映画のロケ地に行ってみよう!

映画に出てくるあの場面はどこ?パリのロケ地をご案内します!

こんにちは、パリナビです。さて、皆さんは映画がお好きですか?フランス映画に限らず、パリは映画の舞台になることがとても多い街です。やはりスクリーンの中ではパリはとても絵になりますね。そこで気になるのが撮影スポット。「あの映画のあのシーンはどこだろう?」と思ったことはありませんか?映画で見た風景を目の当たりにするのは感慨深いものです。お気に入りの映画ならまた格別。ここでは、色んな映画に登場するパリを作品ごとにご紹介したいと思います。ではさっそくパリロケ地ツアーに行ってみましょう。
ロケ地ツアーへ出発

ロケ地ツアーへ出発

ビフォア・サンセット

<あらすじ>
9年ぶりに再会したジェシーとセリーヌ。ジェシーが帰る日没までのわずかな時間、二人はパリの街を歩きながらお互いのこと、二人が出会った9年前のことについて語り合う。

この映画にはそのままパリ散策に真似したいスポットが次々に出てきます。まずは二人が9年ぶりに再会する5区にある本屋、シェークスピア・アンド・カンパニー。アメリカ文学の書店として人気の本屋さんはファンが多く訪れる人が絶えません。書店を出て二人が歩く通りもパリの雰囲気が抜群です。
そしてバスティーユの裏手から高架の散歩道になっているプロムナード・プランテを歩き、さらにセーヌ河へ降りてクルージング。この辺りはもう観光の定番といってもいいですね。

最後はセリーヌの住む11区へ向かいます。映画に登場するカフェ、Le Pure Caféは、地元の人達の憩いの場、のんびりと静かな空間です。
セリーヌの住むアパートもこの界隈。バスティーユ広場からナシオン広場へつながるサン・タントワーヌ通りには、クール(cour)がいくつもあります。これは中庭という意味で、その通り中に入ると庭のようなスペースがあり、建物が周りを囲んでいます。オフィスやお店が入っていることもあり、小路のように通り抜けが出来るところもあります。目立たないので注意していないと通り過ぎてしまいそう。セリーヌのアパートのように集合住宅になっている場所の場合、普段は表の扉が閉まっているようです。
セリーヌのお気に入り、 Le Pure Café セリーヌのお気に入り、 Le Pure Café

セリーヌのお気に入り、 Le Pure Café

5区、ガランド通り

5区、ガランド通り

セーヌ河クルーズ

セーヌ河クルーズ

11区、Cour de l'Étoile d'Or

11区、Cour de l'Étoile d'Or

猫が行方不明

Pause Café

Pause Café

<あらすじ>
バカンスの間飼い猫を預かってもらったクロエ。しかし帰って来てみると猫が行方不明に。猫探しの中でクロエは個性的な地元の人達と知り合っていく。

こちらも11区が舞台。観光地ではない、普段のパリに触れてみたい人には、バスティーユから少し東へ入ったこの地区はおすすめです。この辺りは気取らない下町の雰囲気に溢れています。ロケット通りやラップ通りはナイトスポットも充実しているところです。
この映画で一躍有名になったPause Caféをはじめ、カフェもたくさんあり、とても活気に満ちたエリア。映画に出てくるケレル通りなどの小さな通りも、ユニークなお店など楽しい発見がありますよ。
ほんの狭いエリアなので、バスティーユから少し足を伸ばして散策してみて下さい。
Passage l'Homme

Passage l'Homme

PARIS

<あらすじ>
病気の青年とその家族、学生に恋をした大学教授、マルシェで働く人達・・・パリに住む様々な人々の人間模様が描写されている。
ベルヴィル公園

ベルヴィル公園

ペール・ラシェーズ墓地

ペール・ラシェーズ墓地

色々な人間の群像劇で、パリの色んな場所が舞台になります。主人公が住むのは20区のベルヴィル辺り。この辺りはまさに下町の雰囲気、マルシェもとても活気があります。ベルヴィル通りの坂を上っていくと、ベルヴィル公園があります。ジュリエット・ビノシュ扮するエリーズが子供たちと見渡すパリの景色はここから。エッフェル塔やモンパルナス塔が一望できる穴場スポットです。。
ファブリス・ルキーニ演じる大学教授がテレビ番組のロケを行う場所には、地下の墓地、カタコンブ。父親のお葬式には、ペール・ラシェーズ墓地が使われています。
ちなみにパリの外になりますが、マルシェで働く人達が仕入れにやってくるのはランジス市場です。

ミッドナイト・イン・パリ

サンテティエンヌ・デュ・モン教会

サンテティエンヌ・デュ・モン教会

あらすじ>
脚本家のギルは恋人と憧れのパリを訪れるが、周りの人間とそりが合わない。一人で夜のパリを迷い歩くうちに、一台のプジョーが現れ、彼を1920年代のパリへ連れて行く。

映画の冒頭でほとんどの観光地を網羅してすっかり観光気分にしてくれます。カーラ・ブルーニがガイド役で出演しているのはロダン美術館。ほかにオランジュリー美術館なども登場しますが、印象深いのは、主人公が真夜中に一台の車と遭遇する場所。パンテオンの裏にある、サンテティエンヌ・デュ・モン教会です。パンテオンの裏は意外と静かで、真夜中にタイムスリップしても不思議じゃない雰囲気が。そして、もうひとつ、ラストシーンに登場するのは、パリで最も華やかな橋、アレクサンドル三世橋。雨の中、傘をささずにこの橋を歩いてみれば、不思議な出会いがあるかも知れません?!
ロダン美術館

ロダン美術館

車が現れる場所

車が現れる場所

アレクサンドル三世橋

アレクサンドル三世橋

その他にもこんなスポットが

ポンヌフ

ポンヌフ

セーヌ河にかかる橋を舞台にした映画では、「ポンヌフの恋人」のポンヌフ橋が何と言っても有名ですね(映画はセットですが)。他にも映画に登場する橋といえば、「死刑台のエレベーター」や「ラストタンゴ・イン・パリ」などに登場するビルアケム橋もよく映画に使われています。
最近ではフランスで大ヒットした「最強のふたり」から。改造した車椅子で主人公の二人が疾走する印象的なシーン。この橋は、右岸のチュイルリー庭園から、左岸のオルセー美術館へとまたがる、レオポール・セダール・サンゴール橋(別名ソルフェリーノ橋)です。
黒人青年がセネガル系移民の家系という設定を考えると、初代セネガル大統領の名前を持つ橋を使うところが憎い演出です。この橋は路上と河岸の両方にアクセスできる二層式のユニークな橋でもあります。
レオポール・セダール・サンゴール橋

レオポール・セダール・サンゴール橋

今回は映画別にまとめてご紹介しましたが、ビルアケム橋のようにひとつのスポットでも色んな映画に登場していることもあります。
書店のシェークスピア・アンド・カンパニーは「ミッドナイト・イン・パリ」にも少し出てきます。
気になる作品があったらパリ旅行の前に映画を観て予習していくのもいいかも知れません。みなさんも是非映画と一緒にパリを旅してみてくださいね。
以上パリナビでした。

関連タグ:映画ロケ地

上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。

記事登録日:2013-03-27

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