パリ旅行の前に知っておきたいこと!
注意点をしっかり押さえて楽しい旅行に!
こんにちは、パリナビです。皆さんは海外旅行をしたときに、その国と日本の文化の違いに戸惑った経験はありませんか?毎年沢山の人が訪れるパリですが、世界有数の観光都市とはいえそこはやはり外国の街。勝手が違ったり、気をつけておかなければいけないことが色々とあります。そこで今回は、快適にパリ旅行を楽しむために知っておいた方がいいことを挙げてみたいと思います。
①必ず挨拶をはっきりする
挨拶は基本ルール
フランスでは挨拶はとっても大事なことです。例えばお店やレストランに入るときは、必ず「こんにちは(ボンジュール)」とはっきり言いましょう。発音などは大事ではありません。フランス語であいさつをすることが大事なのです。その後の時間を楽しく過ごせるかを左右すると言っても過言ではありません。挨拶さえしてしまえば後は英語でも構わないのです。
あと、「ありがとう(メルシー)」「さようなら(オーヴォワー)」(オールヴォワールよりこちらの方が近いです)など、何かにつけちゃんと相手に伝えることが大切。人にぶつかった時や電車から降りるときなども「すみません(パードン)」と言うようにしましょう。日本人の間では会釈で通用することも、フランスでは分かってもらえないことがあります。
②勘定はひとつひとつチェック。お釣りも要チェック
レストランなどで食事をする際は、必ず伝票チェックをしましょう。頼んだ覚えがないものが入っていたら、はっきりと間違いを伝えることです。オーダーしたものの大体の金額をあらかじめ頭に入れておくのもいいかも知れません。
カフェなどではお釣りのごまかしに気を付けて、小銭でもちゃんと確かめるようにしましょう。間違いがあったらちゃんと抗議するのもフランスでは必要です。
③ちょっとしたメトロのマナー
交通機関もスマートに
必ずお世話になるメトロやバス。便利で快適に乗るために次のことを覚えておくとスマートです。
○車内では老人や子供連れ、妊婦優先フランスは弱者に優しい国です。老人が乗ってきたら席を譲り、ベビーカーで入ってくるお母さんのためにみんなスッと場所をあけます。これはフランスでは当たり前の光景です。
○メトロの出口の扉は次の人のために押しておくメトロの駅出口(Sortie)は、自動ドアと手で押す手動式のドアとがあります。手動式の方は結構重たいので、みんな次に出る人のためにドアを押さえてあげます。前の人が押さえていてくれたら「メルシー」は欠かさずに。
○エスカレーターは右側に立つメトロのエスカレーターでは急ぐ人=左側、立つ人=右側、が暗黙の法則です。
動く歩道でも同じ。パリジャンはせっかちなのでじゃんじゃん歩いて行ってしまいます。
④スリから身を守る
人が沢山いるところは要注意
持ち物に気を付けよう
残念なことにパリでのスリ被害は増加傾向にあります。ちょっとしたことで防げるのでいつも意識していて下さいね。
○カバンは手で必ず押さえておくジッパー付きのカバンでも油断は禁物です。後ろに回らないようにして手で押さえておくようにしましょう。
○財布は後ろポケットに入れないよく後ろポケットに財布を入れる男性がいますがとても危険です。パリ旅行の間だけでもカバンの中にしまっておきましょう。
○写真を撮るときは要注意写真を撮るときはついそっちに集中してしまいますがスリはよく見ています。人混みではとくにご注意を。
○少年少女のグループメトロで怪しげな子供のグループが乗ってきたら距離を空けてください。集団のスリです。
⑤詐欺にご用心
押し売りにははっきりと「ノン!」
声をかけられても相手にしないこと
○サクレ・クールのミサンガ売りこれは詐欺というより押し売りですが、サクレ・クール寺院前の階段には無理やりミサンガを巻き付けようとする集団がいます。大声でノン!といって振り切るか、ミサンガ売りのいないところを通って行きましょう。
○アンケートを装った詐欺ボードとペンを持ってアンケートや署名をお願いしてくる人たち(主に女性)がいます。徹底的に無視するのが得策です。
○日本語で話しかけてくる人「日本に行ったことがある」とか「日本語を勉強している」などと言って親しげに近寄ってくる人にはまず用心。普通の人はわざわざ観光客に話しかけたりしません。
○指輪を落としたと言ってくる詐欺「これ、あなたのですか?」と言って指輪を見せられたらノンと言ってその場から離れましょう。指輪を押し売りしようとしてきます。
⑥貴重品は隠して
○カフェではテーブルの上にスマホなど置かない
テーブルの上には何も置かないのがベスト。カバンは常に膝の上で。
○ATMには気を付ける
パリのATMは道にむき出しになっているものばかり。現金を引き出す時は周りの状況に気を配っていてください。銀行の営業時間内であれば中に入ってATMを利用するのもいいですね。
○ブランドバッグは持ち歩かない
それだけで目をつけられます。ブランド店で買い物をした後の紙袋も要注意なので、ホテルへ一旦置きに帰るなどできたら安心です。
ATMでは見張っていてもらうのも手
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貴重品は見せないように
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⑦トイレがあったら行っておく
パリの無料公衆トイレ
パリ旅行で困るのはお手洗いだと思います。カフェなどに立ち寄ったらトイレも済ませておくのがベターです。街の中にある公衆トイレは無料ですが、あまり気分の良い場所ではありません。あと、前の人が使った後にはすぐに入れません。洗浄タイムがあるのでかなり待たされます。
⑧夏でも朝晩は冷える
朝と夜は一枚大目に
パリは朝晩と日中で気温の差がかなりあります。10℃以上違うこともしばしば。夏の間でも、太陽が沈んだ後は急に涼しくなってしまうので、カーディガンなどを常備しておきましょう。
⑨一日のうちで天気がコロコロ変わる
天気の変わりやすいパリ
朝曇りだと思ったら昼頃には太陽が出て、その2時間後には雨が降り出す、なんてことがひんぱんにあるパリの天気。夏が過ぎて秋に入ってくると一日の天気が予測不可能になって来ます。パリジャンは傘を差さない人が多いですが、雨に濡れたくないなら折り畳み傘は携帯しておきたいところです。パリの折り畳み傘は重くて大きいので、日本のものがベスト。
⑩現金で払うのは50ユーロ札まで
高額の紙幣はなるべく持ち歩かない
フランスはカード社会。極端に言うと現金で支払うのはカフェやパン屋さんぐらいと考えていいぐらいです。お店では100ユーロ札のような高額な紙幣は歓迎されません。(500ユーロ札にいたっては見たことないなんて人がほとんどです!)なぜなら偽札でないか確認しなければならないことと、レジには犯罪防止のためにもお釣りを沢山おいていないからです。例えば50ユーロ札で10ユーロ以下の買い物をすると嫌な顔をされるかも知れません。日本から両替をしていく際は、なるべく10ユーロ札や20ユーロ札をメインにして用意しておくといいと思います。
いかがでしたか。何だか注意点ばかりが多くなってしまった気がしますが、大事なのは、防犯を意識していますよ、というオーラを出しておくこと。これだけで全然違います。初めての街だとついそわそわしてしまいますが、リラックスして堂々としているとかえって大丈夫なものです。いい思い出ができるように楽しんで下さいね。
以上、パリナビでした。
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2015-05-27