9＆10月のパリ 【2018年】

新学期　Rentrée Scolaire（9月3日）
フランスの新年度が始まります。学校は9月3日から新学期。バカンスで人が少なかったパリにもこのころから普段の生活が戻って来ます。

野外オペラ　Opéra en Plein Air（9月5日～8日）
アンヴァリッドの中庭で開催される野外オペラ。今年の演目は「カルメン」です。

サン・クルーの花火大会　Grand Feu d’artifice à Saint-Cloud（9月8日）
パリ南西部のサン・クルーで行われる大規模な花火大会。ヨーロッパでも最大級の花火大会はのべ23000人の人たちが集います。

ラ・パリジェンヌ　La Parisienne（9月7日～9日）
タイトル通り、女性のために開催されるスポーツのイベントです。シャン・ド・マルス公園にはフィットネスやヨガのアトリエや、ビオ食品などのスタンドが並びます。そして9日には6.7ｋｍのミニマラソンがあり、沿道には家族や同僚など沢山の人が応援に駆けつけます。

貴重な機会です

ニュイ・ブランシュ

威厳のあるレース

モンマルトルのぶどう収穫祭　Fête des Vendanges de Montmartre（10月10日～14日）
フランス各地のワインの他に、地方の名産品グルメがずらりと並ぶモンマルトルのお祭りです。モンマルトルの丘でとれるパリ産ワインは希少価値のある一本です。民族衣装で繰り広げられるパレードもお見逃しなく。

トゥッサンのバカンス　Vacances de la Toussaint（10月20日～11月5日）
10月20日から学校機関は2週間の秋休み。ちなみにトゥッサンとは諸聖人の意味で、11月1日がその祝日です。この日は沢山の人たちがお墓参りに行きます。

冬時間　l’Heure d’Hiver（10月27日深夜～28日明朝）
10月28日午前3時に、時計の針を1時間遅らせて午前2時にします。これで朝は1時間寝坊ができそう？日本との時差は2019年3月31日まで8時間となります。

天気と服装

9月のパリの平均気温　最低12℃　最高21℃
10月のパリの平均気温　最低8℃　最高16℃

大きく気温やお天気が変わるのがこの季節の特徴です。9月は夏の延長でまだ暑さの続くことがあります。インディアン・サマーと呼ばれるお天気は夏ほど暑すぎることもなく外出には気持ちのいい日和です。10月に入ると季節はどんどん秋へと進んでいきます。10月下旬ではもうかなり寒くなってくるので、旅行するタイミングによって上着を調節しましょう。スカーフなど首に巻くもの、そして折り畳み傘はこの時期のマストアイテムです。

おすすめお出かけスポット

モンマルトル
パリの秋は絵になりますが、その中でもモンマルトル界隈は下町の風情があり、秋のパリ散策にお勧めのエリアです。10月にはぶどう収穫祭という一大イベントもあり、モンマルトルの人たちの地元愛が強く感じられますよ。治安のよくないところもありますが、メトロ12号線沿いの駅は比較的安全です。モンマルトルの中心にあるアベスやラマルク駅は観光客も多く、安心して散策できます。反対に4号線と2号線沿いの駅を利用する場合は荷物などに気を付けて下さい。

ワインとともにモンマルトルの秋を楽しもう！

墓地散策
パリの紅葉を楽しみたい人におすすめなのが墓地散策です。パリの墓地は散歩コースとして、また観光地としても楽しめるスポットなんですよ。パリの三大墓地、モンパルナス、モンマルトル、そしてペール・ラシェーズは、それぞれに違った魅力があります。たくさんの著名人も眠っていますので、墓地の地図を片手に目的のお墓を探すのもいいかも知れません。

ペール・ラシェーズのエディット・ピアフの墓

モンマルトル墓地

この季節のパリの楽しみ方

季節の食材を発見

9月10月はスポーツ、文化、グルメなど、さまざまなイベントも多いので、旅行と日程が合えばぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。この季節はまだ寒さも緩やかですので、観光にも街歩きにもちょうどいいですよ。
ぜひ秋のパリを楽しんでくださいね。
以上、パリナビでした。