華やかなクリスマスのパリに出かけましょう!
こんにちは、パリナビです。季節も秋から冬に移って行きます。この時期のパリは寒さも厳しくなってきますが、同時にとても情緒のある季節でもあります。クリスマスのイルミネーションや舗道の落ち葉など、街のあちこちには絵になる風景がいっぱい。そんなパリの11&12月はどんなふうに過ごせばいいでしょうか。
クスリマスの季節!
11&12月の主なイベントカレンダー
情緒あるパリの墓地
諸聖人の日 La Toussaint(11月1日)トゥッサンと呼ばれる諸聖人の日。この日は先祖のお墓参りに行くのが習慣になっているので、パリの墓地も菊の花でいつもより鮮やかに彩られます。落ち葉が美しいこの時期に墓地散策をするのもいいかも。
マルジョレーヌ・サロン・ビオ Salon Marjoleine Bio(11月3日~11日)ヴァンセンヌのパーク・フローラルで開催される大々的なビオのサロンです。フランスの人はビオが大好き。食品に限らずオーガニック製品が日本よりも買いやすい値段でどこにでも売られているのがいいですね。
サロン・ド・ラ・フォト Salon de la Photo(11月8日~12日)アマチュア、プロに限らず沢山の人が訪れる写真愛好家のためのサロン。ヴェルサイユ門の国際展示場で開催されます。期間中はエクスポやスティック、書籍の販売などもあります。
ボジョレー・ヌーヴォー解禁 Beaujolais Nouveau(11月15日)その年のワインの出来栄えを見極めるのが始まりだったボジョレーヌーヴォー。フルーティで酸味のある軽い味わいが特徴の若いワインですが、最近では様々な工夫がされてよりバリエーションに富んだヌーヴォーが販売されています。
シャンゼリゼのイルミネーション
クリスマスイルミネーション Vitrines et Illuminations de Noel (11月中旬~)冬の到来とともにパリの街にはいよいよクリスマスのイルミネーションが灯されます。ギャラリー・ラファイエットやプランタン、ボン・マルシェ、BHVなどの大型デパートには恒例のクリスマスウインドウが登場。毎年趣向を凝らした内容で道行く人の視線を集めます。
クリスマス市 Marché de Noël(11月下旬~)真っ白なシャレーと呼ばれる小屋がずらりと並んだ可愛らしい光景が目を引くクリスマス市。2017年に引き続き、2018年もシャンゼリゼ通りでのクリスマス市は開催されませんが、その代わり小規模ながらパリの街にもいくつかのクリスマス市が登場します。サン・ジェルマン・デ・プレや東駅のアルザスマーケット、モンマルトルのアベス広場やサン・ラザール駅などがクリスマス気分を盛り上げてくれることでしょう。
聖二コラの日 La Saint Nicolas(12月6日)お隣のベルギーやドイツでは、この日が子供たちのためのお祭り。シナモン味のスペキュローズやショコラ・ショーで温まり、みかんでビタミン補給、これから厳しくなる冬に備えるという意味もある伝統的なお祭りです。
クリスマス Noël(12月25日)カトリックの国フランスではこの日は美術館やお店も休業。クリスマスのバカンスが始まると、みなこの日に合わせて里帰りします。クリスマスは家族と大々的なお祝いをして過ごし、年越しは友達とパーティをしたり街に繰り出すというのがフランスの人たちの一般的な年末の過ごし方です。
大晦日 Le Réveillon du Nouvel An(12月31日)2018年も終わり。昨年は凱旋門でのライトアップショーや花火がありましたが、今年はいったいどんな趣向があるでしょうか?
天気と服装
寒さ対策は万全に
11月の過去の平均気温 最低4℃ 最高9℃
12月の過去の平均気温 最低3℃ 最高7℃
2018年は夏が長く、10月になっても夏日が続くことがありました。11月に入ると気温はぐんと下がるのが通常です。ダウンコートにブーツ、首元はしっかりマフラーで守るというのが一般的なスタイルです。建物の中は反対に暖房が効きすぎることもあるので、インナーはあまり着こまない方がいいかもしれません。石畳の道は底冷えがするため夜のお出かけなどは特に暖かくしておきましょう。
おすすめお出かけスポット
ノートルダム大聖堂のクレッシュ
教会
クリスマスはカトリック最大の祭日。というわけでパリに沢山ある教会もクリスマス仕様に様変わりします。一番の見どころはクレッシュ。12月の前半にはほとんどの教会でキリスト誕生の光景が模型になって展示されます。中でもやはりノートルダム大聖堂のクレッシュは規模も大きく、ディテールも細かいので見応えがありますよ。赤ちゃんのキリストの人形が加えられるのは当然のことながら25日以降なので、完成形を見たい人はクリスマスの後にどうぞ。
この季節のパリの楽しみ方
ギャラリー・ラファイエット
ウインドウショッピング
冬至のある12月は日の入りも早くなります。そんな時は華やかなクリスマスイルミネーションがパリの街を明るくしてくれます。特に観光客のメッカ、オペラ座界隈のデパートは、その年ごとにテーマも変わり、凝った演出でクリスマスの気分を盛り上げてくれます。他にも各ブランドのブティックやショコラティエ、おもちゃ屋さんなどなど、パリ中のお店が頑張る季節です。いつもとは違うウインドウを覗きながら夜のパリを散策するのもいいですね。
ウインタースポーツ
パリでウインタースポーツを楽しむのはいかがでしょうか。市内には公共のスケートリンクがあるほか、この季節になると特設のスケートリンクがオープンするところもあります。全てレンタルできるので手ぶらで行っても大丈夫。
年末年始のバカンスはフランス中がいっぺんに同じ時期に休暇に入るため、駅や空港が非常に混み合います。スリなどの犯罪にも注意が必要です。とはいえ、街角にモミの木が並ぶ楽しい光景もこの季節ならではのもの。日本とは違う本場のクリスマスを味わってみてください。
以上、パリナビでした。
上記の記事は取材時点の情報を元に作成しています。スポット(お店)の都合や現地事情により、現在とは記事の内容が異なる可能性がありますので、ご了承ください。
記事登録日:2018-10-31