「ロンドンナビ」がパリへと遠征、週末の小旅行を楽しみました!
フランス革命の発端となった場所「バスチーユ広場」
こんにちは、パリナビです。 今回は、ロンドン在住のナビがパリへとお邪魔、週末の小旅行を楽しみました。勝手が違うフランスでは、どんな珍道中が待っているのでしょうか……。
シャルルドゴール空港にひとっ飛び!
ヒースロー空港にて。搭乗時間は朝6時10分
島国・イギリスからパリへは一般的に特急列車「ユーロスター」で、ドーバー海峡をくぐって行きます。でも、今回ナビはエールフランスの飛行機でパリへと向かいました。
ロンドンからパリへは飛行機で約50分。でも、時差の関係で実質2時間かかります。機内ではいきなりおいしいペストリーがサービスされ、すっかり上機嫌。パリでのご飯に期待は高まります。
簡単な機内食でさえフランスっぽいです
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ドゴール空港に到着!
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おっと、両替をせねば!
看板に沿って、駅へと向かいます
英仏間は数百キロと近いのですが、欧州大陸内の旅行と違い入国審査を受けねばなりません。簡単な旅、と思ったら、日本からフランスについた時とほとんど同じ手順。入国審査では意外と待たされ、少々ヘコミました。そのうえ、イギリスではポンドですが、フランスではユーロとお金も違います。
無事に審査を終了、ユーロの現金を手にして、駅へと向かいます。
空港駅への入口もおしゃれ!
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この電車で市内へと向かいます
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電車には「流し」が登場!
電車に登場した「流し」のおじさん
空港駅からパリ北駅までは約40分。やれやれと思ってしばらく車窓を眺めていたら何処からかともなく音楽が♫
なんと、小遣い稼ぎの「流し」の人が奏でる音楽でした。ロンドンでは地下鉄構内の音楽演奏(バスキング、といいます)は、オーディションを受けた上での許可制。まして車内での演奏は禁止です。 お金をせびられるのは厄介だなぁ、と思ったのですが、意外と上手で思わずナビも小銭を渡してしまいました。 パリの列車でそれっぽい音楽。意外と旅情をかきたててくれます。
最初の目的地、オデオン駅へ
北駅で見つけた『ポール」。美味しそうなパンの匂いが…
きょうナビは、パリ在住の知り合いに誘われて、オデオン駅に近いビストロでランチの予定です。パリ北駅で乗り換えの途中でおいしそうなクロワッサンを見つけ、ついつい手が出そうになりましたが、ナビはじっとガマンです。
地下鉄に乗り換え、オデオンへ
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この道標に沿って市場に行きます
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サンジェルマン市場の入口
無事にランチのお店に着きました。でも、待ち合わせの予定まで時間があったので付近を散策することに。
中心部の目抜き通りの一つ、サンジェルマン通りからちょっと奥まったところに市場を見つけました。その名も「マルシェ・サン・ジェルマン(Marche St. Germain)」。どんな食材が売られているのかな、と入ってみたら、おやおや、並んでいるお店はアパレルのブティックばかり。そんなはずはないと、改めて案内図をみたらちゃんと地元の人向けの食品マーケットがありました。
おいしそうな食材がずらり!
市場の中はこんな感じ
パリの市場に入ってショックだったのは、ロンドンではおおよそお目にかかれない新鮮で美味しそうな食材がずらりと並んでいたこと。チーズやハムなどのチョイスは圧倒的に充実しているだけでなく、ロンドンではあまり種類がない魚には思わず手が出そうになりました。特に、生のウニやいくらが普通に並んでいたのには驚きでした。買いたいものがいろいろあったのですが、旅の始まりから生鮮品を買う訳にも行かず、泣く泣く市場を後にしました。
生ウニがあったのは驚きでした!
