たら食べたい朝ごはんは…やはり焼きたてのパンですよね。前日にパン屋さんで買っておく方が便利ですが、朝買いに行くのがベスト。焼きたてのパンは、格別です! それに、オレンジ・ジュースやヨーグルト、フルーツなども一緒にとると、朝からちょっと贅沢な気分に。

パリの人の朝ごはん

昔ながらの「日本の朝ごはん」というと、白いごはんに味噌汁、焼き魚などが定番ですが…実際ふだん日本人が食べている朝ごはんは、もっと簡単なものではないでしょうか。トーストにバターやジャムを塗って食べる、フルーツとヨーグルトだけで済ます、忙しい人に至ってはコーヒーだけで済ます、会社のデスクでコンビニで買ったおにぎりやパンを食べる、という人もいるでしょう。パリの人たちも、毎日ステキな朝ごはんを食べているわけではありません。簡単に済ませるパリの朝ごはんの定番は、「タルティーヌ」。バゲットに、バターだけ、もしくはバターとジャムを塗っただけのもの。質素なものです。フランス人は、お茶派は少なくてコーヒー派なので、朝の飲み物の定番はカフェオレ。ただ、インテリ層などには紅茶派の人もいるようです。
フランス人はコーヒー派

フランス人はコーヒー派

たまに紅茶派の人も

たまに紅茶派の人も

また、時間がなかったりすると、ビスケットやクッキーで済ませる人もいます。その他、市販のマドレーヌやベルギーワッフルなど。
イタリアBarilla社MULINO BIANCOシリーズの        クッキーは美味しい!

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チョコレートがかかったベルギーワッフル

チョコレートがかかったベルギーワッフル

ちなみに、市販されている人気商品はコチラ。赤いギンガムチェックが目印のBonne Maman(ボンヌ・ママン)の、マドレーヌ。バターがたっぷり入っていますが、ヘビーすぎず、しっとりした舌触り。際限なく食べてしまう、ダイエッターには危険な商品です。
それから、イタリアの商品nutella(ヌテラ)は、フランスでも大人気! ヘーゼルナッツ・ペーストに、砂糖、ココア、香料などが加えられた、チョコレート風味の甘いペーストです。子供から大人まで、みんな大好き。パンやクレープに塗って食べるのですが、「朝からヌテラ♪」という人も結構いるようです。
ボンヌ・ママンのマドレーヌ

ボンヌ・ママンのマドレーヌ

イタリアの人気商品ヌテラ

イタリアの人気商品ヌテラ

その他、パンに塗ると美味しいのは、どこの国でも定番のジャム。フランス語では、confiture(コンフィチュール)と言います。イチゴ、フランボワーズ、カシス、ブルーベリー、アプリコット、何種類ものフルーツを混ぜたもの、など、ジャムの種類はかなり豊富にそろっています。
それから、忘れてはならないのが、Crème de marrons(マロン・クリーム)! 特に、老舗Clément Faugier(クレマン・フォジェ)社の物が、お手軽に入手できて美味しいということで、ベストセラー/ロングセラー。缶詰より、チューブ・タイプの物が使いやすくてオススメ。(ただし、缶詰の方が賞味期限は長い)
ボンヌ・ママンのジャム

ボンヌ・ママンのジャム

bio(自然農法)のイチゴ・ジャム

bio(自然農法)のイチゴ・ジャム

クレマン・フォジェ社のマロン・クリーム(チューブ・タイプ)

クレマン・フォジェ社のマロン・クリーム(チューブ・タイプ)

缶詰タイプ。美味しそうでしょ?

缶詰タイプ。美味しそうでしょ?

パンの種類

さて、パン屋さんに売っている色々な種類のパンというのは割高なので、フランス人たちは、あまり頻繁に買ってはいません。彼らが毎日買うのは、一番安くて定番のバゲットです。(食べ方は上記の通り。色々です)
とはいえ、せっかくパリに遊びに来たみなさんは、色々な種類のパンを食べてみたいですよね。ということで、フランスのパンを一部ご紹介いたします。
クロワッサン

クロワッサン

パン・オ・ナチュール(チョコチップ入り)

パン・オ・ナチュール(チョコチップ入り)

ブシュロン

ブシュロン

フランボワーズのクランブル

フランボワーズのクランブル

ポッピーシード(芥子の実)のマフィン

ポッピーシード(芥子の実)のマフィン

エスカルゴ

エスカルゴ

先端が二股になっているセサミ・バゲット

先端が二股になっているセサミ・バゲット

イチゴのタルトとレモンメレンゲのタルト

イチゴのタルトとレモンメレンゲのタルト

パン屋さんには、棒状のパンがたくさん置いてありますが、代表的なものをご紹介いたします。上の写真を参照しながら目を通してみてください。

①Baguette(バゲット/杖、棒) - 細めの棒状のパン。
重さ250g、長さ60~70cm前後。

②Parisien(パリジャン/パリっ子) - 太めの棒状のパン。パリっ子が一日に食べる量という意味。
重さ400g、長さ68cm前後。

③Bâtard(バタール/中間の) - バゲットとパリジャンの中間の存在で、短めの棒状のパン。
重さ250g、長さ40cm前後。

④Flûte(フルート/楽器のフルート) - フルートのように細長い棒状のパン。
重さ200g、長さ60cm前後。

その他のオススメ朝ごはん


もしホテルに宿泊する予定なら、ホテル提供の朝ごはんもオススメです。(「宿泊費」が、朝食込みの料金になっているホテルも多いです)

カフェでの朝食も、もちろんオススメ!

自分で買ってきた焼きたてのパンを食べる、ホテルやカフェで食べるなど、いろいろな朝ごはんを楽しんでみてください。以上、パリナビでした。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2010-07-09

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