バカンスシーズン到来!
いよいよ夏休みが始まります。
こんにちは、パリナビです。パリの大型バカンスシーズンが到来!この季節は色んなイベントも目白押しです。そしてフランス人にとって一番大事な日、革命記念日(パリ祭)もあります。気温もぐんぐん上がって昼間は汗ばむほど、日照時間も長いので遅くまでパリを楽しむことができます。
7&8月の主なイベントカレンダー
パリジャズフェスティバル Paris Jazz Festival(6月7日~7月26日)
Parc Floral de Paris
6ユーロ(入園料)
6月から始まっているジャズフェスティバルは7月末まで続きます。ヴァンセンヌの森にあるパーク・フローラルで毎週末に多彩なアーティストを迎えてのジャズコンサート。入場は入園料のみです。屋外ステージなので公園中に音楽が響きます。広々した芝生はとっても気持ちがいいですよ。
ジャズコンサートで盛り上がろう!
夏のソルド Solde d’été (6月24日~8月4日)
恒例のソルドは今年から5週間のところ6週間に延長されました。毎年6月の最終水曜日から始まります。7月に入ると大幅値下げされていき、いいものはどんどんなくなってしまうのでお目当てのものがあれば早めにお店に行きましょう!
ジャパン・エクスポ Japan Expo (7月2日~5日)
日本の文化を紹介するジャパン・エクスポ。今年はバンダイナムコの出展10周年記念で何かが起きる予感。昨年好評だった初音ミクのライブ映像上映もあります。
ツール・ド・フランス Tour de France (7月4日開幕)
今回102回目を数える最大級の自転車レース、ツール・ド・フランス。今年はオランダのユトレヒトにてスタート。オランダを経てベルギー→フランスへと入り、シャンゼリゼで最終ステージを迎えます。3週間に渡る過酷なレースを勝ち残り、マイヨ・ジョンヌを着るのは誰?
午前中はパレード
革命記念日(パリ祭) Quatorze Juillet (7月14日)フランス国民にとって一番大事な日、国民の祝日です。午前中は軍隊によるパレードが行われ、夜はエッフェル塔での花火大会で盛り上がります。花火大会はトロカデロやシャン・ド・マルスが絶景スポットですが、とにかく混み合うとこを覚悟で!この日を境にパリジャンの夏休みが本格的にスタートします。
夏の風物詩
パリ・プラージュ Paris Plage (7月20日~8月 18 日)セーヌ河沿いに砂を敷き詰めて浜辺を作っちゃうという楽しいイベント。7月の後半から8月中旬まで、セーヌ河岸にパラソルやトランザットが並びます。
パーク・フローラルは広々として気持ちのいい公園
クラシックフェスティバル Festival Classique au vert (8月1日~9月13日)Parc Floral de Paris
6ユーロ
パーク・フローラルでは、ジャズフェスティバルに続いて8月からはクラシックフェスティバルが開催されます。やはり週末にコンサートが開かれ、他にも参加型イベントなど、クラシックを身近に楽しめます。
バカンス Vacances d’été (8月)8月に入るとパリの様子が変わって来ます。パリジャンがバカンスに出かけた後のパリは静かで車も少なく、住宅地エリアでは特にお店も休みが多くなります。行きたいお店があったら事前にお休み情報をチェックしておいた方がいいかも知れません。でも観光地は普段通りですからご心配なく!
天気と服装
暑い日が続きます
7月の過去の平均気温 最低14度 最高24度
8月の過去の平均気温 最低14度 最高25度
7月に入ると朝から気温は上がり20度を超えていきます。基本的に天気は晴れで安定してきますが、たまに天気雨や雷雨があることも。午後3時から5時ぐらいは一番暑く、30度近くになることもあります。サングラスは必需品。乾燥しているので常に水を携帯していたいですね。夜遅くなると過ごしやすくなります。薄めのものを一枚羽織ってもいいかも。
お勧めお出かけスポット
暑いパリを涼しく過ごせるスポットとは?!
アンドレ・シトロエン公園の気球
セーヌ河クルーズ気温の上がるこの時期はセーヌ河クルーズにぴったり。水際を走ると涼しさも倍増します。観光にも便利なクルーズは夏のおすすめコース。
アンドレ・シトロエン公園の気球15区の端にある大きな公園。ピクニックや散歩にもピッタリのローカル色の強い静かな公園です。ここにはAir de Parisと書かれた気球が浮かんでいるのですが、実はこれパリの大気の汚染度を測る観測計。この気球に乗って、高さ150mまで上がることができるんです。朝の9時から毎日運転しています(天気により休止されることもあります)。こんな楽しいところから見るパリの景色も思い出になりそう!大人12ユーロ。
http://www.ballondeparis.com/
プールでひと泳ぎ夏と言えばプール!パリでもやっぱり泳ぎたい!という人には、パリ市の運営するプールはいかがでしょう。パリには39の市営プールがあり、それぞれに特徴が違います。使用料は1回3ユーロ、キャップ着用が義務付けられている他は、誰でも使用できます。プールによって営業時間が異なるので、パリ市のサイトからチェックしてみて下さい。
http://meslieux.paris.fr/piscines
この季節のパリの楽しみ方
観光地は営業中!
静かなパリも悪くない?!
人がいない静かなパリを楽しむ8月はパリからぐんと人が減ります。8月にパリにいるのはむしろ観光客の方が多いぐらい?!お店も3週間ぐらいお休みになってしまったりと、何だか淋しい雰囲気もあります。賑やかな方がいいという人には8月のパリはちょっとつまらないかも知れません。でも車の渋滞もなくメトロも混雑することもなく、ある意味快適に過ごせるとも言えます。
夕暮れのパリは絵になります
夜遅くまでパリを楽しむ7月の日没時間は21時半から22時ごろ。8月は20時半から21時ごろです。真っ暗になるのは23時あたりでしょうか。というわけで夜のパリを存分に楽しめるこの季節。多少遅くてもまだ明るいので安心して街を歩けます。
また、美術館は曜日によってノクターン開館をしています。18時ぐらいに閉まる美術館が21時頃まで開いているので、夜の美術鑑賞もいいですね。
夏のパリはとにかく日差しと乾燥に注意しましょう。観光客が増えるのでそれを狙った犯罪も自ずと増えてきます。気持ちは引き締めつつ、でも日の長いパリをたっぷり楽しんで下さいね。
以上、パリナビでした。
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2015-06-24