無料で楽しめるパリの美術館特集!

芸術の宝庫、パリ。気軽に無料で楽しめる美術館や博物館をご紹介します!

こんにちは、パリナビです。世界中の人々を惹き付けてやまない花の都パリ。こちらに旅行にする目的のひとつに、芸術の数々に触れることがあるのではないでしょうか。訪れるスポットとして、世界最大級のコレクションを誇るルーブル美術館や、印象派絵画の宝庫のオルセー美術館などがまず筆頭にあげられますよね。でも、今回ナビが特別にご紹介したいのは、それらの有名どころとは一味異なる美術館や博物館たち。パリの街角に溶け込み、興味深いコレクションを誇り、しかも入場料が無料、という場所ばかり。それではさっそく見ていきましょう!!!

フランスの偉人の軌跡

○ヴィクター・ユーゴーの家
フランス出身の偉人といえば誰の名前を思い浮かべますか?文壇の世界でいえば、たとえば Victor Hugo (ヴィクター・ユーゴー) 。パリのマレ地区にある、彼が暮らしたというアパートが現在は博物館として生まれ変わってます。彼の友人やその栄誉を守ろうという人たちからの寄付を受け、彼の生誕100年を記念した1902年、原稿や作品を所蔵する最初の文学博物館として現在まで残すことになりました。
Place des Vosges(ヴォージュ広場)の目の前にあります。 Place des Vosges(ヴォージュ広場)の目の前にあります。 Place des Vosges(ヴォージュ広場)の目の前にあります。

Place des Vosges(ヴォージュ広場)の目の前にあります。

○バルザックの家
16区のパッシー地区には19世紀のフランスを代表する小説家、Balzac (バルザック) の家があります。閑静な住宅街の中にひっそりとたたずんでいます。
こじんまりとした佇まい。 こじんまりとした佇まい。 こじんまりとした佇まい。

こじんまりとした佇まい。

○マリー・キュリー博物館
フランス出身ではありませんが、ノーベル物理学賞とノーベル化学賞を受賞したMarie Curie (マリー・キュリー) 。パリ大学初の女性教授として就任するなど、長いキャリアを過ごし、最期のときを迎えたのもパリでした。フランスの人々からマダム・キュリーとして現在も尊敬の念をもたれています。彼女の母校、パリ大学の敷地内にあるInstitut Curie (キュリー館) の一部が博物館として一般公開されています。
カルティエ・ラタンの静かなエリアにあります。 カルティエ・ラタンの静かなエリアにあります。 カルティエ・ラタンの静かなエリアにあります。

カルティエ・ラタンの静かなエリアにあります。

フランス貴族の優雅な暮らし

カルナヴァレ中世美術館
パリの街でも中世の面影を残す貴重なエリア、マレ地区。こちらには見ごたえのある美術館が点在しています。その筆頭がMusée Carnavalet (カルナヴァレ中世美術館) 。こちら、。入場無料ですが、そのコレクションは、非常に豊富で興味深いものばかり。当時の貴族暮らしをじっくり感じることができます。ちなみにこちらの美術館はマンガ「ヴェルサイユのばら」の世界が垣間見える博物館として、以前パリナビでもご紹介しました!
中世の面影が残る、マレ地区にある博物館。当時の優雅な貴族の暮らしに触れることができます。 中世の面影が残る、マレ地区にある博物館。当時の優雅な貴族の暮らしに触れることができます。 中世の面影が残る、マレ地区にある博物館。当時の優雅な貴族の暮らしに触れることができます。

中世の面影が残る、マレ地区にある博物館。当時の優雅な貴族の暮らしに触れることができます。

世界中のコレクションは一見の価値あり!

レジオン・ドヌール勲章博物館
今回ご紹介している美術館&博物館の中でも、ナビの一押しはMusée Légion d’Honneur (レジオン・ドヌール勲章博物館) !フランスには、ナポレオン1世によって制定され、国家に多大な功績をもたらした人に与えられる勲章があるそう。その勲章はレジオン・ドヌールと呼ばれ、今も現存し、大変栄誉ある称号だそう。ナポレオンの時代から、現代のものまで、フランスが歩んできた歴史が垣間見えます。また、この博物館のコレクションの面白いところは、世界各国から集められた勲章たちのコレクション。中には日本の物もありますよ。

素敵なカフェもあってお勧めです

プチ・パレ
1900年、フランス万博の会場として建設された Grand Palais (グラン・パレ) と、その向かいにあるPetit Palais (プチ・パレ) 。こちら。現在、プチ・パレはパリ市立美術館として生まれ変わりました。印象派の代表モネの作品や、アール・ヌーボーの代表格、エミール・ガレのガラス作品などが展示されています。また、当時の建築技術を駆使した建物の内部自体が一見の価値有りです!そして、美術館の中庭は、隣りのシャンゼリゼ大通りのにぎやかさが、うそのような静かさ。その中庭に面したカフェはゆったりとした時間が流れる、オススメのスポットです。
パリの中心地にいながら、緑あふれる中庭。この静かさも魅力です。 パリの中心地にいながら、緑あふれる中庭。この静かさも魅力です。 パリの中心地にいながら、緑あふれる中庭。この静かさも魅力です。

パリの中心地にいながら、緑あふれる中庭。この静かさも魅力です。

フランスの香りの歴史・・・

フラゴナール博物館
ステキなマダムたちのたしなみとして昔から愛されてきた香水。香水にまつわる逸話は非常に多いですよね。香水を製造するParfumerie(パフュームリー)は今では数多くありますが、中でも南仏で生まれたブランド「Fragonard」は香水業界の老舗。南仏に工場をもつこちらのブランドがパリに博物館を持ち、一般に公開しています。ナポレオン3世時代のホテルを改築してオープンしたというこちらの博物館、オペラ座からすぐ近くのところにあります。香水にまつわる歴史、20世紀初期のアンティーク物の展示など、魅力的なコレクションを誇っています。ブティックも併設しているので、香水好きな人にはぜひ訪れてほしいスポットです。
“香水の歴史を知る”なんて、ロマンチックな香りが漂いますね。 “香水の歴史を知る”なんて、ロマンチックな香りが漂いますね。

“香水の歴史を知る”なんて、ロマンチックな香りが漂いますね。


無料の美術館、博物館のパンフレットを集めてみました。今回紹介した以外にもまだあるんですよ♪

無料の美術館、博物館のパンフレットを集めてみました。今回紹介した以外にもまだあるんですよ♪

いかがでしたでしたか。派手さはなくても、歴史を身近に感じることができるのが、このような美術館、博物館の魅力のように思います。今回ご紹介したところはすべて常設展は入場無料。パリ旅行中、ふと時間が空いたときなど是非訪れてみてください。芸術に触れながら、ゆったりとした時間を過ごせると思います。以上、パリナビでした。

※特別展への入場はほとんどの美術館で有料です。常時展のみを見学したい場合は、その旨をお伝えください!
 Je voudrais visiter seulement lexposition permanente
(ジュ・ヴドレ・ヴィジテ・スールマン・レクスポジシォン・ぺルマナント)

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2011-06-10

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