カルチェ・ラタンを歩いてみよう!

カルチエ・ラタンといえば、学生街。ムフタール通りや植物園、モスケなど見所は満載です!

こんにちは。パリナビです。今日ははQuartier Latin(カルチエ・ラタン)を散策してみましょう。カルチエ・ラタンとは、5区と6区にまたがる学生街のこと。カルチエは「地区」という意味で、ラタンは「ラテン語」という意味。つまり、「ラテン語を話す(=教養のある)学生たちが集まる地区」ということで、こう呼ばれるようになりました。

とにかく学校がたくさん!

パリの名門高校、Lycee Henri-IV(アンリ4世高等学校)

パリの名門高校、Lycee Henri-IV(アンリ4世高等学校)

カルチエ・ラタンには、とにかく学校がたくさんあります。(通称)ソルボンヌ大学や、名門高校のLycée Henri-IV(アンリ4世高等学校)、その他中学校など。なので、歩いているとたくさんの学生たちとすれ違います。ちなみにフランスの高校は、日本の高校と違って制服はありません。男子学生も女子学生も、だいたいデニムにレザーのジャケットという格好で歩いています。男の子はスニーカー、女の子はスニーカーかバレエシューズという感じでしょうか。
アンリ4世高等学校付近のアパルトマン

アンリ4世高等学校付近のアパルトマン

5区のプール

5区のプール"Piscine Jean Taris"も近くにあります

アンリ4世高等学校から西に進むと、すぐパンテオンがあります。(地図で見ると、高校のすぐ横にパンテオンがあります)
パンテオンから少し北(セーヌ川がある方向)へ行くと、(通称)ソルボンヌ大学があります。本当に、学校がたくさん! 大学の近くのカフェには、ソルボンヌ大学の学生たちが集まっています。

書店や名画座なども多数あります

さらに北の方へ行くと、サンミシェル界隈に出ます。サンミシェル広場は、いつも人でいっぱい。書店や小さな映画館、学生向けのカジュアルなお店が並んでいます。
学生御用達の大型書店Jeune(ジュンヌ)

学生御用達の大型書店Jeune(ジュンヌ)

他にもたくさん書店があります

他にもたくさん書店があります

「パリの胃袋」とも呼ばれるムフタール通り

そして忘れてはならないのが、ムフタール通り。通称「ムフ」! 「パリの胃袋」と呼ばれることもあり、常設の市場、チーズやワインの専門店、魚屋さんや肉屋さん、パン屋さん、多国籍なレストランなどが軒を連ねています。きっと、昔から世界各国からやって来た留学生たちに愛されてきたのでしょう。
ムフタールの近くにある、オススメのレストラン。ギリシャ料理に韓国料理…う~ん多国籍ですね。
ムフタール通りの近くの建物に描かれた青い木。Pierre Alechinsky というベルギー人のグラフィティ・アーティストによって描かれたグラフィティです。
また、クリスマス時期のムフタール通りは、とっても可愛くてロマンチック!

モスケと植物園もあります

ムフタール通りから東に進んでモンジュ通りに出て、さらに東に進むと、「モスケ」があります。パリの街にイキナリ、イスラム教徒の寺院があるんですから、ちょっと驚きますよね。この中にお茶をする場所があり、もちろんイスラム教徒ではない人も入れます。とっても甘いミント・ティーと、これまたとっても甘いお菓子があるカフェには、一度行ってみると面白いでしょう。ちなみに奥には、レストランやハマムもあります。
モスケと、ジョフロワ・サン・ティレール通りを挟んで隣にあるのが植物園。花の観賞に来る人、マラソンをする人、散歩をする人、子供を遊ばせにやって来る人、動物園にいるカンガルーやバンビを見に来る人など様々です。

いかがでしたか? 高校生やソルボンヌの大学生が行き交う道を歩いていると、学生時代を思い出すかもしれませんね。それとか、ムフタール通りの多国籍レストランや、モスケのカフェに入って時間を過ごしていると、「あれ? 今私どこの街にいるんだっけ?」と思うかもしれません。また、ちょっと小道に入ってみると、雰囲気の良い場所に出たりします。そうやって、自分だけの「ステキな場所」を見つけるのも面白いかもしれませんね。いろいろな顔を見せてくれるカルチエ・ラタン! 夜になっても学生が騒いでいるくらいで、パリの中でも治安は良い方です。ナビの私情が入って申し訳ないですが、ナビが一番好きなエリアでもあるので、ぜひ散策してみてください! 以上、パリナビでした。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2010-10-08

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