パリの街角の、いたる所で見かけるグラフィティ。これも一つのアートです!
こんにちは。パリナビです。「芸術の都パリ」と聞いて、みなさんが思い浮かべるのは、ルーブル美術館やオルセー美術館でしょうか? 確かに、レオナルド・ダ・ヴィンチの『モナ・リザ』や『最後の晩餐』、モネの『睡蓮』など、偉大な画家たちによって描かれた絵画は素晴らしい。しかし、ストリートにもアートはあるのです。街中のいたる所で見かける、グラフィティです! グラフィティとは、壁などにスプレーやペンなどを使って描かれた絵や文字のことです。グラフィティを描くアーティストは、「グラフィティ・アーティスト」、「グラフィティ・ライター」などと呼ばれます。ご存知の方も多いと思いますが、ストリートから有名になったアーティストもいるんですよ!
街で見かけたステキなグラフィティ集
それでは、パリの街角の壁には、どんなグラフィティが描かれているのか、見ていきましょう! みなさんも、ナビと一緒にパリを散策している気分になっていただけると嬉しいです。
自分が写真を撮られている気分になります…
「写真がはってあるの…?」と思いきや
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写真じゃなかったー!
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赤い丸、一瞬「日の丸」に見えて足を止めたら…蝶と戯れるネコ
壁一面に描かれてる大作。ポップでかわいい!
美人なお姉さん
これまたボヘミアン風な美人!
引きこもり少年…?
ネコってこういう仕草、よくしますよね
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サンタクロースとは別行動中のトナカイ…?
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エキゾチックでダイナミック
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これは壁じゃなくて道路です。
マリリン・モンローがバナナをくわえてセクシー…
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青い木…哲学的です。なぜなら、哲学はよく一本の木に例えられるからです。根は「形而上学」、幹は「自然学」、枝は「諸々のその他の学問」を意味して、木には「医学」、「機械学」、「道徳」という果実が実るのです。哲学の成果というものは、「枝に実るこれらの諸学問から得られる」と考えられています。さすが哲学者デカルトを生んだフランス…という感じです。ちなみに学生街カルチェ・ラタンで見かけました!
日本人にはお馴染みの…
インベーダーゲームのキャラクター!
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珍しい! タツノオトシゴ
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ちょっと怖いですが…目をひきます
またこちらにカメラを向ける人が!?
薄暗いバーで歌うミュージシャンでしょうか
カヌーをみんなで漕いでいるのでしょうか
一瞬「おじさんがグラフィティを描いている途中?」と思いますが、おじさんもグラフィティの一部…つまり「絵」です! "Il faut se méfier des mots"というメッセージは、「言葉には気をつけないといけない」という意味。まったくその通りですよね。Benとサインしてありますが、彼のことをご存知でしょうか? Benjamin Vautierというイタリア生まれのフランス人アーティストです。Benという名で広く知られています。
迫力の一枚。こんな大きな絵、どうやって描くのでしょう?
いかがでしたか? みなさんがパリを散策するときも、壁や道路にちょっと意識を向けてみてください。きっと面白いグラフィティが目に入ってくると思います。グラフィティはストリートの物なので、壁が塗り直されて消されてしまう可能性があります。気に入ったグラフィティを見つけたら、カメラにおさめておくと良いかもしれませんね♪ 以上、パリナビでした。
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2010-09-03