パリのパノラマ☆ノートルダムの塔に上ってみよう!

シテ島からパリを一望に!

こんにちは、パリナビです。パリでも人気の観光スポット、ノートルダム大聖堂。聖堂の見学だけでもかなりの満足度ですが、ここへ来たからにはやはりこの塔に登ってみたいと思いませんか?以前は先着順だったため、聖堂の前には長蛇の列ができているのが普通でしたが、現在はシステムが変わって予約制となっています。そのため、時間を無駄にすることなく塔へ上ることができます。今回は手順なども踏まえて、ノートルダムの塔へ皆さんをご案内したいと思います。パリの中心から見るパノラマは絶景ですよ!ではいざノートルダム大聖堂へ!
塔の上へ上ってみよう!

塔の上へ上ってみよう!

完全当日予約制

塔の入り口は聖堂に向かって左脇の道にあります

塔の入り口は聖堂に向かって左脇の道にあります

まずは予約から。見学の日を決めたら、その日の朝に予約をします。事前予約はなく、当日分を当日に予約するというシステムです。やり方は二つあります。
まずはスマホを使う方法。まず無料アプリのJeFile(ジュフィル)をダウンロードします。ノートルダムの塔の予約を選択して人数や時間を決めます。このアプリは日本語での利用もできます。ジュフィルは当日の朝7時半から予約可能です。
スマホがない、という人は、当日の朝9時15分から、大聖堂に向かって左わきにある自動予約機を利用できます。ここは9時ぐらいに着いておくのが賢明です。この予約機でも日本語が使えます。人数と希望時間を選択して、チケットを受け取れば予約完了。ただ、一度来る手間と、オープンの時間が遅いのとを加味すると、スマホのJeFileで朝イチに予約してしまうのが一番手っ取り早いかも。
スマホアプリが便利。日本語も使えます スマホアプリが便利。日本語も使えます スマホアプリが便利。日本語も使えます

スマホアプリが便利。日本語も使えます

いざ塔の中へ!

集合場所は聖堂に向かって左手の脇にあります。予約の時間ごとに係の人が案内してくれます。チケット売り場は422段ある塔の階段を半分ほど昇ったところにありますが、すでにその階段がかなりきついので覚悟しておきましょう。狭い螺旋階段は人が一人やっと通れるくらいの幅で、途切れることなくグルグルと続いていきます。靴はくれぐれもかかとのないものを。スニーカーがベストですが、サンダルでもとにかく歩きやすいものが一番です。
塔の螺旋階段。かなりきついです…。

塔の螺旋階段。かなりきついです…。

チケット売り場へ到着

チケット売り場へ到着

チケット売り場はお土産のブティックも兼ねています。ここの後はもうお店がないので、お土産は先に買っておきましょう。前のグループとの時間調整もあるので、ここでひと休憩した後、係の人の案内に従ってさらに塔の上に昇って行きます。
このカウンターでチケットを買います

このカウンターでチケットを買います

お土産ショッピングは今のうちに

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ガーゴイルたちのいる塔

ガーゴイルが街を見下ろします

ガーゴイルが街を見下ろします

様々な形のガーゴイルたちがいます

様々な形のガーゴイルたちがいます

螺旋階段をもうひと踏ん張り昇って行くと、ようやく外に出ます。鉄柵が張ってある通路はかなり狭いのですが、先ほどの狭くて暗い階段を上った甲斐がある、素晴らしい光景が広がります!ここでは聖堂の正面からの景色が見渡せるので、目の前には聖堂前の広場やセーヌ河、そして先の方にはエッフェル塔などが見えます。
何といってもナビのお目当てはいたるところに配置されたガーゴイルたち。何とも奇妙な姿をしたガーゴイルは、ちょっとグロテスクでもあり、ユーモラスでもあり、一体一体が違っていてそれぞれがとても個性的です。パリの街を眺めるように見下ろしているガーゴイルたちは色んな表情をしているのでぜひお気に入りを見つけて下さい。聖堂の内側、尖塔の部分に何人も立っている聖人たちの像や天使の像なども上から見下ろすような形で間近に見られますよ。
ガーゴイルの他に天使像も間近に見られます ガーゴイルの他に天使像も間近に見られます ガーゴイルの他に天使像も間近に見られます
ガーゴイルの他に天使像も間近に見られます ガーゴイルの他に天使像も間近に見られます ガーゴイルの他に天使像も間近に見られます

ガーゴイルの他に天使像も間近に見られます

ノートルダムの鐘

17世紀の鐘、エマニュエル

17世紀の鐘、エマニュエル

この階段を上って鐘楼へ

この階段を上って鐘楼へ

順路に従って北塔から南塔へ移ります。この南塔の中に、「ノートルダムの鐘」が保存されているので、忘れずに見学しましょう。鐘楼の中は時代を感じる木の階段になっていて、そこを上ると二つの巨大な鐘が出迎えてくれます。中でも見どころは1686年に作られた鐘、エマニュエル。重さ約13トンというエマニュエルはその大きさにまずびっくり。ずっしりとした佇まいは荘厳な感じがします。全長は2.62メートルあり、音を鳴らす舌の部分だけでも500キロ近くの重さがあるのだとか。現在ではこの鐘は重要行事の時にのみ鳴らされるということです。隣にはマリーという鐘も並んでいます。こちらは2012年に作られた鐘です。因みに現在鳴らされる鐘は、北塔にある8つの鐘。これらも2012年に作られたものです。
荘厳な雰囲気があります

荘厳な雰囲気があります

こちらはマリー

こちらはマリー

南塔から見る大パノラマ

セーヌ河を見下ろします

セーヌ河を見下ろします

サクレ・クール寺院をズーム

サクレ・クール寺院をズーム

さて、見学はここで終わりではありません。次は南塔の中の階段へ。ここからは塔の一番上まで昇って行きます。とにかく階段だらけなので、何度も言いますが履物だけは安全なもので行きましょう!頑張って一番上までたどり着くと、パリを360度見渡せる大パノラマが広がっています!先ほどガーゴイルたちのいた北塔と南塔の間は、聖堂の正面の景色のみ見ることができましたが、ここではパリの中心から丸ごとパリの街が見えます。東側はセーヌ河を挟んでサン・ルイ島やセーヌに架かる橋、南の方はパンテオン、西の方角ではエッフェル塔やサン・シュルピス、さらに先にはラ・デファンスなどが見え、北の先の方にはひときわ高いモンマルトルの丘にサクレ・クール寺院が見えます。パリの真ん中、シテ島にあるだけあって、見え方が非常に贅沢です。ここまで頑張って階段を上がった甲斐がありました!
左岸側。パンテオンが見えます

左岸側。パンテオンが見えます

エッフェル塔、サン・シュルピス、アンヴァリッドが一望に

エッフェル塔、サン・シュルピス、アンヴァリッドが一望に


ノートルダムの塔見学は1月1日、5月1日、12月25日を除く年中無休です。
営業時間は
1月2日~3月31日は10時から17時半、
4月1日~9月30日は10時から18時半、
10月1日~12月31日は10時から17時半です。
ちなみに7月と8月の金曜と土曜はノクターン営業で23時までオープンしています。夜景を狙って行ってみるのもよさそうですね。
とにかく階段を上る価値はある素晴らしい景色と間近で見る鐘やガーゴイルたちに感激の約1時間。皆さんもぜひチャレンジしてみてください!
以上、パリナビでした。












上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2018-07-25

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