その歴史や芸術で世界中の観光客を魅了する都市パリ。旅行の際はその芸術に触れてみたい!パリを代表する美術館を5つ厳選してみました!
こんにちは、パリナビです。世界中から多くの観光客が訪れ、魅了してやまないこちらの都市。パリ旅行の最大目的のひとつ、それはその歴史と芸術に触れることではないでしょうか。初めてパリ旅行、その目的を達成するべく、ここではパリの5大美術館を厳選してみました。
その1 世界最大級の美術館、ルーヴル美術館
美術館へのピラミッド型入口。
まずオススメしたいのがルーヴル美術館。館内はドノン翼、シュリー翼、リシュリュー翼と3つのブロックにわけられ、その広大なエリアに展示されたコレクションは1日かけても見終わることがないかもしれません。なにせ現在所蔵されている作品は30万点をこえるそう!また建物の歴史は12世紀にさかのぼります。建物はパリの要塞として建てられ、その後何代もの国王の手を経て、ナポレオン3世の時代に宮殿として完成したそうです。その後、1793年に美術館として公開されました。『サモトラケのニケ像』、ダ・ヴィンチの『モナ・リザ』、ドラクロワの『民衆を率いる自由の女神』など、歴史や美術の教科書でみた数々の名作に直接出会えるルーブル美術館、是非時間をゆっくりかけて訪れてみてください!
その2 印象派絵画の宝庫!オルセー美術館
元々は駅舎だった建物を改装したという歴史を持つ美術館。19世紀後半から20世紀初期の作品を主に所蔵しています。時代の流れに沿って分野によって作品が展示されているので、当時の芸術の傾向がよくわかるようになっています。ちなみにこちらは印象派絵画が好きな方にとっては必見の美術館!ルノワール、マネ、モネ、ゴッホ、ゴーギャンなどなど絵葉書にのなかでしか見たことのなかった巨匠の作品がこれでもかと所蔵されています。見ごたえは充分です。
元々は駅舎だった建物。
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美術の本でみた名作が目の前に!
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その3 モダンアートに触れるなら、ポンピドゥーセンター
歴史流れをくみながら未来のアートを生み出すという大きなビジョンを実現するため、建築されたアバンギャルドな外観のポンピドゥーセンター。古きよきパリの町並みとは対照的なその姿は見る価値があります。また館内は4階部分にマティスやピカソ、ミロなどの近代作品を展示する国立近代美術館があります。また3階では現代美術作品を展示。その他、子供のためのギャラリーやイベント会場、レストランや映画館までも擁する、総合文化センターになっています。また館内のショップであつかうグッズはオリジナリティーに富んでいるので、お土産にも最適です。世界的な芸術家を排出するフランスの秘密がここにくればわかるかも。
その4 かの有名なモネの大作が!オランジュリー美術館
ルーブル美術館からほど近く、所蔵作品数ではルーヴルやオルセーのそれらにはかないませんが、オランジュリー美術館にはフランスを代表する数々の巨匠の作品が展示されています。
光の画家といわれたモネの大作、『睡蓮』
その中でもなんといってもクロード・モネがこちらの美術館のために描いたといわれる『睡蓮』の連作はみものです。光の画家といわれたモネは同じ対象を異なる時間、異なる光線の元で描いたことでよく知られていますが、もっとも作品数が多いのがこの睡蓮の連作だそう。生涯の後半から最期のときまで力を注ぎつくしたという作品を鑑賞してみてはいかが?作品の展示方法もまた工夫が凝らされていて必見です。
その5 彫刻をみるなら!ロダン美術館
かの有名な彫刻、『考える人』の作者といえばオーギュスト・ロダンですよね。こちらの美術館の建物ははそのロダンが亡くなるまでの10年間、アトリエとして使い、実際に暮らしていた館。そして彼のたっての希望として美術館として生まれ変わったそう。500点あまりのロダンが残した作品やコレクションの数々がイギリス式の庭や館内に展示されています。ロダンの作品の中でも特に有名な考える人や地獄の門はその庭園内にて展示されています。カフェもありますので彼が暮らした時の空気を感じながら、ゆっくり堪能してみてください。
フランスが世界に誇る財産である芸術作品の数々、いうまでもなくその数は膨大です!一度にみてまわれる数は限られてしまうかも。そんな中でも好みの作品を見つけて、そのバックグラウンドとあわせてじっくり堪能してみてはいかがでしょうか。フランスの人々にとって憩いの場所である美術館で、パリの魅力をまたひとつ見つけてみてくださいね!以上パリナビでした。
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記事登録日:2010-07-20