ナビのお気に入り!パリのパッサージュBEST5

訪れる人を虜にする楽しい魅力がいっぱいのパリのアーケード街、パッサージュ。中でも選りすぐりの個性的なパッサージュをご紹介します!

こんにちは、パリナビです。さて、パリ観光の際にぜひ訪れてほしいのが、パッサージュ、いわゆるアーケード街です。
18世紀、19世紀頃に建てられたものが多く、その後の百貨店の進出などにより、昔に比べれば随分と数は減ったものの、それでも現在は10数箇所残っているといわれています。それぞれに個性的で、パリらしい風情を感じさせてくれるところばかり。
その中でも今回は、超人気パッサージュから変り種パッサージュまで、ナビの独断と偏見で(!)おススメの通りをご紹介していきたいと思います。
それでは、まずは第5位のエスニックなパッサージュからのぞいてみましょう。

第5位 パッサージュ・ブラディ

10区といえば、インド・パキスタン人街があることでも知られていますが、メトロ4号線のChâteau d’Eau近くに位置する、パッサージュ・ブラディ(Passage Brady)は、まさにリトルインディア。1828年に商人のブラディ氏が建てたもの。昔はひとつの通りだったのが、ストラスブール通りの建設により、二つに分断されました。通りをはさんで東側は屋根がなく、西側には屋根がついています。
中に入ると、パリにいることを忘れてしまうくらい、インドの香りに満ちています。手頃なお値段で食べられるインド・パキスタン料理のお店が軒を並べ、他にもインド雑貨や食材のお店が。通り自体は長くはありませんが、パリにいながらエスニックなムードをたっぷり味わうことができます。
壁アートもインド

壁アートもインド

コスプレのお店!

コスプレのお店!

インド雑貨も豊富

インド雑貨も豊富

レストランもお手頃な価格

レストランもお手頃な価格

食材のお店

食材のお店

パリじゃないみたい?

パリじゃないみたい?

第4位 クール・デュ・コメルス・サンタンドレ

パリの通りの中でも最も古いもののひとつに挙げられるクール・デュ・コメルス・サンタンドレ(Cour du Commerce-Saint-André)。その歴史は1776年にさかのぼります。6区のオデオンのすぐ近く、沢山の人々で賑わう界隈にある、ひっそりとした佇まいのパッサージュです。でこぼこした古い石畳が、とてもいい雰囲気を醸し出しています。入っているお店も、外装からして、まるでタイムトリップしたかのような素敵な老舗のカフェやレストラン。ほかにもショコラティエやこだわりのアクセサリーのお店、可愛いサロン・ド・テもあり、街の喧騒が嘘のような静かな時間が流れます。サン・ジェルマン・デ・プレを散策の際には、この辺りでゆっくりと休憩したいものです。
老舗カフェやレストランが並ぶ 老舗カフェやレストランが並ぶ

老舗カフェやレストランが並ぶ

タイムスリップしたような空間 タイムスリップしたような空間 タイムスリップしたような空間

タイムスリップしたような空間

第3位 パッサージュ・ジュフロワ

19世紀半ばに建てられたパッサージュ・ジュフロワ(Passage Jouffroy)は、ガラスの屋根からたっぷりの光が入る、明るい雰囲気のパッサージュ。入り口横にはグレヴァン蝋人形館(Musée Grévin) があるので、ひときわ目を引きます。中に入っているお店もバラエティ豊かです。パリ土産には喜ばれること間違い無しのクッキーとキャラメルのお店、ラ・キュール・グルマンド(La Cure Gourmande)もここに入っています。そしてショーウィンドウに並んだマカロンやガトーがつい目をひくサロン・ド・テのル・ヴァランタン(Le Valentin)も。更に、雑貨好きな人にはたまらないのが、ミニチュア雑貨のお店、パン・デピス(Pain Dépice )。時間を忘れていつまでも眺めていたい楽しい小物たちでいっぱいです。その他にもステッキ専門店に古本屋など、色んなお店が集まる楽しいパッサージュです。
パッサージュ・デ・パノラマと、パッサージュ・ヴェルドーの間にあるので、時間があればぜひ他のパッサージュものぞいてみて下さい。
ラ・キュール・グルモンド

ラ・キュール・グルモンド

ル・ヴァランタン

ル・ヴァランタン

もちろん古書店も

もちろん古書店も

ショーウィンドウも楽しいパン・デピス ショーウィンドウも楽しいパン・デピス ショーウィンドウも楽しいパン・デピス

ショーウィンドウも楽しいパン・デピス

第2位 パッサージュ・デュ・グラン・セール

すっきりとシックな印象のパッサージュ・デュ・グラン・セール(Passage du Grand Cerf)。レ・アールや、観光客にも人気の界隈、エティエンヌ・マルセルやモントルグイユ通りからもすぐという便利な立地。19世紀初頭に建設され、1988年には当時の面影を大事にしつつ改装が行われました。他のパッサージュより少し現代的な雰囲気があるのはそのためかも知れません。この中に入っている店舗も、他のパッサージュとは少し違います。ここでは、アーティストや職人、デザイナーなどのクリエーター達が自分のお店を構えて作品を置いていることで有名。それぞれのお店がとてもユニークで個性的、つい一軒一軒立ち止まってしまいます。
ちなみにこのパッサージュは、映画「地下鉄のザジ」のロケに使われたことでも知られています。
看板も個性的。クリエーター達のパッサージュ 看板も個性的。クリエーター達のパッサージュ 看板も個性的。クリエーター達のパッサージュ

看板も個性的。クリエーター達のパッサージュ

ユニークなお土産にもぴったり ユニークなお土産にもぴったり ユニークなお土産にもぴったり

ユニークなお土産にもぴったり

第1位 ギャラリー・ヴィヴィエンヌ

パリのパッサージュといえば、やはりここが一番に挙がるのではないでしょうか。「パリで最も美しいパッサージュ」といわれるギャラリー・ヴィヴィエンヌ(Galerie Vivienne)。19世紀から存在するこのパッサージュは、日本人にはおなじみのオペラ界隈にあることもあって、アクセスも便利です。
タイル張りの床から壁の彫刻、天井に至るまで、どこを取っても見ごたえのある建築、ぜひ細部までじっくりと見て歩きたいですね。
ここにはガイドブックでもよく見かけるサロン・ド・テのア・プリオリ・テ(A Priori Thé)があります。
平日の午後なら席も空いてますので、ぜひお茶の時間を楽しんで下さい。テラス席が何と言ってもおススメです。気取らない雰囲気でゆっくり過ごせます。
他にも魅力的なお店が沢山。パリのパッサージュツアーはここで締めくくりましょう。
一度は訪れたいパッサージュ 一度は訪れたいパッサージュ 一度は訪れたいパッサージュ

一度は訪れたいパッサージュ

ア・プリオリ・テ

ア・プリオリ・テ

カード選びに時間を忘れそう

カード選びに時間を忘れそう

いかがでしたか?観光客だけでなく、パリジャンも大好きなパリのパッサージュ。何度訪れても、その度に発見があるのが、またその魅力ではないでしょうか。しかも屋根つきなので雨の日でも快適に観光やショッピングが出来るというのが嬉しいところですね。
お土産もさることながら、自分へのプレゼントを見つけるのも楽しいかも知れません。
時代を感じさせつつも、けっして廃れることのないパリのパッサージュを、皆さんもぜひ散策してみて下さい。お気に入りのパッサージュが見つかるといいですね。
以上、パリナビでした。

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2012-11-21

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