中世の面影とオシャレなお店の数々。魅力が沢山つまったマレのエリアをご紹介!
こんにちは、パリナビです。パリで1番好きなカルティエ(エリア)は?そんな質問があったら多くのパリジャンやパリジェンヌは“マレ!”と答えるそう。確かにこちらのエリア、オシャレなセレクトショップやカフェが並んでいてオシャレ女子にとっては聖地?のような場所。そうそうたるラグジュアリーブランドのショップを擁するシャンゼリゼが国際色豊かなエリアだとすれば、こちらはパリジェンヌの密かなお気に入り!的なショップに出会えるエリアです。年季のはいったヴィンテージを扱うお店やオーナーのこだわりを感じるお店はのぞくだけでも楽しいですよ!マレを歩くときは地図に頼るより気になる道を好きなように歩いてくのがオススメです。迷っても建物にある住所をみながら進んでいけば大丈夫ですよ!
マレ地区はパリの3、4区です!
マレ地区にいく場合のアクセス方法はいろいろ。パリの3区と4区のにまたがるこちらのエリア、今日はメトロ1号線のSaint-paul(サン・ポール)駅で降りてみました。
駅を降りるとルーブル美術館からずっと続いているリヴォリ通りが目の前にあります。新しくできたスターバックスやカフェなどがあり賑わいを見せています。そこから南の方向に進むと、すでにマレ地区の入り口。Rue de Rivoli (リヴォリ通り)からはいつくもの通りが延びていますが、どの通りもなかなかいい雰囲気を醸し出し、迷うところ。今回は Rue de Sévigné (セヴィニエ通り)を入ってみました。うーん、魅力的なお店がいっぱいで、思わず足を止めてウインドーに見入ってしまいます。
ルーブル美術館から続くリヴォリ通り。
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スターバックス、広い店舗です!
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100mほど歩くと Rue des Francs Bourgeois (フラン・ブルジョワ通り)にぶつかりました。こちらの通りはマレエリアの中心的な通り。多くのブティックやカフェが並んでいます。そして右に行くか左にいくか迷ったナビ、なんとなく右に進んでみました。
伝統と芸術の色濃いエリア、マレ!
右手に進んでいくと回廊に囲まれている Place des Vosges (ヴォージュ広場)があります。このヴォージュ広場はパリで最古の広場で1612年に完成したそう!またこの回廊には多くのギャラリーやヴィクトル・ユゴーが暮らした家などがあり芸術の香りが色濃く漂う空間です。また人気のビストロがあったり、カフェも集まっています。ところでマレ地区はオスマン風邸宅や現在のパリの原型をつくったことで知られる、政治家ジョルジュ・オスマンによる1850~60年代のパリ近代化の手を逃れたエリアだそう。中世の香りを現代に残した貴重なエリア、その伝統を感じるだけでも訪れる価値がありそうですね!
ヴォージュ広場から今度はフラン・ブルジョワ通りを西側に進んでみましょう!オシャレな人々が行き交う Rue de Turenne(テュレンヌ通り)を通りこし、さらに進むと道沿いに美術館を発見です。カルナヴァレ美術館です。マレ地区にはこじんまりとしつつも見ごたえのある美術館が点在しています。ピカソ美術館もこちらのエリアにありますよ。
また、味のある本屋さんにも出会いました。マレ地区には小さな中庭や広場がたくさんあります。そのどこかで休憩しつつ、見てきたばかりのアートをもう一度思い出してしてみたり、買ったばかりの本を開いてみるのもいいかもしれませんねえ。
フラン・ブルジョワ通りから右へ左へ好きなように進んでいくのがマレ地区のオススメお散歩方法です。マレ地区の名物ファーストフードがファラフェルのお店が多く立ち並ぶ Rue des Rosiers(ロジエ通り)には年季のはいったヴィンテージのお店やかわいらしいカフェ、またオシャレ女子に人気のショップなどが充実しています!また Rue Vieille du Temple (ヴィエイユ・デュ・タンプル通り)もいい感じです。
小道を探検したあとはフラン・ブルジョワ通りに戻り、西へ進んでいくと右手にフランス芸術歴史博物館が見えてきます。そちらがフラン・ブルジョワ通りの終点です。その先は Rue Rambuteau (ランビュトー通り)に入ります。こちらの通りには人気のブランジェリーや古くからあるオーガニックレストランなどがあり、食欲をそそられる通り!そして、目の前に個性的なたたずまいのポンピドゥーセンターが見えたらそこはもうパリ市庁舎のすぐ近く。マレ地区のほぼ終点です!
フラン・ブルジョワ通りの終点、フランス芸術歴史博物館。
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ランビュトー通りの古くからあるオーガニックレストラン。
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個性的なたたずまい、ポンピドゥーセンター!
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パリ市庁舎。
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こちらまで来るとマレ地区のほぼ終点です。 |
モードに敏感な人々が多く訪れ、古くからの伝統と芸術の香り漂うマレ地区。自分らしいオシャレを楽しむ主義のフランスの人々、そんな彼達、彼女達のセンスを是非その目で確かめてくださいね。以上パリナビでした。
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2010-12-07