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ロンドンではまずお目にかかれない魚も
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ビストロには長い列が……
ランチの時間中、列が途切れることはありません
さて、ランチのレストラン「ル・コントワール・デュ・ルレ(Le Comptoir du Relais)」に戻って来ました。「待ち合わせは11時45分」と指定され、どうしてそんな早い時間からランチを?と思っていたのですが、お店に着いてみて事情が判明。なんと、開店前から並ばないと席に着けない人気店なのです。
ビストロの店内
これから開店まで待つのか……と、早朝の飛行機に乗って来たナビはちょっとがっかりしたものの、たまに会った知り合いとおしゃべりしているうちに、予定時間より早く席に通されました。意外なことに、列には何組もの日本人の姿もありました。
フランスがわからないナビは、ギャルソンに助けてもらいながら、なんとか注文を完了。最終的に前菜+メイン(ハーフポーション)+飲み物が1人25ユーロで収まり、大満足のランチでした!
ナビが頼んだコンソメスープ
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まぐろステーキは想像を超えた旨さ
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おみやげ探しにスーパーへ
駅構内にもスーパーがあるのがうれしいです
お腹もいっぱいになったところで、おみやげ探しにスーパーに行ってみました。スーパーよりさらに大きい「ハイパーマーケット」に行くのが趣味のナビ。本当は郊外にあるカルフールという巨大なお店に行ってみたかったのですが、次の待ち合わせまで時間があまりなかったため、とりあえず街角にある「コンビニよりちょっと大きい店舗」で手を打つことに。
店の規模は小さいとはいえ、ハムやチーズ、ケーキやペストリーなど、ナビが欲しそうなモノはちゃんと並んでいます。パリに行ったら必ず買い求める「モンサンミッシェルの修道院で作られたクッキー」もしっかりゲット出来ました。
パリに行ったらおいしいケーキを
バスチーユ駅はセーヌ川の上にあります
午後遅めの時間に、バスチーユ広場で別の知り合いと会うことになりました。バスチーユといえば、王政が置いていた牢獄のあったところ。ここの牢獄を市民が襲撃したことがフランス革命の引き金となったと言われています。いまでは、慰霊碑が中心に建つ広場の周辺にカフェが集まるおしゃれなエリアに。新しいオペラ座も広場に面しています。
友人と立ち寄ったバスチーユのカフェ
「近くにおすすめのカフェがある」というので、広場から歩いて行ってみることに。シャンゼリゼなどいわゆる目抜き通りとは様子の違う市街地をぶらぶらするのも楽しいな、と思いながら、お目当ての店に到着。
ショーウインドウには、食べるのがもったいないほどの精巧なケーキがずらり。どれを食べたら良いのか頭を抱えてしまいました。ふだんイギリスにいるのに紅茶を飲むのもどうかなと思ったのですが、ケーキとの相性もばっちり。あとでよく話を聞いたら、ここは手作りのケーキ&チョコレート専門店で、地元の人の評判もなかなかということでした。
ウィンドウには美味しそうなケーキが
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テーブルの上に並べて思わず撮影
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そうこうしているうちに、帰国の時間が…
北駅で空港行き電車に飛び乗ります
慌ただしいことに、ナビは最終の飛行機でロンドンに戻らねばなりません。友人と何を話したか忘れてしまうほど、ケーキに気を取られてしまいましたが……。地下鉄に飛び乗り、朝と同じようにパリ北駅を経由し、シャルルドゴール空港へと向かいました。空港が広いだけでなく、駅のホームから出発ロビーまでとても遠いので、気が焦ります。
空港駅に到着、出発階までダッシュ!
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無事、チェックインエリアに到達です
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実はロンドンにもあるマカロンのラ・デュレ
結局出発の1時間20分前にチェックインを完了。出国を済ませて、免税店のあるゲートエリアまでたどり着きました。イギリス行きは、日本など長距離線とおなじターミナルから出発するため、お店のラインナップも充実。有名どころの高級ブランドのブティックが軒を連ねるほか、マキシムのお菓子やラ・デュレのマカロンも出発直前に買えます。
有名どころのブランド店が並びます
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時間帯によってはアジアの人々でいっぱいだとか
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ロンドン行き出発ゲートに到着!やれやれ
パリからロンドンへは約40分の旅。夜景を楽しんでいる間にヒースロー空港に着いてしまいました。忙しい旅でしたが、パリならではの美味しいものに巡り会えたのが幸運でした。次回はもうちょっとのんびりと訪れてみたいものです。
以上、ロンドンナビでした。
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2012-04-18