寒さ厳しい冬のパリを温かく過ごしましょう!
こんにちは、パリナビです。冬真っただ中の1月と2月は、観光地パリも少しだけ旅行客が少なくなる時期です。寒さが厳しくなるのとお天気のすぐれない日が続いてしまう冬は仕方のないことですが、逆に考えると穴場シーズンとも言えるのではないでしょうか。また、この季節ならではのイベントも色々あります。そんな冬のパリの楽しみ方、どんなものがあるでしょうか?
パリの冬を楽しみましょう
1&2月の主なイベントカレンダー
ガレット・デ・ロワ
元旦 Le Nouvel An(1月1日)いよいよ2020年の開幕です!
公現祭 L’Epiphanie(1月6日)カトリックのお話で、東方の三博士がキリストのものへやって来たと言われている日です。この日はガレット・デ・ロワというお菓子を食べるのが風習です。アーモンドペーストを入れて焼いたパイの中にはフェーヴという小さなオブジェが隠してあります。フェーヴを当てた人はその年の王様ですよ。
新学期 Reprise des cours(1月6日)クリスマス休暇も終わり、本格的な仕事&学校の開始です。
冬のソルド Les Soldes d’hiver(1月8日~2月4日)1月の第二水曜日から始まるウインターバーゲン。お店は朝の8時から開店してお客さんを待っています。ねらい目は1週目から3週目ぐらいのいい品が出始める頃や再値下げ、再々値下げの時期です。平日でも12時から14時あたりは昼休みの人たちでレジが混みますので、行くとすれば午前中か午後がおすすめです。
春節 Le Nouvel An Chinois(1月25日)
パリでも春節のイベントは大人気。この日の前後の週末には、パリの中華街で大規模なパレードが行われます。龍が飛び交う様子や、愛嬌のあるカラフルな獅子たちも登場。色とりどりのコスチュームで練り歩く様子はとってもエキゾチックです。
ホタテ祭り Fête de la Coquille Saint-Jacques à Montmartre(1月26日~27日)
寒いけどお出かけしたい!そんなときにはこのモンマルトルの美味しいもの祭りに行ってみてはいかがでしょうか。ホタテだけでなく、牡蠣などのシーフードが軽食感覚で味わえますよ。あたたかい魚のスープも絶品です。冬のアウトドアもいいものですね。
シンプルな砂糖&バター
聖燭祭 Chandeleur (2月2日)カトリックのお祭りです。この日はクレープを食べるという習慣があります。フランスに来ればやはり一度は食べておきたいもの。日本風の豪華なクレープもいいですが、砂糖とバター、ジャムや塩キャラメルソースなど、フランスっぽいシンプルなフィリングを味わってみてはいかがでしょう?
ヴァレンタインデー Saint-Valentin(2月14日)夫婦や恋人たちの間でプレゼントを贈り合ったり、外食を楽しんだりと、ヴァレンタインデーは国際的にロマンチックな日ですね。ヴァレンタイン仕様のギフトもお店に並びますので、お土産にも喜ばれそうです。
冬休み Vacances d’hiver(2月22日~3月9日)フランスの地域によって休みの日が異なる冬のバカンス。パリを含む地域は2月下旬からのスタートとなります。この期間は家族みんなでアルプス方面へスキーに行く、なんて人たちがたくさんいますよ。
天気と服装
1月の平均気温 最低3℃ 最高8℃
2月の平均気温 最低3℃ 最高9℃
冬のパリは冷え込みが厳しく、外を歩いているとつま先から冷えてきます。なので冬の観光にはあたたかいブーツがお勧め。また、一か月の降水量も10日間弱はあります。折り畳み傘や、濡れても大丈夫な靴が賢明です。1月はたまに雪が降ることがあります。パリでは雪が残ることはあまりないですが、代わりに凍結のおそれがありますのでご注意ください。
おすすめお出かけスポット
パッサージュ・デュ・グラン・セール
天気の悪い日も関係なし
パッサージュ気温が低く、雨の降りやすい冬のパリ。でもせっかくだからパリらしい場所を歩きたい。という人にはパッサージュ巡りがお勧めです。パッサージュが多く点在しているのは2区。観光客に人気のギャラリー・ヴィヴィアンヌやパッサージュ・デ・パノラマ、パッサージュ・ジュフロワは定番コース。他にもグルメなランチスポットが並ぶパッサージュ・ショワズールや、クリエイター系のお店が多いパッサージュ・デ・グラン・セール、インドの雰囲気いっぱいのパッサージュ・ブラディなど、どのパッサージュもとても個性的ですよ。カフェやサロン・ド・テも入っているので、休憩にも便利。
美術館
美術館三昧!
インドアで温かく過ごせる観光と言えば、やっぱり美術館や博物館ですね。ミュージアムパスを使えばチケットを書う手間が省けて便利です。ただ、現在はどの美術館も入り口で手荷物検査をしています。このため、入館までに少し並ぶ必要があるかも知れません。観光中だとつい急ぎ足で見て回ってしまうところですが、あえて美術館めぐりにテーマを絞ってゆっくり美術三昧という観光も素敵ですよね。
この季節のパリの楽しみ方
季節の美味しいものを食べよう
ウインターフード
パリには一年中美味しいものがありますが、冬はこの季節にしか本当の美味しさが味わえない食材が色々あります。中でもやはりシーフードは格別ですね。レストランやブラッスリーではカキのプレートなど新鮮なシーフードが出回ります。また、マルシェのスタンドでも手軽に食べることができます。
一年中出回っているムール貝も寒い季節に食べるとおいしさ倍増です。あったかい鍋料理は体も心もホッとしますね。
お鍋にたっぷりのムール貝
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ベトナムなどアジア系のスープ料理も人気
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観光客の姿が少なくなる閑散期は、美術館やモニュメントなどへの入場が比較的楽ですので、時間のロスも少なく観光できるのではないでしょうか。あたたかい季節のパリもいいですが、ピリリと冷えた空気の街もまたパリらしい雰囲気があっていいものです。
どうぞあたたかくしてお出かけくださいね。
以上、パリナビでした。
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2019-12-29